【東京都立川市】「立川うど」(東京うど)~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

【東京都立川市】「立川うど」(東京うど)~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

 

 

 

 

 

立川うど(東京うど)とは?

 

 

立川市は東京都内最大の「うど」生産地です。

もともとは山野に自生していたうどが尾張国で栽培されるようになったといわれ、その後江戸時代後期の文化年間(1804年から1818年まで)に江戸にも広まったと伝えられます。

第2次世界大戦中に穴蔵での栽培法が試みられ、終戦後に穴蔵軟化法による軟白栽培法が確立。

当初は上井草村(現在の杉並区西荻北及び善福寺付近)と吉祥寺村(現在の武蔵野市の一部)及び現在の練馬区西部が一大産地だったそうです。

 

その後 北多摩方面に主要産地を移して、東京特産の「東京うど」として「江戸東京野菜」に認定されています。

一般的なうどは山野に自生し、緑色をしています。

東京うどは、「うど室」の穴光の入らない室(むろ)と呼ばれる地下3mの穴ぐらで育て、白い色が特徴です。

最近では立川うどをモチーフにした、立川のゆるキャラ「ウドラ」も有名ですね。

 

 

 

 

 

うどは痛風や便秘に効く?!

 

 

うどはウコギ科(朝鮮人参やたらの芽と同じ仲間)の植物です。

数少ない日本原産(やまいも、セリ、にら、ふき、わらび、みずな、じゅんさい、みつば、つるな、ゆり、はまぼうふう)の野菜。

ビタミンB1、B2、アスパラギン酸、アミノ酸等を含む、低カロリーで繊維質が多く、昔から痛風に効くとされています。

利尿作用や血行促進、便秘改善等の薬としても用いられています。

穂先から茎、皮までほとんど捨てることがなく丸ごと1本食べられ、全体的に白く柔らかく育ち、アク抜きも簡単で食べやすい野菜です。

炒めたり、茹でたり、揚げたりして、和・洋・中の何にでも生かすことができます。

 

シャキッとした歯ざわりが楽しめます。

 

 

 

 

 

 

立川うど(東京うど)の歴史

 

 

うど栽培の発祥は京都付近と推定され、平安京の貴族たちに珍重されたといわれています。

その後愛知から三重方面に広がりました。「東京うど」は江戸時代(1600年代)以降から栽培が始まり、初ガツオなどのように初物を楽しむ江戸っ子の粋な楽しみの一つでした。

立川でうどの生産が始まったのは、養蚕が衰退した昭和20年代からで、本格的に生産が始まったのは昭和30年代に入ってからです。

収益性が高く、冬場の農閑期の貴重な収入源として栽培が盛んになりました。

 

武蔵野、小平、国分寺を経て立川に栽培技術が伝わりました。

武蔵野で行われていた室(むろ)での栽培は、立川の地質(崩れにくい関東ローム層や温度、湿度保持)が適していたため、立川が一番盛んになりました。

 

 

昭和40年代から栃木などの高原に根株の栽培を委託し、連作障害が出やすいうどの優良根株の確保と早出し生産に努めるようになりました。

平成18年度には立川市の特産品普及のための事業で、”立川こまち”という短めのうどをブランド化して販売を始めました。

また、イベント「うどフェス」などを行うなど立川ウドを広めるべく、ブランド強化に取り組んでいます。

 

 

 

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