先日、元テニスプレイヤー松岡修造さんの言葉でくぎ付けになった名言がありました。
それが「三日坊主バンザイ!」。
三日坊主って言葉はあまり良い意味では使われませんよね?
でも、個人的には、この「三日坊主」非常に良い意味で捉えています。
今回は「三日坊主」についてお伝えします!
Contents
冒頭にもお伝えしましたが、先日ある名言にくぎ付けになりました。
以下、【ほめくり、修造!】からの引用です。
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三日坊主バンザイ!
何もやっても三日坊主なのか?
挑戦せずに諦めてしまうことに比べたら、三日も続けられたなんて、すごいよ!
でも、もしも君が変わりたいと思うのなら、心の中に自分を叱咤激励してくれる「鬼コーチ」を住まわせてみよう。
次に三日で諦めそうになった時は、「本当にそれでいいのか!」と鬼コーチが本気で叱ってくれるはず。
そのうちに、三日、三日と・・・と三日坊主がクセになっていけば、君は一カ月坊主、一年坊主にもなれるんだ。
【ほめくり、修造!】より
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凄いですね。
まさに、アグリーです。
皆さんの中にも、何をやっても長続きしない方もいらっしゃるかもしれません。
実は私も、その一人です。
でも、三日坊主ってことは、何かを始めたんですよね?
それ自体、その行動自体、すごいと言えるのではないでしょうか。
例え三日坊主でも「始めた」事実は、まずは自分を褒めてもいいのかもしれません。
大事なのはスタートすること。
その行動力は、必ず次につながると私は思っています。
でも、そもそも、三日坊主って言葉、どんな意味や由来があるのでしょうか。
少し見てみましょう。
三日坊主とは(みっかぼうず)、なにかを始めても、つづけることが出来ずにすぐにやめてしまうという意味です。
ご存知ですよね!
もともとの由来は以下。
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「僧の修業というのは朝早くからのお勤めにはじまり、規則正しい生活を送らねばならず、また食事も粗食です。つい、衝動的に頭を丸めて坊主を志した人でもその実態に触れると並大抵の心構えではとても長続きしません。こういう人は三日も立たないうちにねをあげて俗界にもどってしまうのが常です。こうしたことから“三日坊主”という言葉が生まれました」
(日本語探検隊編「言葉の不思議なぜナゾ辞典2」より)
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「三日坊主」の由来は、おおよそイメージできる内容かと思います。
意味合いとしては、悪い意味で使われていることが多いのではないでしょうか。
三日坊主の「三日」。
この“三日”という数字は、リアルの48時間というダイレクトなものではなく、単に短い期間という意味で使われています。
例えば、「三日天下」「三日見ぬ間の桜」などにも使われていますよね。
しかし、この「短い」という意味に使われている「三」という数字。
私たちの生活の中でも非常に多くの場面で見かけますよね。
ことわざでしたら、「三つ子の魂百まで」、「石の上にも三年」、「三度目の正直」、「仏の顔も三度まで」「二度あることは三度ある」などなど。
「一」でもなく、「二」でもない。
「四」でもなく、「五」でもない。
「三」なんですね。
「三」には、何か不思議な感覚がある、と思うのは私だけでしょうか。
「三」という数字。
個人的には非常に思い入れのある数字でもあります。
私がベンチャーキャピタリストとして駆け出しだったころ。
ベンチャー企業の経営者向けのプレゼン資料を作成していた時です。
先輩からダメ出しを連発されていました。
その時のダメ出しが、プレゼン資料における「提案選択肢の数」です。
自社が、顧客などに提案する際、顧客向けに複数の提案を持っていくことがあると思います。
この時、言われたことが、選択肢の数。
その数字。
それが3だったんですね。
2つでもなく、4つでもなく、5つでもない。
3つなんです。
提案する側として一番楽なのが、選択肢が一つ。
「これにしてください!」。
一番楽ですね。
でも、それは「強要」。
大変失礼な話です。
提案は、提案された顧客が選択するものです。
私たち提案する側が選択するものではありません。
その際、選択肢は2つ以上必要なことは当然わかるはずです。
しかし、2つではいけない。
何故でしょう。
それは、2者択一だからです。
白か、黒か。
右か、左か。
選択肢が2つでも、やはり、極端なんですね。
顧客側の心理からすると、強要されたと心理的負担があると言われています。
とは言いつつも、4つや5つともなると、選択肢が多く、逆に混乱してしまう恐れがあります。
人が短期記憶できる数は、3つが最適だと言われているそうです。
顧客が一番選択しやすい数、それが「三」なんですね。
そういえば、奇跡のプレゼンテーションを数多く行ってきた、アップル創業者のスティーブ・ジョブズもそうでした。
常にプレゼンの内容や重要な発表は「3つ」と決めていたそうです。
人は一度に4つ以上のことは、なかなか覚えられない、覚えたとしても忘れてしまう可能性が高いことをジョブズ氏は知っていたようです。
人間の短期記憶を理解して、プレゼンを行っていたそうです。
「三」という数字、大きな意味がありそうですね。
「三」という数字。
一人称は、自分(私)。
二人称は相手(あなた)。
一人称や二人称では、私とあなたでしかないんです。
でも、三人称では他人(彼)。
三人称となった途端、世界中すべての人が当てはまるんですね。
ずーっと広がります。
一や二は点や線でしかないですが、三になってはじめて、面が完成する、全てがそろいます。
アニメなど映像の世界を「二次元」と呼ぶことが多いのはご存知かと思います。
いわゆる漫画やアニメの世界ですね。
一方、「三次元」は、幅・奥行き・高さがある立体的なものを指します。
幅・奥行き・高さの概念があり、各方向に自由度を持つ宇宙は「三次元物理空間」とされています。
3次元物理空間は、幅・奥行き・高さの各方向に自由度を持ち、宇宙空間とみなすことができます。
すごいですね。
三次元は宇宙にも通じているんです。
「三」という数字は、いわば「無限」に通じている、とも言えそうです。
三日坊主の「三」。
この三日は単なる「短い期間」を意味していると思います。
でも。
個人的には、この「三」の数字。
何でも三回経験すると、ものごとが見えてくるということなのではないかと思えるのです。
1回や2回では、必然なのか、偶然なのか、見えてこない。
でも、3回目で見えてくることが多いのではないでしょうか。
そういえば、以前、テレビで見たのですが、男性と女性が付き合うためのデートの回数。
アンケートで付き合うタイミングで一番最適なデート回数が、デート3回目という回答が一番多かったのを思い出しました。
やはり相手を知る、本質を見る、という意味では、1~2回では難しいのかもしれません。
「三度目の正直」なのでしょうか。
1日や2日ではわからないものが、3日目にして見えてくる、ともいえそうです。
三日坊主の常習犯。
私個人としては、非常にその能力自体は前向きにとらえています。
なぜなら、そういった方は「先見性」に優れているからです。
この先どうなるのか、未来を見据えているからです。
ある意味、三日坊主の人は「先を見通す力に優れている」のかもしれません。
このままやり続けるとどうなるのか。
見えてくるのでしょう。
ある意味、能力ですね。
私は以前ベンチャーキャピタリストとして、多くのベンチャー経営者にお会いさせていただきました。
色々な経営者にお会いする中、成長し続ける経営者の方に共通する能力、それが「はじめる力」です。
特に昨今はインターネット時代。
あらゆるサービスが驚くほどのスピードで進んでいます。
一つの商品や一つのサービスのライフサイクルが非常に早く、あっという間に新しい技術やサービスにとって代わられます。
このようなインターネット時代の昨今、やってみなければわからないことばかりです。
当然、失敗だらけとなるでしょう。
でも。
それでも、生み出し続ける企業がやはり強かった。
そう感じます。
もちろん、適当にやればいいわけではありません。
しっかり準備して、しっかり議論して、しっかり計画を立てます。
でも、決断と行動はあっという間。
そんな経営者は、最後には実績を出してきた、私はそう思っています。
三日坊主バンザイ!
松岡修造さんの思考はすごいですね。
さすが東宝名誉会長の息子さんだけある、と思います。
大事なのは「始めること」。
始めないよりは、何百倍も「始めること」は貴いのではないでしょうか。
例え、三日坊主だっていい。
三日坊主を10回続けたら、1ヶ月。
100回続けたら、1年になる。
三日坊主を恥じる必要はない、私はそう思っています。
もちろん、将来の夢や大きな志は、すぐには到達出来ません。
そんな時、まずは小さなことから始めてもいいのではないでしょうか。
自ら進むべき道、まず第一歩を踏み出すこと。
自分の人生は、自ら決める。
人生は、自ら選択して、自らの足で、自らの意志で、「はじめること」です。
いつまでも自分の人生が始まらないことが一番怖いことかもしれません。
三日坊主バンザイ!
名言を贈ります。
「三日坊主」という言葉は、悪い意味で使われますが、私はそうは思いません。「三日坊主になっている」と気づいたら、そこからまた始めればいいだけです。たとえ三日坊主でも、三日おきに再開すれば年のうち半分はできていることになります。大事なのは「全部で何時間やったか」だと考えましょう。
浮世満理子/アイディアヒューマンサポートサービス代表
仕事で忙しい中で勉強するのだから、社会人は三日坊主でいいんです。重要なのは、サボった後に再び三日坊主になれるかどうか。3日勉強、3日サボるということをくり返せば、1か月で15日間勉強したことになるのですから。
柳川範之/東京大学大学院経済学研究科教授
何かを始めたとき、三日坊主を防ぐには「敗者復活OK」という思考を持つといいでしょう。挫折してしまう人は、一度の失敗で「やっぱり自分は駄目だ」と考えます。だから、継続を諦めてしまう。でも実は、一度も挫折せずに続けている人なんてほとんどいないんです。続けられる人は何が違うかといえば、「また始めればいいや」と、もう一度始めるんです。そうして敗者復活を繰り返すうちに習慣になって、継続できるようになるのです。
原田隆史/天理大学人間学部講師、大阪東京教師塾の主宰
習慣を変えていくうえで、ひとつアドバイスがあります。それは、たとえ三日坊主になっても自分を責めないこと。いい習慣を身につけたり、悪い習慣を断ったりして自分を変えようとする。その挑戦が短期間で挫折してしまったとき、私たちはつい、「自分はダメなんだ」と思ってしまいます。けれども、本当は三日坊主がいけないのではありません。三日坊主のあとに諦めてしまうのがいけないのです。考えてみてください。いい習慣を三日間継続できたけれど、四日目に挫折した。ここで諦めればそれまでですが、諦めずに翌日から再チャレンジして、また三日間続けられたとします。この調子で三日坊主を一年間繰り返したら、一年の四分の三はいい習慣を実践できたことになります。もう、習慣が変わったといってしまっていいはずでしょう。
池田貴将/オープンプラットフォーム代表
何かを始めても、続かないんじゃないか、三日坊主に終わってしまうんじゃないか、なんて余計な心配はしなくていい。気まぐれでも、何でも構わない。ふと惹かれるものがあったら、計画性を考えないで、パッと、何でもいいから、自分のやりたいことに手を出してみるといい。それでもし駄目なら、つまり続かなかったら続かなかったでいいんだ。いいと思うべきだ。
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