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国分寺駅から近くにあるのが、自然の地形を生かした回遊式庭園「殿ヶ谷戸庭園」。
大正2年に満鉄副総裁江口定條の別荘として整備、昭和4年には三菱財閥の岩崎家の別邸となった場所です。
国分寺駅南口より徒歩2分のところにある「都立殿ヶ谷戸庭園」。
日本庭園は国の名勝に指定されています。
都立殿ヶ谷戸庭園は、国分寺崖線の南側斜面を利用し、湧水と植生を巧みに生かした回遊式林泉庭園です。
公園の名称は、昔、この地が国分寺村殿ヶ谷戸という地名であったことに由来しています。
武蔵野台地の自然の地形を巧みに利用したなだらかな緑の庭で、秋になると鮮やかな色に満ち溢れます。
崖の上の明るい芝生地と崖下の湧水池、樹林で雰囲気が一変する造園手法がみどころのひとつ。
池を中心に造られた美しい庭園には、季節の植物と花、竹の小径、茶室があります。
もともとは大正2年(1913年)に作られた別荘で、昭和4年に三菱財閥の岩崎家の所有となり、和洋折衷の回廊式庭園となったものです。
昭和47年、国分寺駅周辺の開発計画が持ち上がった際には、庭園を守りたいという住民運動が起こり、昭和49年に東京都が買収。
都立公園として有料開放されています。
平成23年9月には、国指定名勝に選ばれています。
とくに有名なのが紅葉の時期です。
11月下旬から12月始めの紅葉の頃、紅葉亭から見下ろす紅葉と池の眺めは絶景。
庭園内では、年間を通じ様々な行事が催されており、特に「紅葉を楽しむ会」(11月下旬頃)をはじめとする、秋冬の行事が人気です。
園内の「次郎弁天の池」は東京都名湧水57選にも選ばれています。
この湧水源は、国分寺崖線(通称ハケ)が生み出す大地の生命の水で、縄文人も喉の渇きを癒していたとも言われています。
湧水量は平均して1分間に約37リットル。
野川に注いています。
残念なことに池の名前の由来、弁天様の奉られていた場所等は未だに不明だそうです。
「次郎弁天の池」には春から初夏にかけ愛らしいカルガモが現れます。
国分寺市南町2-16
JR中央線、西武線「国分寺」下車 徒歩2分
開園時間:午前9時~午後5時 (入園は午後4時30分まで)
休園日:年末・年始 (12月29日~翌年1月1日まで)
料金
一般及び中学生 150円
65歳以上 70円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)