【東京都昭島市】「拝島のフジ」と「拝島公園」(拝島大師、大日堂、拝島日吉神社)~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

 

 

 

 

 

 

 

拝島のフジ(4月下旬~5月上旬)

 

 

フジの季節、拝島公園は多くの人でにぎわいます。

拝島公園は昭島市国道16号から少し入った場所にあります。

拝島公園にある「拝島のフジ」は樹齢800年といわれており、1956年に都の天然記念物に指定されました。

 

都内でも有数の藤の巨木は、室町時代の末頃にこの地に建っていた明王院の境内に自生していたものだそうです。

別名「千歳フジ」とも呼ばれています。

見頃は4月下旬~5月上旬。見頃の時期に藤棚の中に入ると藤の香りも楽しめます。

東京都の天然記念物に指定されたときは根元の周囲が2.9メートルあったといわれています。

 

拝島公園内にある拝島日吉神社では、藤の季節限定の御朱印を頂くことができます。

 

 

 

 

 

 

拝島公園

 


「拝島のフジ」がある拝島公園は、近辺に3つのお寺(大日堂、拝島大師、円福寺)とひとつの神社(日吉神社)が点在しています。

拝島公園は新東京百景の一つに選ばれており、園内には東京都有形文化財の仏像を配した大日堂の仁王門も「拝島のフジ」と並んで有名です。

大日堂の仁王門には「大日堂仁王門金剛力士立像」があり、鎌倉時代の作としては穏和な立像で、都指定有形文化財となっています。

 

 

 

 

拝島大師とだるま市(正月2日3日)

 

拝島公園にある「拝島大師」も観光スポットの一つです。

拝島大師は天台宗の仏教寺院で、正式名称は本覚院。

大日八坊の一つで、比叡山延暦寺の中興の祖として知られる良源(元三大師、慈恵大師)を本尊として祀っています。

本尊の元三慈恵大師像は良源が自らの姿を刻んだものとされ、本来は比叡山横川の地に祀られていたと言われています。

 

寺伝によれば、元亀2年(1571年)織田信長の比叡山焼き討ちの際に、敬諶大僧都が大師像を持ち出し、敬諶は諸国放浪の末、1578年(天正6年)この地に大師像を安置し本覚院を創建したと伝えられています。

正月2日3日の縁日は「だるま市」として全国で最も早いだるま市としても有名です。

過去には蚕の病気除けにだるまが効くと言われて大流行し、今でも数十軒を数える規模は関東で1、2に位置する大きなだるま市です。

「だるま市」と合わせて毎年多くの参拝客が訪れます。