猫は寝るのが仕事? と思うくらい、よく寝ますよね!
猫という呼び名は、「寝子」からきているという説があるのも納得できますよね。
猫の睡眠時間は、平均すると一日12~16時間程度です。
一日の1/2~2/3を寝て過ごすとはうらやましい限りですが、仔猫はもっと長く、一日に18~20時間程度眠るといわれています。
10歳くらいの高齢になると、再び仔猫と同じくらいの睡眠時間になり、老猫になるにつれ、寝て過ごすことが多くなるようです。
それでは、なぜ仔猫は睡眠時間が長いのでしょうか。
それは、子猫にとって睡眠とは、身体や脳の疲れを取るだけではありません。
眠っている間に身体を成長させるホルモンが出ます。
つまり、寝ている時間に、しっかりと成長しているのですね。
そういえば、子猫は、母乳を飲む以外の時間はほとんど寝ています。
ご飯を食べている最中とか、遊んでいる最中に、突然、電池が切れた様に寝てしまう事もよくありますよね。
でもなぜ、猫は総じてこんなにも睡眠時間が長いのでしょうか?
通常、睡眠は「ノンレム睡眠」といわれる、カラダも脳も休んでいる状態と、「レム睡眠」といわれる、カラダは休んでいて脳が覚醒している状態を周期的に繰り返します。
これを「睡眠サイクル」と呼びます。
ただ、猫の睡眠はそのほとんどが「ウトウト」しているレム睡眠状態。
一回の睡眠サイクルの中でも、深く眠るノンレム状態が6~7分なのに対し、レム状態は30~90分と長いのが特徴です。
寝ているはずなのに音がする方に耳を傾けたり、ぱたぱたと尻尾を動かしたりするのは、レム状態である証拠といえます。
熟睡している時間は、合計で3時間程度。
猫も睡眠不足になるとイライラしやすくなるので、目をつむっている時は静かに寝かせてあげましょう。
そもそも猫は、狩りをして獲物を捕らえる肉食動物です。
狩りをするのに都合のよい夜に活動するため、昼間はたっぷり寝て、エネルギーを蓄えます。
眠りが浅いのは、物音や異変に素早く気づいて、危険から身を守るためです。
エサを与えられ、狩りをする必要のない家猫が一日中寝てばかりいるのは、生まれ持った本能といえるでしょう。
冬になるとさらに寝る時間が長くなります。
まさに、こたつ猫ですね!
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