楽して助かる命がないのはどこも一緒だな!
お前楽して助かる命はないって言ったな、タダで助かる命もないんだよ!
人が人を助けていいのは、自分の手が直接届くところまでなんじゃないかって…
誰が正しくて、誰が間違ってるってとっても難しいことだと思います。自分が正しいと思うと周りが見えなくなって、正義のためなら何をしても良いって思ったり、きっと戦争もそうやって起こっていくんです。
いまのおまえは、欲望っていう酒に酔っぱらってるだけだ。
欲望がある限り、何かが変わり、生まれる。今日という日を明日にすることさえ欲望だ。
目の前で起こってることに、一生懸命になるしかないんです。小さな幸せを守るために・・・。自分ができること以上のことはできませんしね。
火野!掴まれ!早く!もう何でも1人で背負い込むのはやめろ!俺達がいる、俺達の手を掴め!!
誰にも頼らないってのは、強いことじゃねえぞ。
アンク。はい、約束。………アンク、また会おう。お前と俺がいる…明日に。
俺は…俺は欲しかった。欲しかったはずなのに諦めて蓋して、目の前の事だけを…どんなに遠くても届く俺の腕、力!もっともっと…もう叶ってた…お前から貰ってたんだ…一度も言ってなかった……アンク、ありがとう。
分かってる、お前がやれって言うなら…お前が本当にやりたい事なんだよな、アンク…行くよ!
手が届くのに手を伸ばさなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ。それだけ。
次にチャンスがあったら迷うな。(中略)いいか、オレのピンチは、おまえのチャンスだ!
道を間違えたら、誰かが教えてくれる。だから、自分を信じて、自分のやりたいようにやれ!
平成ライダーシリーズの第12作。
「OOO」と書いて「オーズ」と読む。
なお「OOO」は、アルファベットのO(オー)が3つである
「OOO」には変身に使用する「3枚のメダル」や「王s」といった意味が込められている。
テーマは「欲望」であり、オーズは人々の欲望から産まれる怪人・ヤミーと戦う。
しかし「欲望=悪」という図式にはなっておらず、単純な善悪ではくくれない人物が多い。
欲望から生まれる硬貨・オーメダルと、メダルを巡る人間と怪人との争奪戦を描く。
敵との戦いの中で新たなオーメダルを獲得し、強化していくという点において、初代『仮面ライダー』から続いている「敵の力を利用して敵に立ち向かう」というシリーズ最大の特徴がより前面に押し出されている。
キーアイテムの争奪戦、相棒、師弟、種族の苦悩など、平成仮面ライダーシリーズのテーマを複数取り入れているほか、ヒロイズムに徹した主人公の性格、主人公が異形の者へ変貌していく過程と狭間の苦悩といった昭和仮面ライダーシリーズの要素をも組み込み、原点回帰の側面も持ち合わせている。
2011年4月3日放送の第28話において、1971年4月3日放送の『仮面ライダー』第1話から数えて仮面ライダーシリーズの放送話数が通算1000回を迎えた。
これを記念し、特別編として放送された第27話・第28話の前後編は、作中人物が1000回到達を祝福するメタフィクション的な内容となっている。
また、1000回にちなんで森下千里、千秋、若槻千夏、ハリセンボンら女性タレントたちがカメオ出演した。
放送当日は、番組枠内で仮面ライダー40周年の記念CMも流れた。
平成仮面ライダーシリーズ第9作『仮面ライダーキバ』放送時から稼働してきたデータカードダス「仮面ライダーバトル ガンバライド」が、本作品の放送開始と同時期に稼動開始する001弾よりオーメダルに対応。
従来のカードダスに加えて玩具のオーメダルからもデータを読み込んで遊べるようになり、なりきり玩具とカードゲームの両面から商品展開が行われる。
西暦2010年秋。「鴻上ファウンデーション」が運営する鴻上美術館に収蔵されていた「オーメダル」の封印が解かれ、800年の眠りから目覚めた怪人たち「グリード」が街中へと逃亡。
彼らの目的はただ一つ――人々の欲望から生み出されるオーメダルを集め、己の身体を完全にすること。
それぞれの種族の王=グリードはメダルをめぐり怪人=ヤミーを放つ。
この事態に備えて配備されていた鴻上の戦闘部隊「ライドベンダー隊」もあっけなく壊滅し、美術館も全壊してしまった。
そんな大惨事にも全く気づかず、美術館の事務室で眠りこけていたアルバイト警備員がいた。
彼の名は火野 映司。
何の欲もなく、わずかな日銭と明日のパンツだけを持ち、世界を放浪している青年である。
全壊に際してようやく目を覚ました映司は、室内に偶然落ちていた赤いメダルをアルバイト代と勘違いし、現場から持ち去ってしまう。
働き口を失った映司は街をさまようが、そこに突然宙に浮く腕の怪物アンクが現れ、「俺のメダルを返せ」と要求する。
不完全すぎる姿で復活してしまったグリード・アンク。
だが、そこに他のグリードの分身ヤミーが乱入。
ヤミーは駆けつけた刑事泉 信吾らに重傷を負わせたうえ、アンクにも一方的に危害を加える。
映司はアンクを含めた人々を救おうと無謀にもヤミーへ立ち向かうが、そんな彼を見たアンクは「利用できる」と判断すると、さらに2枚のメダルと謎のベルトを映司に手渡し、「死にたくなければ変身しろ」と促す。
こうして映司は、オーメダルの力を使って戦う戦士仮面ライダーオーズとなり、メダルを巡るグリードたちの戦いに巻き込まれていく。
定職も定住も貯金も趣味も何も無い男。
その日を暮らせる金と食料、パンツがあれば生きていられる。
人から好かれる方だが、年長者には叱られる。
日本に帰ってくる前は世界各地を旅しており、旅先で仲良くなった家族を内紛の被害から助けられなかった経験から今を生きている人々を助けようと奮戦する。
名前の由来は、初期案は借金ライダーという設定で「火の車」から「火野」。
そして某借金まみれの漫画の主人公をもじって「映司」。
アンクに促されるままオーズドライバーの封印を解きオーズに変身し、彼と「人の命よりメダルを優先させない」という契約を結んでオーメダル集めに奔走することになる。
異形の王、グリードの一人。
仲間に先んじて復活したが、メダルが足りず復活したのは右腕のみだった。
メダル不足により右腕のみで復活したため、代わりに映司にベルトを与えてメダルを回収させる事を目論む。
瀕死だった泉刑事の身体を使って人間体となる。
怪人らしく 強欲で計算高い。
野望の為に必要なメダルの数にうるさく、無駄遣いは許さない。
そんな性格も物語が進むにつれて変わっていく…かもしれない。
信吾が密かに買っていたipadやiphoneを完璧に使いこなし、メダルカウント用のアプリまで作成している。
初期案では鳥系幹部だからトーリ(映司が適当に付けたという設定)だったが、それはあんまりだろうということでヒンドゥー語で「目」を意味するアンクに落ち着いた。
他にも日本語由来でアッシュ(「圧する」のもじり)にする案もあった。
アンク(ロスト)に融合されかけた拍子に泉刑事の意識が復活、アンクが融合されたときに完全復活した。
泉刑事の体を使ったことで五感が発生し、アイスを好物にする。
その後、命を渇望するようになり、真木に一度はついたこともあったが、真木がアンクを器にしなくなったため元鞘に収まる。
しかし、アンクの人格の宿るタカ・コアが傷を負ってしまい、最終決戦で割れてしまった。
オーズをサポートする財団「鴻上ファウンデーション」のバイク隊隊長。
海外で医者として働いていたらしく、帰国後「セルメダル収集の報酬として1億稼ぐ」事を理由に仮面ライダーバースの装着者となった男。
警察出身のエリートで会長の忠実な部下。
無口で無愛想、淡々とオーズのサポート任務をこなすが、お人好しな映司とグリードであるアンクをライバル視していた。
自分の未熟さを自覚してからは平和の為にオーズのサポートに尽力。
一時財団を抜けてクスクシエでバイトまでした。
バース登場後は主に伊達の変身するバースのセルメダル補充や、予備のバースバスターでライダー達をサポートしていたが、成長の末に伊達からドライバーを引き継いだ。