こんなやつらの為に、これ以上誰かの涙は見たくない!みんなに笑顔でいてほしいんです!だから見てて下さい!俺の、変身!!
(そんなのきれいごとじゃないか!)「そうだよ、だからこそ、現実にしたいじゃない」
俺、中途半端はしません!
さっきから五代さんの言ってること、綺麗事ばっかりやんか!でも!だからこそ現実にしたいじゃない!本当は綺麗事が、いいんだもん!!これ(拳)でしかやり取りできないなんて、悲しすぎるから!
俺を殴ってどんな気がした? 嫌な感じがしただろう? それをあいつはずっとやってるんだよ。体が自分のものじゃなくなるかもしれないっていう恐怖の中で、弱音も吐かず、皆の笑顔を守るためにな。
これが『死』ってやつだ…頭の中でこねくり回した、妙な理屈や幻想なんか入り込む余地はない…それが『死ぬ』ってことだ。お前もそのうち死ぬよ。俺だっていつか死ぬ。生きてる時間をどう使おうがお前の勝手だ。
お父さんが亡くなって確かに悲しいだろう。だがそんな時こそ、お母さんや妹の笑顔の為に頑張れる男になれ! いつでも誰かの笑顔の為に頑張れるって、凄く素敵な事だと思わないか?先生は…先生はそう思う!
蝶野さん、生きてますか?生きてるなら、生きてる事を自分で楽しくした方がいいと思うけどな。
この雨だって絶対止むよ! そしたら青空になる! いまだってこの雨を降らせてる雲の向こうには、どこまでも青い空が広がってるんだ!
「仮面ライダークウガ」は、テレビ版としては「仮面ライダーBLACK RX」以来11年ぶり、シリーズ全体でも「仮面ライダーJ」以来5年半ぶりに復活した仮面ライダーシリーズ。
ライダーのモチーフはクワガタ。
20世紀最後の仮面ライダーシリーズでもあり、平成ライダーでは唯一。
主人公・五代雄介は、とりわけたくましい外見をしているわけではないが、弱音を吐かず、自らに与えられた役割と使命を理解して行動する典型的なヒーロータイプ。
「笑顔を守る為に戦う」と他人の為に自己犠牲を厭わぬその姿勢に、「完璧超人過ぎて真似できないが憧れる人物」として多くの視聴者からの共感を得た。
その独特の作風は、ファン層の拡大や玩具展開含めてクウガ以降のシリーズの指標のひとつになっている。
超古代。邪悪な力で異形の怪人に変身する戦闘集団「グロンギ」によって滅亡の危機に瀕していた古代民族「リント」は、人間を超変身させるベルトを創りだして戦士クウガを誕生させ、グロンギを撃退・封印した。
西暦2000年、長野県九郎ヶ岳遺跡の封印が解かれ、2000年の眠りから覚めたグロンギ族が活動を開始する。
最初のグロンギ「ズ・グムン・バ」の襲撃を受けた冒険家・五代雄介は謎の声に導かれて同遺跡から発掘されたベルト「アークル」を装着し、警官隊の銃撃をものともせずに暴れ回るグムンに殴りかかる。
戦士クウガに変身し、なんとか白のクウガ・グローイングフォームに変身した五代は、グムンに襲われていた長野県警の一条薫警部補を救い出す。
人々の笑顔を守る為に異形の怪人達と戦う!
クウガに変身する冒険家。初変身時24歳。
本人曰く「夢を追う男」「2000の技を持つ男」。
普段はカレーショップ「ポレポレ」で店の手伝いをしており、戦い以前は世界中を飛び回っていた。
一見頼りない優男風だが、芯の通った心の強さをもっている。
パーソナルアクションとして、小学生時の恩師「神崎昭二」から教えてもらった親指を立てる「サムズアップ」を使う。
神崎昭二と西暦2000年までに2000の技を覚える約束を交わし、1番目の技は「笑顔」、そしてクウガへの変身が2000番目の技となった。
長野県警の刑事で、九郎ヶ岳周辺での調査中に五代雄介と知り合う。
その後、東京の警視庁に出向し、クウガと協力してグロンギを倒していく。
「五代雄介」とフルネームで呼び、単独で行動し危機に陥る事もあるが、携帯電話をマナーモードにすること以外なんでもこなす万能刑事である。
沢渡桜子(さわたり・さくらこ) 演:村田和美
城南大学で考古学の研究をしている五代雄介の友人。
当初は戦い五代が巻き込まれる事に恐れを抱いていたが、吹っ切れた後は、ベルトに刻まれた古代文字を解読して五代雄介を心身共に助ける。
五代雄介の妹。
保育園で保育士をしているが、兄のかわりに「ポレポレ」で働く事もある。
クウガに変身する兄の身を案じて葛藤した事もあったが、吹っ切れた後は兄を信頼し続ける。
関東医大病院に勤務する司法解剖専門医で一条の友人。
五代雄介に協力してクウガの体の謎を解く事や、グロンギによる犠牲者の解剖を担当して、撃退方法のヒントを導き出す事に尽力した。
五代雄介がキノコ種怪人メ・ギノガ・デに敗れて心停止した際には、彼が行った電気ショックがライジングフォームの誕生につながった。