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限界には、限界はない。限界を超えれば、次の限界が生まれるのだ。


サッカー日本代表、ハリルホジッチ監督の電撃解任。

驚きましたね!

日本サッカー代表と言えば、個人的に忘れられない監督がいます。

今回はある日本代表サッカー監督の哲学についてお伝えします!



重なるサッカー日本代表電撃解任劇

日本サッカー協会は、ハリルホジッチ監督解任に伴い、内部昇格で西野朗技術委員長が監督に就任することを決定しました。

ワールドカップのロシア大会まであと2か月というタイミングでの電撃発表。

そういえば、ワールドカップ直前という意味では、以前もサッカー日本代表監督で近い状態の交代劇がありましたね。

そうです。

イビチャオシム!

脳梗塞による緊急入院での監督交代。

あれは2007年11月。

「2010年南アフリカW杯」2008年2月のアジア予選W杯予選で指揮を執ることが困難となり、岡田武史氏が内部昇格し、新監督として就任しました。

オシム氏といえば、独特の哲学を持った監督でした。

個人的にはその思想、非常に共感した監督の一人です。

イビチャオシム氏とは?

少しオシム氏について触れてみます。

イビチャ・オシム氏は、1941年5月6日生まれ。

現在76歳(2018年時点)。

ご健在です。

2018年1月に愛弟子の阿部勇樹選手がオシム氏に会いに行ったLINENEWSがあります。

「阿部勇樹、イビチャ・オシムに会いに行く。(前編)」LINENEWS

今は、監督業を引退し、ボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー連盟名誉会長、ジェリェズニチャルの名誉会長などに就いているそうです。

オシム氏は、ユーゴスラビア(現・ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエヴォ出身。

サッカー選手を経て指導者に。

大学で数学を学び、数学教師を目指したこともあるそうです。

オシム氏は選手生活12年間で85得点を記録し、その間、一度もイエローカードを提示されたことがなかったそうです。

このエピソードだけでも、クレバーな選手だったことがうかがえます。

監督経験も豊富。

旧ユーゴスラビア代表監督を経て、日本ではジェフユナイテッド市原の監督として来日。

ジェフで成果を出し、日本代表監督へ。

2006年、前任ジーコ監督の後任としてチーム立て直しのために就任します。

テーマは「日本化」。

人とボールが動くサッカーを展開。

運動量とテクニックと利他的な判断力が日本人選手の強みであることを具現化した監督でした。

通算成績は、期間が短いものの、20戦13勝5敗2分(勝率:65%)と高い数値を出しています。

オシム哲学

オシム氏を今でも「惜しむ」ファンの声が多いようです。

ネット上では、様々なサイトでの日本代表歴代監督人気ランキングでは、常に上位1~3位を今でもキープ。

オシム氏を想うファンは多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

最大の特徴は、その独特の哲学、思想。

勝ちや負けをも超越するその哲学は、サッカーという枠組みさえも超えるものかもしれません。

オシム氏のすごいところは「限りなく広く深い視点」による「本質的思考」。

常に本質を、状況を、見つめ続けているといっても過言ではないでしょう。

少しオシム語録をご紹介いたします。

「いいチームとは、実は、大きな集合体(ビッグユニット)における、小さな集合体(スモールユニット)が、やるべき仕事を確実にミスなく成し遂げているチームなのだ。」

「相手より5歩余計に走れば、その5歩がすでに勝利の5歩だ。」

我々は誰でも、何も学ばずに日々生活することはできない。眼があり、耳があり、そして頭があるのだから、眠っていない限り、眼で見て、耳で聞いて、頭で何かを理解する。」

「偉大な選手たちは、ヴァイオリンのように傷つきやすい。もし弦がよくチューンされていないと、いい音は出ない。 チームのムード作りは難しい作業だ。」

「サッカーの法則で、良いプレーをしているときには勝てないものだ」

「サッカーというものは紙に書いてすべてを説明できるものではない。いろいろな情報やビジョン、アイデアがあり、それらが全部混ざって成り立っているものだ」

これらはほんの一部です。

いずれも深く、そして本質的。

まさにサッカーの哲学者

組織論から個人の力を引き出す方法、競合他社に打ち勝つ戦略、etc…。

オシム氏の言葉の数々、組織を運営する人にとっても学ぶべき点は多いのではないでしょうか。

まさに、組織運営における気づきの「宝庫」と言えるのかもしれません。

選手個人への理解が、組織を強くする

また、オシム氏は、選手への理解も重要だと考えていたようです。

以下のように語っています。

「・・・実際、観客には絶対に分からないことだが、選手といっても人間だから、奥さんと喧嘩している、両親とうまくいっていない、そういう細かいプライベートの繊細なことがサッカーには影響してくる。練習場に来た時にやる気があるのか、と感じる人間もいる。毎日の中でそんなことを読み取っていく。・・・・・だって、私の仕事はスイカを売ることではなく、そういう生きている人間と接しているわけだから(笑)」

また、このようにも語っています。

「選手を罰してはならないが、距離を保って関係をはっきりさせることは必要だ。だが、権威的であってもならない。私なら、選手と親密なコンタクトをとることを試みるだろう。選手の個人的な問題や家族との関係を知るためにも、時に彼らとの距離を縮めていく。監督が選手の私生活や子供のことに関心を抱いていると選手が理解すれば、仕事はとてもやりやすくなる」

チーム組織として、「個」の力を最大限生かすために、選手個人への理解することの重要性を説いています。

「個」を理解する。

リーダーとして学ぶことがありそうです。

日本人を「日本化」する思想

また、オシム氏は、日本という国を知り尽くしていたようです。

実際、無名であったオシム氏はジェフユナイテッド市原で、実績を積んでのし上がってきた監督です。

外から日本を見て、中から日本を観たことから、日本の良い面と悪い面をしっかり理解した監督の一人と言えるのかもしれません。

オシム氏は日本サッカーについてこのように記しています。

「日本という国は、規律やルールがあるからこそ、すべてがうまく機能している。つまり、自分の頭をあまり使うことなく、規律やルールを重視して行動しているからこそ、『アナーキー』な状態とはほど遠い国となっているのだ。それはとても尊重すべきことである。だが、サッカーは別である。選手たちも見る側も自分たちで考えなくてはならないのだ。選手たちも見る側も、ロボットではいけないのである。」

※出所:「日本人よ!」イビチャ オシム 新潮社 2007-06

また、以下のようにも述べています。

「日本流の子育てにもひとつの理由があるのだろう。従順な子供は扱いやすいかもしれないが、これが、サッカーでは一番大きなハンディキャップとなるのだ。 突発的な問題がピッチ上で起きたときに、それを一人で解決する能力がなければゲームに勝つことなどできないだろう。 」

「自由を与えられた選手は、いつどこでどのようにプレーするか自分で判断しなければならない。・・・自由を与えられて何かできる選手と、何もできなくなる選手がいる」

「日本人はシステム論議が好きらしいが、システムは保証でしかないことを理解したほうがいい。システムの奴隷になってはいけないのだ

このように日本人をとらえていました。

外国人から見た、日本人評かもしれません。

組織力は日本にとって大きな強みの一つです。

でも、それだけではサッカーは強くならない。

個人一人一人の力も、総合的に勝敗を左右します。

本田圭佑氏がよく「個の力を高めなければならない」と発言していますね。

オシム氏はこのようにも語っています。

「無数にあるシステムそれ自体を語ることに、いったいどんな意味があるというのか。大切なことは、まずどういう選手がいるか把握すること。個性を生かすシステムでなければ意味がない。システムが人間の上に君臨することは許されないのだ。 」

つまり、短なる均一なロボットのチーム構成ではいけない。

「個」を活かす、組織力ということでしょうか。

哲学が、人を引き付ける

サッカーとは何か、その本質を考え続けたオシム氏の言葉。

今の日本代表のサッカーでも十分通用する内容ではないでしょうか。

いや。

サッカーだけではありませんよね。

組織を運営するリーダー、マネージャーにとっても、大いに学べるところではないでしょうか。

その広く深い哲学。

ベンチャー企業においては「経営思想」でしょうか。

リーダーにとって不可欠ですね。

哲学や思想って、そもそも「魅力的」ではないでしょうか。

例え、負けたとしても、そこに哲学や思想があるだけでワクワクするし、多くの人を引き付けるものではないでしょうか。

そこに哲学や思想があるかないか、それだけで大きく異なるもの。

選手もそう感じているのでは?

組織運営者もそう。

そして、何より、ファンが、そう感じるのかもしれません。

「哲学」が人を引き付ける。

リーダーとしてだけではなく、人としての魅力の一つかもしれません。

最後に

オシム氏の名言を贈ります。

サッカーとは危険を冒さないといけないスポーツ。それがなければ例えば塩とコショウのないスープになってしまう。

前に出ること。それだけでサッカーは即座に美しくなる。

日本人にはコレクティブな組織力がある。そして、素晴らしいテクニックに敏捷性、知性と闘争心を持っている。本来、クリエイティブな国民でもあるのだ。足りないのは、ほんの少しのリスクと勇敢さ。

リスクを負わないチャレンジはない。そういう日本人に欠けている哲学の部分を埋めたいと考えていた。

傲慢とは、最初から自らの限界を決め、勇気を持ってチャレンジする精神を失うことである。そういうメンタルの持ちようでは、ただの一試合も勝つことはできない。そこには未来はない。

限界には、限界はない。限界を超えれば、次の限界が生まれるのだ。

イビチャ・オシム/Ivica Osim



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