「エムスリー株式会社」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『谷村格』/沿革・歴史など~

「エムスリー株式会社」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『谷村格』/沿革・歴史など~

 

「エムスリー株式会社」の経営理念・企業理念(ビジョン・ミッション・バリュー・スローガン・指針・方針など)

 

 

 

エムスリーの目指すもの

 

 

「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らす事」

-それがエムスリーの願いであり、事業の目的でもあります。

 

インターネットという媒体を活用して、良質な医療情報をいち早く研究や臨床の現場に届け、医療をより良い方向へ変革していきたい。

顧客や会員に、絶えず驚き、感動、喜びを感じてもらえるサービスを提供し続けたい。

 

私たちの事業に投資してくれる株主に、企業価値の最大化できちんと応え、その上で私たちの仕事の社会的な意義も伝えていきたい。

ともに働く仲間に対して、ひとりひとりが成長、活躍でき、その貢献に報いることができる場であり続けたい。

 

医療、IT、コミュニケーション、経営など、それぞれの分野のプロフェッショナルにとって、同じ使命感を共有できる、魅力のある職場であり続けたい。

私たちだけでできる事には、限りがあります。

 

私たちと目的を同じくする人々と共に、より良い医療の実現に向けて、私たちは努力し続けたいと考えています。

 

 

 

 

 

「エムスリー株式会社」の創業者・創立者『谷村格』~生い立ち・名言・創業の想い・考え方など~

 

 

 

谷村格(エムスリー創業者)

 

 

谷村格。

1965年生まれ。

 

国際基督教大学を卒業後、1987年にマッキンゼー・アンド・カンパニー入社。

コンサルタントとして10年以上の経歴を積み、1999年に同社パートナー(共同経営者)となる。

 

コンサルタント時代はヘルスケア業界を担当。

医療や保健などヘルスケア業界に長くかかわってきた。

 

多くの医療関係者の話を聞く中で、医療・製薬業界の仕組みに問題意識を持つようになったという。

ソニー子会社のソネットエンタテイメントに医療サービス立ち上げをアドバイスしていたところ、共同出資で自らが経営をとることになる。

 

2000年にソネット・エムスリー株式会社(現エムスリー)を設立、代表取締役に就任した。

立ち上げ直後に、マッキンゼー時代から関わりがあった外資大手製薬会社ベーリンガー・インゲルハイムの西章彦氏が加入するなど着々と製薬会社に知見とコネクションのある人間を揃えた。

 

2004年9月、マザーズ上場。

2007年、東京証券取引所第一部に指定替え。

 

MR君を中心に、他の事業も成功を収め、わずか15年という短い期間で時価総額1兆円越えを成し遂げた。

MR君は、アメリカや中国などの国外でも提供されており、世界中で約450万人以上の医師が会員に登録。

 

2019年2月には、LINEと協業してLINEヘルスケア株式会社を立ち上げた。

 

 

 

 

 

谷村格(エムスリー創業者)の名言・考え方

 

 

 

医療界の課題や問題点を解決するサービスはまだまだ開拓余地がある。

 

 

対象とするのはドクター(医師)、薬剤師、看護婦などの方で、20万人の目標のうち15万人はドクターを見込んでいる。ドクターは現在日本で約25万人で、日本のドクターの二人に一人以上が利用するサービスを目指す。

 

 

複数の製薬会社が1つのプラットフォームを通じて、多数の医師と情報を流通できるようなサービスは、たしかに世界でも例がありません。もちろん1製薬メーカーが、自社のサイトを通じて医師に情報を投げかけるようなアプローチはこれまでにもあったわけですが、そうすると医師はいくつものメーカーサイトを巡っていかなければならない。これでは手間も時間もかかってしまいます。

 

 

私はマッキンゼー在籍時より、数多くの医師からお話を伺ってきました。彼らが求めているのは、薬の効能や副作用の情報など医薬に関する最新のデータで、これらを限られた時間の中でいち早く獲得して患者の皆さんに貢献したいと望んでいるのに、環境がなかなか構築されない現実が存在していました。

 

 

では、製薬メーカーの視点で見たらどうなのか。現在日本にはMRが5万5千人、医薬品卸のMSが3万人の合計8万5千人が活躍していますが、医師との人数比でいえば3対1、一方アメリカでは7対1と非常に効率が悪く、一人あたりのコストも多くかかることになることから、大変生産性の悪い環境といえるでしょう。

 

 

 

医療界における構造的問題をITツールの駆使によって解決したサービスの一つが「MR君」です。「MR君」は改革志向が結実した典型例だといえるのではないでしょうか。「MR君」の開発で目指したのは、医師と製薬関係者がともに活用できる第三者的存在の共通プラットフォームにすることでした。

 

 

インターネットは我々の生活に大きな影響を与えた。遺伝子診断・治療はインターネットと同等或いはそれ以上の大きなインパクトを我々にもたらすだろう。現在のヒトゲノムの世界は、インターネットでいうなら90年代初頭頃のイメージ、まだGoogleもAmazonもFacebookも現れていないタイミング。今後、この分野でもこれらのネット企業に匹敵する企業やサービスが出てくるだろう。

 

 

 

 

 

「エムスリー株式会社」の沿革・歴史(年表・社歴など)

 

 

2000年9月会社設立
10月「MR君」提供開始

 

2002年3月ウェブエムディ株式会社より、医療情報サイト「WebMD Japan」の運営を引き継ぐ
8月
調査サービス「リサーチ君」提供開始
医療情報サイト「WebMD Japan」を「so-net m3.com」に名称変更

 

2003年1月ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(現 ソネットエンタテイメント株式会社)より、医療情報サイト「MediPro/MyMedipro」を営業譲受
2月医薬品マーケティング業務一括代行サービス「MR君eCSO」提供開始
7月並行して運営してきた「MyMedipro」と「so-net m3.com」の2つの医療情報サイトを統合、医療専門サイト「m3.com」運営開始
10月So-net M3 USA Corporation(現M3 USA Corporation)設立
11月「m3 MT」提供開始

 

2004年4月医師向け求人求職支援サービス「m3.com CAREER」提供開始
9月東京証券取引所マザーズ市場上場
2005年6月韓国Medi C&C Co.,Ltd.を子会社化
9月「QOL君」提供開始
12月初のコンシューマー向けサービス「AskDoctors」提供開始

 

2006年6月アメリカMDLinx, Inc.を子会社化

 

2007年3月東京証券取引所市場第一部へ上場市場を変更

 

2008年6月アイチケット株式会社を子会社化

 

2009年3月So-net M3 USA CorporationがMDLinx, Inc.を吸収合併
4月メビックス株式会社を子会社化
12月エムスリーキャリア株式会社を設立

 

2010年1月エムスリー株式会社へ商号変更

 

2011年8月イギリスDoctors.net.uk Limitedを子会社化

 

2012年8月株式会社MICメディカルを子会社化

10月株式会社シィ・エム・エスを子会社化

 

2013年11月中国での事業を開始

 

2014年2月株式会社メディサイエンスプラニングを子会社化

 

2016年8月インドでの事業を開始

12月Vidal Groupを子会社化し、フランス、ドイツ、スペインでの事業を開始

 

2017年11月北欧最大の医師調査パネルQQFSを子会社化

 

2018年2月アメリカWake Researchを子会社化し、治験事業に参入

 

 

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