いま、やりたいこと、新しく挑戦してみたいことはありますでしょうか。
毎日、忙しくて中々始められないことは多いですよね。
でも、今やらなければならないことと思っていることは、本当にやらなければならないことでしょうか。
新しいことにチャレンジすることは非常に難しいものです。
今回は新しいことに挑戦することの難しさや、行動力についてお伝えいたします!
Contents
行動力における5つのタイプ
突然ですが、発火していますか?
毎日普通に過ごしている方、夢に向かって燃えている方など様々な方がいらっしゃるかと思います。
主にビジネスにおける人物分類ですが、行動力における人のタイプに5種類あると言われています。
以下、5つのタイプです。
【行動力における5つのタイプ】
①発火タイプ
②ガソリンタイプ
③可燃性タイプ
④不燃性タイプ
⑤消化タイプ
一つ一つ見ていきましょう。
【行動力における5つのタイプ】
①発火タイプ
自ら燃えて、周りに火をつけるタイプ。
火のないところに煙は立たないといわれます。行動力を巻き起こすために一番最初に大切なのは火種です。
自ら発火し、周りを巻き込み、世の中を変えるパワーを持つタイプです。
ベンチャー企業の経営者など、新しいことにどんどんチャレンジするタイプです。
②ガソリンタイプ
火種から火をもらい、一気に加速して炎を拡大させるタイプ。
自ら発火することは得意ではないですが、一度火が付いたら爆発的な火力を発揮します。
さらに火力を増し、行動力に拍車をかけることができる、貴重な存在。
会社組織では管理職、リーダーを支える右腕、左腕タイプです。
③可燃性タイプ
周りから火をもらい、一緒に燃えるタイプ。
火力自体は強くはないが、自分の責任の範囲内ではしっかりと燃えるタイプ。
組織では貴重な戦力の一つです。
④不燃性タイプ
周りから火をもらっても、燃えない不燃焼タイプ。
プラスマイナスゼロタイプです。
良くもないが、現状維持。
会社組織ではダメサラリーマンタイプ・・・。
⑤消化タイプ
燃えない不燃焼どころか、水をかけて消化してしまうタイプ
いわゆる足を引っ張るタイプ。
マイナス思考で周りの邪魔ばかりをするタイプです。
いかがでしょうか。
みなさんはどのタイプでしょうか。
⑤消化タイプは、職場・組織に必ず1人以上はいるものです。
④不燃性タイプと⑤消化タイプが、その組織の50%以上を占めている場合、その企業は停滞すると言っても過言ではなりません。
なぜなら、その企業は新しいことに「挑戦」「チャレンジ」ができなくなるからです。
商品やサービスは、必ず時代の変化により、栄枯盛衰があります。
どんな商品・サービスも、「成長期」→「成熟期」→「衰退期」という流れを経ていきます。
必ず時代の変化に合わせ、新商品開発や既存商品のリニューアル、新規事業開発、新規顧客開拓などの必要性が出てきます。
大切なのは、新しいことへ「挑戦」「チャレンジ」することです。
そして、ベンチャー企業の起業家は①発火タイプです。
新しい時代を創造する人達。
それは、ゼロから1を生み出す創造性、チャレンジ精神にあふれる人たちですね。
三大幸福論から見る「行動力」
三大幸福論はご存知でしょうか?
「三大幸福論」と言えば、ヒルティの『幸福論』(1891年)、ラッセルの『幸福論』(1930年)、アランの『幸福論』(1925年)による3つの幸福論が挙げられます。
この幸福論が実は、行動力と密接に結びついているのです。
幸福って、もっとふわっとしたイメージがありますよね。
なぜ行動力?
と思ってしまいます。
「三大幸福論」それぞれについて有名な一説をピックアップしてみたいと思います。
「三大幸福論」について
ヒルティの『幸福論』(1891年)
まずはカール・ヒルティの『幸福論』(1891年)。
スイスの哲学者であり、法学者、著名な作家。敬虔なクリスチャンでした。
ヒルティの『幸福論』の中での一説が以下です。
「人生の幸福は困難に出合うことが少ないとか、まったくないということにあるのではなく、むしろ、あらゆる困難と闘って輝かしい勝利を収めることにある」
「幸福を得るには、あらゆる人間の性質の中で、勇気が最も必要である」
幸福とは、困難と闘う、そして勇気が必要なんですね。
ラッセルの『幸福論』(1930年)
次にバートランド・アーサー・ウィリアム・ラッセルの『幸福論』(1930年)。
イギリスの哲学者、論理学者、数学者であり、1950年のノーベル文学賞の受賞者。2度の投獄も経験した人です。
ラッセルの『幸福論』の中での一説が以下です。
「自己ではなく外界・そして他者に対して好奇心を持つことが幸福の条件である」
「幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるだけ幅広くせよ」
幸福とは、幅広く外界や他者に好奇心を持つことなんですね。
アランの『幸福論』(1925年)
最後にアランこと、エミール=オーギュスト・シャルティエの『幸福論』(1925年)。
フランスの哲学者、評論家、モラリスト。元教師でした。
アランの『幸福論』の中での一説が以下です。
「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」
「幸福には前向きに努力し、行動することが何より大切だ」
幸福とは行動することなんですね。
いかがでしょうか。
三大幸福論、いずれも何か、大きな方向性は同じように感じます。
幸福とは、静的なものではなく、動的なもの。
自ら自分の意志で勝ち取るものではないでしょうか。
幸せはあるいてこない。
行動力と密接に結びついている、そんな印象を持ちます。
0→1と、1→100は、どっちが難しい?
「0と1の間は1と99の間より広い。最初の一歩が次の一歩を生み、その積み重ねのみが「夢」を実現させる。」(渡邉美樹/ワタミ創業者)」
これはワタミ創業者の渡邉美樹氏の言葉です。
ご存知、渡邉美樹氏は引越しのバイトで集めたお金で、1件の居酒屋からスタートした経営者です。
昨今、ワタミはブラック企業と取り上げられたり、一部事業売却を実施するなど事業再編を進めていますが、まさにゼロから1を生み出したベンチャー企業、起業家の一人です。
私は新しい会社の立ち上げをみる機会が多く、多様なベンチャー企業の立ち上げの事例をみてきました。
企業が一番苦労するタイミング、それは立ち上げの時です。
商品やサービス開発、社員や事務所の確保、様々な法的対策、そして、何より最もハードルが高いのが1社目の顧客、初めての売上計上です。
無限ともいえる膨大な選択枝、タスクの中から最善の一手を打つ、想像力と創造力。
ゼロから1を生み出すパワー、無から有。
何もないところから、物事を始めることのハードルは非常に高いものです。
さて、売上1億円を作り出す難しさと、1億円→100億円にする難しさとどちらが難しいと思いますか?
実は、すでに1億円のビジネスが成り立っているものを100億円にするほうが簡単だといわれています。
ゼロから1を生み出す難しさは私自身も間近で見てきました。
あるベンチャー企業は資本金2億円もありながら、2年間殆ど売上が計上でいていない、そんな事例もたくさんありました。
また、ビジネスモデルに優れたベンチャー企業でも、革新的特許技術も取得した企業でも、まったく売れない企業も膨大に存在します。
つまり、製品が良くても、ビジネスモデルが良くても、殆ど成長できない企業は結構多いのです。
これがゼロから1を生み出す難しさです。
最後に
新しいことに挑戦する人へ。
勇気をもらえる名言を贈ります!
未来は行動の先にある
ビル・ゲイツ/マイクロソフト創業者
やってみないと、できるかどうかわからないんだろ?なら、やってみろ。
本田宗一郎/HONDA創業者
上手くなくてもいいし、間違ってもいいのよムッタ。まずは音を出して。音を出さなきゃ音楽は始まらないのよ
小山宙哉/漫画家『宇宙兄弟』より
ヨーロッパ全行程にわたる完全無欠な好天候の確報など待っていられるものか。今こそチャンスだ。よし、明け方に飛び出そう!
リンドバーグ/飛行家、人工心臓開発者