【東京都昭島市】「家具の博物館」とフランスベッド創業者池田実氏~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

【東京都昭島市】「家具の博物館」とフランスベッド創業者池田実氏~東京北多摩スポット・観光・イベント・公園・大学など~

 

昭島市、JR中神駅に「家具の博物館」があるの知っていますか?

フランスベッド創業者池田実氏が伝統ある歴史上の家具を収集・保存し、家具の伝統を後世に伝えるとともに、新時代の家具の創造・研究に資することを目的に設立された博物館です。

 

 

 

日本唯一の家具専門の博物館!昭島市「家具の博物館」

 

JR青梅線「中神駅」下車、北口より徒歩5分ほどにある「家具の博物館」。

フランスベット東京工場内にあります。

この「家具の博物館」は日本唯一の家具専門博物館です。

この博物館は、フランスベッド株式会社の創業者である池田実氏の発起により、フランスベッドグループ各社の協力により昭和47年11月1日に「家具保存協会・家具の歴史館」として東京都中央区晴海のジャパン・インテリア・センタービル2階に開設致しました。

 

その後、昭和54年10月15日に財団としての法人化にともない、「家具の博物館」と改称。

平成16年10月1日に諸般の事情により東京都昭島市中神町に移転しました。

また、公益法人制度改革に伴い、平成23年4月1日に一般財団法人となりました。

収蔵資料は、収納具、照明具、暖房具、容飾具、飲食具、座臥具など1800点余り。

 

80坪ほどの展示場に、コレクションの中から約180点ほどを選び常時展示しています。

館内には江戸時代から明治・大正時代の和家具や、17世紀から19世紀の西洋アンティーク家具、タイやカンボジアの椅子などがあり、中には大正天皇が皇太子時代に使っておられたドレッサーなど、たいへん貴重な物もあります。

「家具」という言葉ができたのは近代のことで、それまであったのは調度品の類でした。

調度品は実用性よりも装飾が重視されていました。

 

高度経済成長期の折、調度品が残されていく一方で庶民の使う家具が捨てられていくことに危機感を抱いたのが、この博物館の原点になったそうです。

 

 

 

 

 

フランスベッド株式会社と創業者池田実氏

 

 

ご存知、フランスベッド株式会社は家庭用ベッド・医療用ベッドを取り扱う日本のベッドメーカーです。

社名からフランス共和国で発足した会社、あるいはフランス製のベッドを輸入販売する会社と思われがちですが、元々は車両シートの製造工場として創業した会社であり、フランスとは一切関係ない会社です。

昨今はメディカル事業にも力を入れているそうです。

創業者は「家具の博物館」を創った池田実氏。

 

出身は佐賀県、日本大学経済学部卒業、昭和24年に三鷹市で双葉製作所を設立。

スクータ用シートを製造していましたが、昭和31年に日本初となる分割式ベッド「フランスベッド」を発売したところ、それが日本で大ヒット。

その成功にあやかって、社名もフランスベッドに変更、ベッドの製造・販売に転換しました。

 

1959年東京工場建設・操業、1963年には、東京都田無市に日本衛生寝具株式会社を設立、病院基準寝具販売、リース洗濯事業を開始、1966年に東京、名古屋、大阪各証券取引所市場第一部上場しています。

 

創業者池田実氏は以下のような名言を残しています。

 

「だれも手をつけない部分にこそ無限の可能性がある」

 

「よい知恵は、天から降ってくれるものではなく、われわれ人間に内蔵されているものであり、 それは日常的な行動の場からこそ生まれてくる」

 

 

 

 

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