ええねん。信じていれば ええねん。


昨今、出戻り社員が増えているのはご存知でしょうか。

一度退社した社員を再度受け入れる会社が増えています。

背景には人材不足があるようです。

メリットもありますが、当然デメリットもあります。

今回は「出戻り社員問題」についてお伝えします!



出戻りチョッパー!

突然ですが、この歌知っていますか?

何も言わんでも ええねん
何もせんでも ええねん
笑いとばせば ええねん

好きにするのが ええねん
感じるだけで ええねん
気持ちよければ ええねん
それでええねん それでええねん

後悔しても ええねん
また始めたら ええねん
失敗しても ええねん
もう一回やったら ええねん
前を向いたら ええねん
胸をはったら ええねん
それでええねん それでええねん

僕はお前が ええねん
好きでいれたら ええねん
同じ夢を見れたら ええねん
そんなステキなふたりが ええねん
心配せんで ええねん
僕を見てれば ええねん
それでええねん
それだけで

アイディアなんか ええねん
別になくても ええねん
ハッタリだけで ええねん
背伸びしたって ええねん
カッときたって ええねん
終わりよければ ええねん
それでええねん それでええねん

つっぱって突っぱしる
転んで転げまわる
時々ドキドキする
そんな自分が好きなら ええねん
そんな日々が好きなら ええねん

情けなくても ええねん
叫んでみれば ええねん
にがい涙も ええねん
ポロリこぼれて ええねん
ちょっと休めば ええねん
フッと笑えば ええねん
それでええねん それでええねん

何もなくても ええねん
信じていれば ええねん
意味がなくても ええねん
何かを感じていれば ええねん
他に何もいらんねん
他に何もいらんねん
それでええねん
それだけで
ええねん…

ご存知の方もいらっしゃるかと思います。

この歌は大阪のバンド「ウルフルズ」の「ええねん」という歌です。

ウルフルズは1995年のシングル『ガッツだぜ!!』、翌年の『バンザイ ?好きでよかった~』で大ブレイク。

全国区でも人気を博しました。

ウルフルズはトータス松本(ヴォーカル)、ウルフルケイスケ(ギター)、ジョンB(ベース)、サンコンJr.(ドラム)の4人組ロックバンド。

1988年に結成し、1992年、東芝EMIからシングル「やぶれかぶれ」でデビューしています。

でも、この冒頭でご紹介した「ええねん」は、少しエピソードのある歌なんですね。

1999年、ベーシストのジョン・B・チョッパーがいきなり脱退し、作家に転身、4人バンドグループが、3人編成となります。

好調だったウルフルズが大ピンチ。

ベースを外部協力者で補完し、バンド活動を続けていきます。

そして、4年後、2003年、ジョン・B・チョッパーは改めてメンバーとして復帰することとなりました。

そのジョン・B・チョッパー復帰時に発表した曲が、この「ええねん」。

ヴォーカルのトータス松本が作詞作曲。

熱いですね!

おそらく、ジョン・B・チョッパー脱退には様々な背景があったり、復帰にも様々な感情があったりしたと思います。

でも、それら全部ええねん!と吹き飛ばす、そんな素晴らしい歌詞ではないでしょうか。

出戻り社員増加

そういえば、昨今、企業でも出戻り社員が増加しているそうです。

背景には人材不足。

採用が困難となった企業が人材確保のための施策として増加しているそうです。

2015年にはサイバーエージェントの再雇用制度が話題になったほか、「ジョブ・リターン制度」などとしてニトリ、AOKI、雪印メグミルクなどが制度導入を公表。

ワークスアプリケーションズは10年以上前から「カムバック・パス制度」を導入していました。

中小企業やベンチャー企業でも、この出戻り社員が増加しているそうです。

当然出戻り社員を迎える企業にもメリットは存在します。

【出戻り社員を迎えるメリット】

①即戦力になる

②人となりがわかっているので安心

③人材としてのレベルが向上していることがある

一方、デメリットもあります。

不公平感などによる既存社員のモチベーション低下の可能性があることです。

また、退社理由、感情的な部分など、様々な問題を抱えているケースもあるのではないでしょうか。

社員の退社だけではありません。

取引先との取引中止などもあるかもしれません。

大きなミス、感情的に行き違いとなったケース。などなど….。

企業運営には、様々な「別れ」があると思います。

誰でも失敗します。

誰でも感情的になります。

誰でも判断ミスをします。

すべて正しいということがない、これが人間かもしれません。

ヤング率とは?

以前、あるベンチャー企業に投資を検討したことがあります。

素材分野です。

某東証一部鉄鋼企業の専務取締役まで定年まで勤め上げ、その方が定年後に立ち上げたベンチャー企業でした。

鉄鋼は、自動車産業、航空機産業、省エネ産業などにも膨大な鉄鋼需要が見込まれており、膨大な市場規模を誇っています。

その鉄鋼に代替できる可能性がある素材で、鉄鋼より重さが約1/2、コストが約1/4、強度が約2倍という非常に魅力的な素材でした。

そのベンチャー企業、新技術をデューデリする中で、ある言葉が出てきました。

それが「ヤング率」

え、ヤング?!

ヤング率も鉄鋼の約1/2と説明しているのです。

当時はそのヤング率というものがわからず、帰社して改めて調べてみました。

ヤング率とは、縦弾性係数(たてだんせいけいすう)とも呼ばれ、材料にある力が加わったときに、どれくらい変形するか、その「変形量」を計算する際に使用する数値のことです。

ヤング率の数字が大きいほど変形のしにくい、変形量が小さい材料となり、剛性が高い材料ということ。

つまり「弾力性」「柔軟性」のようなものだったのです。

ここで、おや?っと思ったのが、鉄鋼より強度が上なのに、鉄よりも柔らかい?

そのベンチャー企業の説明では、ヤング率が鉄鋼の約1/2。

なぜ?

通常、強度=硬いと考えるのが一般的です。

しかし、この強度とは、押す力や引っ張る力に対し、破壊しやすいのか、破壊しにくいのかという視点だったのです。

つまり、壊れないため(最大強度)には、ヤング率が重要だったのです。

さらにヤング率が低いことで、加工しやすく、様々な製品への組み込みにも適し、製品開発上にも大きな意味もありました。

ヤング率が低いこと≒柔軟性は「破損しにくい」ことにつながる、当時の自分には新しい発見でもありました。

柔軟性は、つまり、総合的に「強い」という学びがあったのです。

そういえば、地震大国日本も建築物に柔構造という、柔軟性を取り入れています。

柔軟であることは、結果的に、本当に意味で「強い」こととなるのかもしれません。

本当の強さとは?

本当に強い企業とは、どういった企業なのでしょうか。

一切妥協しない、強硬な企業でしょうか。

昨今の出戻り社員問題。

様々な問題があるかもしれません。

出戻り社員が良い結果を出すとは限りません。

他の社員と軋轢を生んでしまうかもしれません。

一度休止した取引先と取引再開しても、うまくいかない可能性もあります。

でも。

ええねん。

私個人的には、それでもいいのではないか、そう思っています。

なぜなら、その企業関わる全ての人が、きっとその企業を信じられるからです。

一度何かのすれ違いで退社した社員。

一時の感情で別れた社員。

本当に強い企業は、こんなことを乗り越える柔軟性を持っているのではないでしょうか。

仮に、出戻り社員制度が失敗に終わったって、企業が、経営者が、信じていたら、それだけでいいと思います。

その柔軟な姿勢、人を信じる姿勢、それは多くの社員、取引先にも伝わるはずです。

ええねん。

情けなくても ええねん。

信じていれば ええねん。

そんな企業が多くの信頼を勝ち取り、本当の意味で強い企業になっていくのではないでしょうか。



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