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ボディ(体)じゃなくてブレイン(頭)を鍛える、「Japan Way」とは?


2019年、ラグビーワールドカップが日本で開催されます!

いよいよ日本大会!

ラグビー日本代表と言えば、そう、2015年イングランドワールドカップでの奇跡の大躍進!

五郎丸選手も含めて大活躍しました。

その立役者の一人が、ご存知ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏

今回はエディー・ジョーンズ氏から学ぶ「強者に勝つ戦略」をお伝えします!



エディー・ジョーンズ氏のいま!

ラグビー欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」で優勝したイングランド。

現在、イングランドの代表監督は、そう、日本でも有名な、元日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏。

2015年のワールドカップで日本代表を大躍進させたことで知られています。

エディー・ジョーンズ氏は、イングランド代表監督就任後、チームは22勝1敗と圧倒的な成績を残しています。

それまでのイングランド代表は、地元開催の2015年W杯で1次リーグ敗退を喫したチーム。

見事立て直しました。

サッカーイングランド監督のギャレス・サウスゲイト氏も、エディー・ジョーンズ氏の練習方法を視察するなど、イングランドサッカー代表にも影響力を及ぼしつつある存在になっています。

エディー・ジョーンズ氏のイングランドでの評価

イングランド・ラグビー協会は、イングランド代表のエディー・ジョーンズ監督との契約を2021年8月まで延長したと発表しています。

当初は2019年のワールドカップ日本大会までの契約でしたが、ワールドカップ以降も監督を継続することとなりました。

エディー・ジョーンズ氏が非常に高く評価されていることが背景でしょうか。

そういえば、エディー・ジョーンズ氏が日本代表のヘッドコーチ退任の際、イギリスのマスコミから「退任は日本の熱意不足だ」と指摘されていました。

エディー・ジョーンズ氏も当時、海外のマスコミに対し、以下のように語っていました。

「スーパーラグビーのために身を粉にして働いたが、何もうまくいっていない。日本ラグビーには多くの問題があり、正しい方向に進むとは思えない。(このままの体制で)今のポジションを保てる自信がない」

2019年、地元日本で開催される、ラグビー最大の祭典ワールドカップ。

日本代表の奮起を期待したいと思います。

エディー・ジョーンズ氏とは?

2015年ラグビーワールドカップで日本代表の奇跡の大躍進を実現させたエディー・ジョーンズ氏。

どんな人だったのでしょうか。

まずは経歴からお伝えいたします。

生年月日:1960年(昭和35年)1月30日生まれ。

出身国:オーストラリアのタスマニア州バーニー。

家 族:父はオーストラリア人、母は日系アメリカ人2世。

エディー・ジョーンズ氏は日本人の血を受け継いでいます。

さらに、奥様は日本人。高校の日本語教師をしていました。

選手歴:ニューサウスウェールズ州代表、ポジションはフッカー。
なお、オーストラリア代表経験はありません。

学 歴:シドニー大学卒業。

職 歴:大学卒業後、高校で体育の先生になります。

指導歴

1996年来日し、東海大学、日本代表を指導。
2001年にオーストラリア代表監督に就任。
2003年ラグビーワールドカップオーストラリア大会で準優勝に導く。
2007年ラグビーワールドカップ南アフリカ大会で準優勝に導く。
2009年サントリーのジェネラル・マネージャー
2010年サントリーの監督
2010年~2011年連続優勝
2012年日本代表ヘッドコーチ
2015年イングランド代表監督

日本人の血を引くエディー・ジョーンズ氏。

学卒後、オーストラリアの高校の体育の先生となります。

その高校で日本人の奥様と出会います。

ラグビーの指導歴は、日本から始まりました。

最初に声をかけたのが、東海大学。

日本と縁が深いエディー・ジョーンズ氏の監督起用を東海大学が申し出ます。

その経験を買われ、2001年にオーストラリア監督に抜擢されています。

2003年のW杯ではオーストラリア代表ヘッドコーチとしてチームを準優勝に導き、2007年のW杯では優勝した南アフリカのチームアドバイザーとして手腕を発揮しました。

日本人の血を受け継ぎ、日本人の奥様。

そして日本で初めて指導経験を積む。

エディー・ジョーンズ氏は、日本人というものを知り尽くした、オーストラリア人かもしれません。

エディー・ジョーンズ氏は13歳から始めたラグビーでしたが、体格的にはあまり恵まれませんでした。

身長は173cmで、現役時代の体重が82kg。

身長2m、体重100㎏越えのラガーがひしめく中、ラグビー選手としては小柄なほうでした。

でも、だからこそ、エディー・ジョーンズ氏の独特な、オリジナルな指導法を確立したのかもしれません。

奇跡の2015年ワールドカップ

エディー・ジョーンズ氏と言えば、あの奇跡ともいえる2015年ラグビーイングランドワールドカップ。

日本の大躍進でも脚光を浴びました。

日本代表は優勝経験が2回ある、優勝候補南アフリカと対戦。

34―32で歴史的な勝利を収めました。

それまで日本代表はワールドカップでの勝利は1991年大会のジンバブエ戦1戦のみ、実に24年ぶりの勝利でした。

その後、波に乗って3勝1敗。

惜しくも得失点差で決勝進出は逃したものの、ラグビー弱小国日本は世界中を驚かせました。

南アフリカは優勝したニュージーランドには負けましたが、前評判通り、W杯3位となっています。

W杯では1勝のみ、24年間勝利がなかった日本は、世界第3位の国に勝利した、歴史的勝利でした。

まぐれの勝利?

では、なぜ日本代表は優勝候補南アフリカに勝ったのでしょうか。

まぐれでしょうか。

偶然?

いえ、完全に徹底し、考えつくされた「戦略」が実を結んだ勝利だと言えます。

2015年ワールドカップの初戦は優勝候補南アフリカ。

エディー・ジョーンズ氏は、この初戦がW杯において最大の意味を成すことを理解していました。

戦略としては、第一戦優勝候補南アフリカを敢えて落とすこともできます。

しかし、エディー・ジョーンズ氏は、この初戦南アフリカ戦の勝利が今大会、日本代表にとって最重要な試合と位置づけ、この初戦勝利を最大の目標として設定します。

戦略、練習、練習内容、すべてにおいて、この南アフリカ戦をターゲットに絞ります。

エディー・ジョーンズ氏は、奇跡を起こそうとして、奇跡を起こしたのです。

ボディじゃなくてブレイン

エディー・ジョーンズ氏は勝つために考え抜くことの重要性を語っています。

「ボディ(体)じゃなくてブレイン(頭)を鍛えることが重要なんです。」

常に読書を怠らないエディー・ジョーンズ氏は、知的好奇心が旺盛だと言われています。

日本代表が勝つために必要なのは「ブレイン」

エディー・ジョーンズ氏は弱小日本代表を戦略に基づき、改革を実行します。

まさに、弱小ベンチャー企業が大企業と同じ市場で戦う構図とそっくりです。

勝利のために実施した「戦略」とは?

奇跡の勝利を挙げるために、様々な取り組みを実施したエディー・ジョーンズ氏。

個人的には、以下3点が奇跡の勝利に結びついたのではないかと考えています。

【奇跡の勝利のポイント】

①ジャパンウェイ

②思考の改革

③世界一の練習量

【奇跡の勝利のポイント】

①ジャパンウェイ

「ジャパンウェイ」とは、日本人だからできること、その強みです。

世界の代表ラガーに対し、日本代表はパワーでは勝てません。

ならば、パワーではないところで勝つしかありません。

それが日本人の「俊敏性」「チームワーク」、そして「スタミナ」。

「俊敏性」「チームワーク」に関しては、特にパス技術とそのスピード。

科学的分析を繰り返し、「パス11に対してキック1の割合」がベストと分析して、1試合で最大225回のパスを回すことをターゲットとして導き出しました。

通常パスは1試合100ほど、多くて150ほどです。

実際に南アフリカ代表は、対日戦でのパス回数は90回でした。

この倍近くのパスをターゲットに絞ります。

「素早く」、かつ「正確に」。

パワーに勝つために緻密な戦略を練ります。

そして「スタミナ」

相手国のパワーに対し、後半戦にも十分なスピードを維持できる、強靭なスタミナも重要です。

多くの場合、巨体ラガーマンは、試合後半にはスタミナ切れで動きが鈍くなります。

ジャパンウェイでは、「スタミナ」が多くのメリットを生み出します。

②思考の改革

エディー・ジョーンズ氏は日本人を知り尽くしていました。

勤勉でまじめである一方、ネガティブな面があることも知っています。

ワールドカップで今まで1勝しかしていない日本。

負け癖、言い訳を払しょくすることに注力します。

勝てる、できる、やれる。

後ろ向きな言葉は一切排除しました。

そしてもう一つ。

日本人が指示通りにしか動かないこと。

日本人は真面目であるが故、指示待ち人間となる傾向もエディー・ジョーンズ氏は熟知していました。

自ら考え、状況を自ら作り出す勇気。

選手自らの意志で動くことの重要性を根付かせました。

それが、実際に南アフリカ戦でも表れていました。

試合残り2分を切ったところで日本は3点のビハインド。

コーチボックスからエディー・ジョーンズ氏は「テイキング・スリー(3点でいい)!」と叫びます。

キックで3点を奪い同点とするように指示します。

しかし、選手は自らの判断でトライを狙うためにスクラムを組み始めます。

エディー・ジョーンズ氏は苛立ち、無線のヘッドセットを外して、投げつけました。

しかし、その選手自らの判断が奇跡を起こします。

逆転勝利のトライ。

奇跡の勝利は「選手自ら判断すること」で実現したのです。

③世界一の練習量

エディー・ジョーンズ氏は、日本代表が世界で勝つために、ジャパンウェイを確立するためにも世界一の練習量を敢えて選択しています。

もちろん、気合と根性の練習ではありません。

科学的に客観的に意味のある「質」の高い練習をひたすら続けました。

ある選手はラジオ番組でこのハードな練習量を語っていました。

「めちゃくちゃにハードでした。人間、ここまで追い詰められるのかと」

エディー・ジョーンズ氏も語っています。

「日本人の強みは、真面目で忍耐力があることです。それは間違いなく世界一です。他の国の選手なら、とっくに逃げ出しているでしょう」

「オーストラリアでも南アフリカでもイングランドの選手でも、あそこまで練習に打ち込むことは絶対にできない」

集中合宿では朝6時から練習を開始、これ以上できないレベルまでハードな練習を続けました。

でも、この練習量は、あくまで「ジャパンウェイ」。

エディー・ジョーンズ氏は、数ある選択肢の中で、日本代表が強くなるために練習量という戦略を敢えて選択したと考えます。

エディー・ジョーンズ氏は、各国すべてのチームに、この練習量という戦略が当てはまるとは考えていないでしょう。

「朝令朝改」?!

常に研究・勉強を繰り返し、新しい試みを実行するエディー・ジョーンズ氏。

そのスピード感も並大抵ではなかったそうです。

朝令暮改ならず、朝礼朝改のスピード感。

言っていたことがもし間違えだったと思ったら、一貫性を保つより良いことに乗り換える方が大事だと、そう考えていたようです。

スポーツは正解がありません。

エディー・ジョーンズ氏は、自信満々でありながら、実際はものすごく謙虚だったのかもしれません。

リーダーは常に学び、変化に適応していく。

1分1秒進化をしていたのは、選手のみならず、エディー・ジョーンズ本人だったのではないでしょうか。

日本を愛していたエディジョーンズ

ジャパンウェイを実現し、日本ラグビーに恩返ししたい、そのためには、世界一の練習の量と質。

ハードな練習は敢えての戦略。

第二の祖国日本のために、その強い想いがなせた「戦略」だったのではないでしょうか。

実際、このようなコメントも残しています。

「自分が日本ラグビーを救うのだ、という使命感をずっと持ち続けてきました。私は長い間日本のラグビーにかかわってきて、この国にもいい選手がたくさんいることを知っている。彼らは勤勉で、忍耐強く、ハードワークを厭わないということを知っている。ラグビーを愛するファンがたくさんいることも知っています。それに相応しい代表チームがあるべきなのです。そして、それを世界に知らしめるチャンスはワールドカップしかないのです」

それだけではありません。

日本ラグビーの将来展望、中長期視点でのコメントも多数残されています。

ラグビー人気を一過性にしないためにも、ラグビー選手育成システムの重要性を説いています。

日本の大学監督も経験したエディジョーンズ氏。

「人口約500万人のニュージーランドがなぜ強いか。国民を挙げて代表を育成しているから。根底を変えない限り、19年日本大会の8強は難しい」

ラグビー選手、ラグビーチーム、日本ラグビー全体の底上げの重要性を口にし、イングランドへ旅立ちました。

第二の故郷、日本を愛していたエディジョーンズ氏。

2019年W杯には他国代表監督として日本に戻ってきます。

エディー・ジョーンズ氏から学べる弱者が強者に勝つ戦略

通常、弱者は強者には勝てません。

ビジネスの世界ではベンチャー企業が大企業に戦いを挑むようなものでしょうか。

正面から戦うのでは、当然勝てません。

資金力、社員数、人材能力、商品数、支社店数などなど。

同じような戦略、同じような販売方法、同じような製品では勝ち目はありません。

ではどうしたらよいのでしょうか。

そのヒントは、2015年ラグビーW杯、エディー・ジョーンズ氏率いる日本代表に多くの学びがあると思っています。

自社にとっての「ジャパンウェイ」は何か。

競合先の弱みとはどこか。

そのために準備することは?

今しなくてはならないことは?

どこを重点的に磨き上げるのか、次第に見えてくるのではないでしょうか。

最後に

エディジョーンズ氏の名言を贈ります。

「can’t do」で考えるのではなく、「can do」を考えるのです。

一番大切なのは、なんといっても準備です。スポーツの世界では、身体面での準備は不可欠ですが、メンタル面の準備も重要です。

勝つためには、まず自分自身をよく知らなければいけないし、相手はどういう存在かを知らなければなりません。また自分が置かれている環境についてもよく知らなければならない。これらすべての準備を整える、これはビジネスも同じだと思います。

「勝って日本のラグビーの歴史を変えよう」という目標は、個々人が能力の限界を超えた力を引き出す、大きな動機づけとなった。何か特別なことに関わることは、自分が変われるということだから。

私が成し遂げたかった最大の目標は、日本代表が代表のジャージーに誇りを取り戻し、ファンが誇りを持って応援することだった。それを成し遂げた選手たちを誇りに思う。

エディー・ジョーンズ氏



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