【東京都国立市】「くにたち郷土文化館」と「国立まと火」(毎年7月)~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

 

国立市の郷土博物館「くにたち郷土文化館」と、毎年7月に行われている「国立まと火」についてお伝えいたします!

 

 

国立市「くにたち郷土文化館」とは?

国立市の郷土の歴史と自然、文化を多くの市民に伝え、次代の人々に継承する博物館です。

環境への配慮から、施設の80%以上が地下にあり、国立の歴史・文化について古代から現在までの資料を展示している生涯学習の場です。

 

敷地内には3つの庭園があり、それぞれ「武蔵野庭園」「歴史庭園」「伝承庭園」と呼ばれています。

各庭園には豊かな自然が残り、晴れた日にはお弁当を広げる人の姿も見られ、来館者の憩いの場となっています。

また、年間の様々な行事の会場としても利用され、コンサートや発表会、市内の小学生を対象とした「民具案内」なども行われています。

 

常設展示は、国立市のこれまでの歴史から現在のゾーンを4箇所に分けて紹介。

その他、国立市で行われる祭りを紹介するくらしのゾーンや屋外展示にて南養寺遺跡から発見された縄文時代中期末の柄鏡形敷石住居跡を復元し展示。

国立市の古代の出土物の写真や近代の古文書、民俗資料をみることができ、また四季の風景の映像など様々な常設展示をしています。

「くにたち郷土文化館」施設概要

 

国立市谷保6231

定休日:第2・4木曜

営業時間:9:00~17:00 最終入館16:30

料金:入館料 無料 ※企画展・特別展については別途設定

アクセス:JR矢川駅から徒歩10分 【車】中央高速道国立府中ICから約5分

 

 

「国立まと火」(毎年7月)とは?

「まと火」とは、秋田県北秋田市合川地区で、毎年春のお彼岸と8月のお盆の時期に行われる伝統行事です。

国立市と秋田県北秋田市は、30年にわたり児童交流事業を行ってきました。

 

「国立まと火」は「クリーン多摩川(多摩川河川敷を清掃するボランティア活動)」30周年記念事業として、多摩川河川敷公園グラウンドにおいて平成26年にプレ開催、平成27年に本開催としてはじまりました。

国立の新たな夏の風物詩として、認知度を高めています。

「まと火」はもともと、北秋田市の合川地域で春の彼岸の中日にお寺の周辺や墓地で、「火の球」を多く灯したり、夏のお盆の中日には、阿仁川の土手1,200mに渡って、全集落合同で、合川まつりのフィナーレとして、40年以上も継続して開催されている伝統行事です。

「まと火」は、「万灯火」、「万渡火」、「纏火」とも漢字で書くほかに、単に「マトビ」とカタカナで書き記すこともあるそうです。

 

その起源は、徳川時代に茨城地域の藩から国替えされて、秋田地域の藩に封じられた佐竹公と、地元の旧藩士との争いで、亡くなった多くの御霊を弔うために、火を灯したことから始まったと言われ、「ダンボ」といわれる木綿の球に油を浸して、お寺や墓地周辺につるして灯したものです。

毎年、7月に多摩川河川敷公園グラウンドにおいて約600個の「ダンポ」と、多摩川河川敷公園に至る誘導として約600メートルにわたる多摩川堤防上の歩行者、自転車専用道路において約1400個のキャンドルに火が灯され、天神太鼓・合川太鼓による演奏なども行われます。

 

≪場所≫ 多摩川河川敷公園グランド(国立市谷保9544付近)