一番身近な雑種猫ってどんな種類があるの?~ミックス・雑種猫の種類8選~

ネコちゃん

 

日本で一番飼われている猫と言えば、雑種の猫ちゃん。

色んな種類がいる猫ですが、ミックス・雑種は日本で一番飼われている猫なんです。

なんと日本で飼育されているねこちゃんの約8割を占めていると言われています。

今回は、ミックス・雑種の主要8種類をご紹介いたします!

 

 

 

 

そもそも雑種猫とは?

 

雑種とは、異なる種類の猫同士を交配させて産まれた猫ちゃんのことです。

雑種は、「種類が入り混じる」という意味を持ちます。

雑種猫は、その名の通り2種類以上の品種を繁殖させることにより生まれた猫のことです。

異なる純血種同士の組み合わせで意図的に作られた猫の場合、「混血種」「ハイブリッド」「ハーフ猫」と呼ぶこともあるようです。

 

その他の呼び方では「交配種」「交雑種」「異種交配種」「ミックス」などがあります。

最近では、雑種猫という言い方ではなく、ミックスという呼び方をすることも多くなってきています。

 

また、雑種猫というと、別の猫種同士で交配することで生まれた子猫はすべて雑種となります。

飼い主さんが異なる種類を飼っていて産まれた子猫も雑種になりますし、異なる種類の野良猫や外猫と交配して産まれた子猫も雑種になります。

 

純血種同士でも異なる種類で交配させれば、生まれる子猫は雑種となるため、雑種の猫が多くなると考えられます。

 

 

 

 

雑種猫の種類主要8選!

 

 

 

雑種猫の柄の種類には、大きく分けて次の8種類が有名です。

 

・キジトラ猫
・サバトラ猫
・茶トラ猫
・黒猫
・白猫
・グレー猫
・三毛猫
・サビ猫

 

一つ一つ見てみましょう。

 

 

 

 

 

①キジトラ猫

 

 

鳥の「キジ」と動物の「トラ」模様が合わさったような縞模様(マッカレルタビー)を持つ猫です。

キジトラの柄は、日本の雑種猫の原型とされています。

 

猫の祖先であるリビアヤマネコの柄がキジトラと同じような柄です。

日本において最も多く見かける雑種猫で、現在家庭で飼育されている猫(イエネコ)たちの祖先である「リビアヤマネコ」に近い存在とも言われています。

同じキジトラと言っても、模様のパターンや目の色はさまざまです。

人懐っこい性格で、雑種の中で一番飼われている種類です。

 

昔から人と関わってきたため人懐っこい性格になったと言われています。

ですが飼われている数も多いことなどから警戒心の強い猫もいます。

 

 

 

 

②サバトラ猫

 

 

魚のサバのような青みがかったグレーの色で、トラのような縞模様の柄です。

サバトラは、キジトラや茶トラに次いで多く見られる縞模様の猫です。

 

サバトラのサバは、魚の「鯖」に由来しています。

グレー~シルバー系の被毛を持つことから、キジトラに対して「灰トラ」「銀トラ」と呼ばれることもあります。

性格は、キジトラのように神経質で警戒心が強い個体と、陽気で明るく、人懐っこい個体にハッキリ分かれる傾向です。

一説によると、陽気な性格はアメリカ生まれの「アメリカンショートヘア」の遺伝子が混じることによるのではないか?とも言われています。

 

 

 

 

③茶トラ猫

 

 

茶色のトラのような縞模様で、日本で多く見られる猫の柄です。

キジトラの色味が薄まったような模様を持つ猫です。

 

ベースカラーは赤みのあるブラウン~レッドであることが多く、そこに赤茶のタビー模様が入ります。

優しくかわいらしい色味から、日本では大変人気のあるカラーです。

茶トラの性格は、人懐っこくて甘えん坊。

とても温厚で、やや気が弱いために争いごとを好まない傾向にあります。

 

人間との生活にも馴染みやすいため、飼い猫としてもぴったりです。

この柄はオスが多く、一緒に暮らしやすいと言われています。

 

 

 

 

 

④黒猫

 

全身真っ白な被毛に、金色の瞳を持つ黒猫。

ジブリアニメや企業のキャラクターとしても有名ですよね。

 

黒一色で体全体が覆われています。

お腹の一部など、よく見ると白い部分が少しある場合もありますが、ほぼ全身が黒であれば、黒猫とされます。

暗闇に溶け込むような神秘的な姿が特徴ですが、世界では黒猫に関する言い伝えが多数存在します。

日本では「神の使い」と言われることや、反対に「不吉の象徴」と言われることも。

 

いずれにせよ、黒猫もまた古くから人間とともに過ごしてきた雑種猫です。

性格は、賢く警戒心も強いが、心を許すととても甘えてきます。

非常に賢く、人の言葉をよく理解するとされています。

また、クールな見た目とは反対に、人懐っこい性格の個体も多く、そのギャップがまた一層黒猫の魅力を高めています。

 

最近では、幸運を運ぶ、良いことがある印、といった捉え方もされるようになってきています。

 

 

 

 

 

⑤白猫

 

 

黒猫とは対照的に、全身真っ白な毛で覆われた白猫。

白一色で全身が覆われている猫です。

 

金目銀目=オッドアイと言われる、左右の目の色が違う猫は白猫が多いです。

輝くような美しさは、黒猫とはまた異なる神秘性を感じさせます。

猫らしくしなやかで優雅な姿に魅了された猫ファンは数知れず。

今も昔も、「白猫=高貴、優雅」なイメージは世界中で引き継がれていますね。

 

高貴な見た目の通り、性格は気が強く、ちょっとわがまま。

飼い猫になると、独占欲や嫉妬心の強さを見せることがあります。

 

飼い主を独り占めしたがる傾向にあるため、あまり多頭飼いには向かないかもしれません。

 

 

 

 

 

⑥灰色猫(グレー猫)

 

灰色(グレー)の一色で全身が覆われている猫です。

純血種ではロシアンブルーやシャルトリュー、コラットなどが代表的ですが、雑種猫にもこの毛色の種類の猫がいます。

穏やかで協調性のある性格の猫が多いです。

雑種の中でも珍しい色です。

 

 

 

 

 

⑦三毛猫

 

 

「ザ・日本の猫」というイメージの三毛猫。

実際、日本の土着猫として古くから存在し、江戸時代の浮世絵でもその姿を見ることができる猫です。

 

黒、白、オレンジ(茶)の三色の毛色が混ざっている猫です。

この柄はほとんどがメスで、オスが生まれる場合は突然変異によるもので、それでもめったにいないとされています。

英語では「キャリコ」と呼ばれます。

日本では決して珍しくない三毛ですが、海外産の純血種としては珍しく、高値で取引されることもあるカラーです。

 

外飼い猫として自由気ままに過ごしてきた歴史があることから、性格は独立心に富み、勝気。

「猫とは互いに適度な距離感を持って暮らしたい」という人におすすめしたい毛色です。

 

オスよりもメスは、臆病で大人しく警戒心も強いです。

なかなか心を開いてくれませんが懐くととても甘えん坊になります。

 

 

 

 

⑧サビ猫

 

 

黒と茶(オレンジ)の二色が混ざり合って全身が覆われています。

別名、べっこうとも呼ばれる毛色です。

三毛猫と同じくメスが多い種類です。

サビといっても模様の出方は様々で、個性豊かなために人気が出て来ている猫です。

 

クールで猫らしい性格です。

オスよりもメスの方が賢く、あまり無茶な行動をしません。

 

 

 

 

まとめ

 

雑種猫は純血種よりも体が丈夫で健康だと言われています。

そして何より、本当に様々なネコちゃんがいて、様々な模様が可愛くてしょうがないですよね。

純血種でも、雑種でも、命を持った猫の種類であることに変わりはありません。

雑種の猫と暮らすことになったら、その猫ならではの個性を見つけて、家族の一員として、一生大切にしてあげてください。

 

 

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