【東京都調布市】深大寺・神代植物公園~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

調布のオススメは「深大寺」。

都立神代植物公園とあわせて都人好個の散策地、憩の場所として有名です。

そして何といっても深大寺そば。

すぐ近くの「神代植物公園」はバラ、ツツジ、うめ、サクラなどがきれいです(^^)

奈良時代に法相宗の寺院として開かれましたが、その後天台宗に改宗したのが深大寺です。

本尊は本堂にある阿弥陀三尊像。

釈迦堂には国宝の釈迦如来像が安置されています。

敷地内には本堂、釈迦堂の他に4つのお堂があり、短距離短時間でお寺巡りをしたい方には必見です。

また境内に点在する句碑・歌碑めぐりもおすすめです。

 

深大寺

 

深大寺は、東京都調布市深大寺元町五丁目にある仏教寺院。

天台宗別格本山で、山号は浮岳山。

日本三大だるま市の1つ「深大寺だるま市」で知られている。

隣接する東京都立神代植物公園は旧寺領であった。

「深大寺」の名称は、仏法を求めて天竺(インド)へ旅した中国僧の玄奘三蔵を守護したとされる水神「深沙大王」(じんじゃだいおう)に由来していると伝えられている。

奈良時代の733年(天平5年)、満功上人が法相宗の寺院として開創したと伝える。

平安時代の859年、天台宗へ改宗する。

江戸時代の1646年と1865年に火災に遭い、堂宇の大半を失っている。

現在の本堂は大正時代の再建である。

本尊は本堂に安置されている阿弥陀三尊像。

東京都では浅草の浅草寺に次ぐ古刹である。

 

 

 

国宝

銅造釈迦如来倚像

1909年(明治42年)に元三大師堂の壇の下から発見されたもので、現在は釈迦堂に安置。

 

飛鳥時代後期(白鳳期)、7世紀の作。像高(坐高)60.6センチ、全高83.5センチ。

 

関東地方には数少ない古代の仏像であり、童顔の面相、眉から鼻に連なる線、平行して流れる衣文、適度に張りつめた肉付けなどは、時代の特色を表している。

 

下腿部の互い違いに表された衣文、両足間の三角状の衣文、裳裾部分の衣文の処理などはいずれも法隆寺の銅造観音菩薩立像(通称夢違観音)と共通する。

 

像内は頭部内面まで空洞である。

 

像は火災に遭っており、表面の鍍金はほとんど失われている。

 

倚像(いぞう)は、椅子に腰掛けたポーズの像を指す。

 

日本の仏像では倚像は比較的珍しいが、7 – 8世紀の金銅仏には作例を見る。

 

本像は2017年9月15日付けで国宝に指定された。

 

 

行事

厄除元三大師大祭(やくよけがんざんだいしたいさい)

毎年3月3日~4日に行われ、「深大寺だるま市」・「日本三大だるま市」として知られている。

寺最大の行事であり、300店程の店が軒を並べて10万人前後の人々が訪れる。

江戸中期、300年前から存在すると言われる。

願掛けの際に梵字で「ア」,願いが叶ったら「ウン」の字を入れる。

「お練り行列」・「元三大師御影供(がんざんだいしみえく)」がとり行われる。

 

 

深大寺鬼燈まつり(ほおずき祭り)

毎年7月中旬(20日前後)に行われる。

ほおずき市を中心に手作り市やパフォーマンスライブステージ、東北地方などの物産展、「調布よさこい」、「八観音めぐり」などが開催され、深大寺界隈全体で賑わう。

 

 

そば守観音供養祭

深大寺そばにちなみ、毎年10月中旬に行われる。

 

 

深大寺蕎麦

深大寺の門前を中心に20数店舗が営業。

由緒はいくつか存在するが、調布市観光協会によると、江戸時代、土地が米の生産に向かなかったため小作人が蕎麦を作って、蕎麦粉を深大寺に献上した。

それを寺側が蕎麦として打ち、来客をもてなしたのが始まりといわれる。

深大寺の総本山である上野寛永寺の門主第五世公弁法親王はこの蕎麦を非常に気に入っており、「献上蕎麦」でもあった。

また、徳川第三代将軍徳川家光は、鷹狩りの際に深大寺に立ち寄って蕎麦を食べ、褒めたとされている。

享保の改革時には、地味の悪い土地でも育つ蕎麦の栽培が深大寺周辺で奨励された。

江戸時代後期には太田蜀山人が巡視中に深大寺そばを食し、それを宣伝すると知名度が上がり、文人や墨客にも愛されるようになった。

『江戸名所図会』にも「深大寺蕎麦」が記載されるなどして更に名が広まり、生産も増えていった。

国分寺崖線沿いにあるため、水はけが良く蕎麦栽培に適しているだけでなく、蕎麦の打ちや締めに使われる良質な湧き水が豊富だったことも、そばの名所を支えた。

昭和初期にも井上靖、松本清張ら文化人が来訪した。

ゲゲゲの鬼太郎

鬼太郎茶屋

調布は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者 水木しげる氏のゆかりの地でもあり、境内の「鬼太郎茶屋」は大人にも子どもにも人気のお店となっています。

 

神代植物公園

 

神代深大寺の北側に広がるのが神代植物公園です。

植物公園は、東京都立としては唯一の植物公園。

園内には約4,500種類、10万株の植物が植えられ、梅や桜の名所としても知られる。

バラ園は274品種5,100株を擁し、春と秋にバラフェスタが開催されるほか、夜のライトアップやコンサートなどさまざまなイベントが催される。

特に庭園に植えられた春バラは圧巻です。庭園の目の前には大温室があり、熱帯地域に生息する植物や乾燥地帯のサボテンや多肉植物など展示されています。

また、ランやベゴニア、スイレンの美しい姿を鑑賞できます。

深大寺門側にはうめ園やつばき・さざんか園があります。

うめ園には210本のうめの木が植えられています。

このように神代植物公園ではどの季節に訪れても美しい花木を見ることができます。

入り口は正門と深大寺門の2ヵ所があります。

最初に庭園や大温室に向かう場合は「神代植物公園前駅」のバス停から歩きます。

園内から深大寺境内に抜けることができます。

 

神代植物公園の主な施設

つつじ園 – 当園のシンボルのひとつ。

ばら園 – 噴水のある庭園。春・秋あわせて10,000株以上。

大温室 – 熱帯・亜熱帯の植物のほか、熱帯スイレン室、ベゴニア室も。平成28年5月リニューアルオープン。

自然林 – 武蔵野の雑木林。

芝生広場 – パンパスグラスの巨大な株がシンボル。

植物会館 – 管理事務所はこの館内。に行われる。