仮面ライダーカイザとは、『仮面ライダー555』に登場する2号ライダー。
主な変身者は草加雅人。
スマートブレイン社により開発された三本のベルト、そのうちの一つ「カイザギア」により変身する強化戦士。
カイザドライバーで変身する仮面ライダー。
変身コードは「913」、カイザフォンはリボルバー型。
ギリシア文字のΧ(カイ)をイメージさせる頭部が特徴であり、流動経路は黄色のダブルストリーム。
花形がスマートブレイン社より強奪した3つのライダーズギアの中では、2番目に開発された。
オルフェノクや、人間である草加雅人も変身でき、劇中では木場や冴子など複数のキャラクターが変身している。
登場した当初はファイズを上回る出力で活躍していたが、より高出力なデルタが後に登場し、またファイズも出力こそ低いものの高い拡張性を発揮していく。
安定性を重視したファイズに対し、カイザはパワー重視の設計となっている。
ファイズのフォトンブラッドよりも高出力かつ2本線になっている「ダブルストリーム」の効果によって、通常のファイズよりもパワーに優れたギアとなっているが、反面瞬発力はファイズに劣っているという欠点もある。
「仇を取らせてもらう…俺自身の仇をな!!」
「……お前、死にたいんだってな……。俺は木場とは違う……。望みどおりにしてやる!!」
主な装着者は北崎、三原修二。
デルタドライバーで変身する仮面ライダー。
ファイズやカイザの例に漏れなず、ギリシャ文字のΔ(デルタ)をモチーフとしている。
数字表記は「333」。
デルタフォンはストレート型、音声入力式。
ギリシア文字のΔのような頭部が特徴で、流動経路は白色のブライトストリーム。
装備の少なさに加えて専用のライダーマシンを所持していない。
唯一所持しているのは各ライダーズギアで『3821』のキーコードを入力して呼び出すことができる大型ビークル「ジェットスライガー」。
最終的な正規装着者となった三原修二は、参戦時期が遅い上、澤田・影山冴子・村上お抱えの刺客などの強敵と戦うことが殆どの為、単独での活躍よりも、集団戦でのアシストがメインとなっている。
もっとも、印象的な名アシスト率は高い方で彼なりに十分活躍していたといえる。
他にデルタに変身したのは木村沙耶、徳本恭輔、新井賢、河内勇樹、草加雅人、乾巧、阿部里奈、村上峡児。
ただし、新井賢、河内勇樹は「変身経験がある」という説明のみで、劇中での変身シーンはなかった。
ライオトルーパーや『ウィザード』の仮面ライダーメイジのような、ベルトそのものが大量生産されていた例を除けば平成ライダーで最も多くの人が変身したライダーである。
ちなみに銃で変身するライダーの中では珍しく、変身前からベルトが存在する。
ファイズ、カイザに比べ拡張性で劣り装備の数も少ないが、出力は最も高い。
その為、装着者の格闘能力が戦闘力にほぼ直結する。
「やってみるさ…俺に、何が出来るか分からないけど…」