フリーのカメラマン・詩島剛がマッハドライバー炎とシグナルバイクを用いて変身する新たなる仮面ライダー。
「詩島」の名字の通り、彼はヒロインである詩島霧子の実の弟。
ドライブが車をモチーフにしていたのに対し、こちらはバイクがモチーフとなっている。
開発者はベルトさんことクリム・スタインベルトの恩師であるハーレー・ヘンドリクソン博士。
ドライブが戦況に応じてタイプやタイヤ、武器などを使い分けて戦うのに対し、マッハは専用銃「ゼンリンシューター」を使用した銃撃戦闘がメイン。
ベルトはドライブドライバーのように意志を持ってはいないが、その代わりにAIによる補助機能が装備されている。
身軽さを活かした格闘戦も得意としており、ゼンリンシューターをグローブ代わりにした強力なパンチを繰り出すこともできる。
また、重加速制御装置のリミッターを解除することでロイミュードと同じように重加速現象を引き起こすことも可能である。
加速機能を使用すれば、ファイズアクセルに匹敵するスピードを出すことができる。
「追跡、撲滅、いずれも・・・マッハ!! 仮面ライダー~~~マッハ!!」
仮面ライダードライブこと泊進ノ介のライバルに相当するロイミュードの殺し屋。
人間態は紫のライダースジャケットを身に纏った冷たい印象の青年で「死神」の異名を持つ。
なお、人間態のモデルとなった人物についてはエピローグの項にて。
魔進チェイサーの姿になる際は、変身ツール「ブレイクガンナー」の銃口を手に押し付け、ブレイクガンナーの「ブレイクアップ」の発声と共に変身する。
仮面ライダーを抹殺するのは使命だと思っていても、「人間は絶対に殺さない」という独自の美学も持ちあわせており、例え敵として現れても、人間にだけは止めを刺さず退く事もある。
自らの過去の記憶を全て失っている模様で、迷いの無い素振りを見せつつも、ドライブと幾度と無く戦ううちに己が何者なのか疑問が生まれ始め、徐々に不安定になっていく。
ロイミュード側にも人間側にも付かずに天涯孤独の身となったが、後に究を介してドライブ協力者達にその存在を知られることになる。
迷う中、ソードロイミュードによって霧子に危機が迫った際に颯爽と現れ、託されたマッハドライバー炎を使用し第三の仮面ライダー・仮面ライダーチェイサーへと変身。
仮面ライダーチェイサーとなることを選択してから、彼は特状課の協力者として人間達と少しずつ関わっていくことになる。
「理由など必要ない! 仮面ライダーを倒すこと。それが俺の使命だ!」
「人間を守ることが俺の本望なのかもしれない・・・霧子」