愛犬が膝にあごをのせてきたりすると、飼い主は胸がキュンとしますね。
かわいいのでそのまま寝かせたくなります。
でもどうして犬はあごをのせてくるのでしょうか?
この仕草はどんな気持ち、心理があるのかを見てみましょう。
犬があごを乗せてくる時の心理とは?
①「甘えたい」 リラックス中
このとき犬は大好きな飼い主さんに甘えたいと思っています。
犬の心理として、飼い主に甘えたい気持ちがあります。
いつでも飼い主の傍にいてリラックスしたい気持ちです。
犬が飼い主にあごをのせるのは、無防備な状態なので飼い主を信頼している証拠です。
また飼い主さんの顔をウルウルとした目で見つめているなんてことはありませんか?
犬は「大好きな人と一緒にいたい」「あなたが大好き」というアイコンタクトをします。
撫でてもらいたいという気持ちもあるので、ナデナデしてあげましょう。
静かに声をかけてあげると、犬も安心します。
犬はあなたのことが大好きなんです。
②「かまってほしい」 かまってよ
仕事でパソコンに向かっていたり、スマートフォンに夢中になっていると犬があごをのせてくることがあります。
これは「ねえねえ、かまってよ」「こっち向いてよ」という表現です。
そんな時の犬の心理は、飼い主に構って欲しいんです。
ぼくと遊ぼうよ!と誘っているんですね。
パソコンやスマートフォンにちょっとした嫉妬もあるかもしれません。
忙しくて愛犬に構ってあげられなくても、犬があごをのせてきた時にはコミュニケーションをとってあげることです。
③「ごはんがほしい」 おねだり
このあごを乗せる仕草はごはんやおやつが欲しい時のサインとしても行います。
まずは毎日のごはんの量は足りているか、栄養成分は足りているかなどの確認してみましょう。
おねだりをしているんですね。
かわいいので、ついついたくさんエサをあげてしまうかもしれません。
おねだりされてもこの場合は注意し、肥満にならないように1日の決まった分をあげましょう。
おやつがもらいたくて、あごをのせてくる時もあります。
④「リラックスしている」 信頼・安心
犬があごをのせてくる心理は、飼い主を信頼している証拠です。
犬にとっては安心できる存在であることが分かります。
犬にとってあごは本能的な機能の臭覚、視覚や聴覚に加えて物の振動をいち早く察知する骨伝導の機能感覚のあるとても敏感な部分です。
犬があごをのせることは、無防備な状態だからです。
その大切な体の一部をあなたにゆだねても安心できる環境でいられることを、愛犬はわかっているのです。
⑤「自分の方が優位だと示したい」 自分の方が上だと思っている
犬があごをのせてくる時の心理は、自分が飼い主よりも上であると教えていることがあります。
犬は自分の方が偉いと思っている場合にも飼い主さんや家族の体の上に顎を乗せてくることがあります。
この場合、甘えているときのような笑顔やキラキラした目は見られず、無表情です。
また、撫でようとしたときや、撫でるのをやめたときなどに「ウゥ〜!」と唸り声をあげることがあります。
犬の祖先だと考えられているオオカミは、グループの間で誰が上位で下位なのかを決める「順位付け」を行います。
オオカミの群れの上下関係は厳しく、下位のオオカミは上位のオオカミに服従し、順位の高いオオカミは優先して食事をとることができるなどのルールがあります。
こうした順位付けは犬同士でも行われると言われており、家族である飼い主さんに対しても行う場合があります。
そのため、犬は自分より下だと思っている人や犬に対して、顎を乗せることで自分の方が上であるということをアピールしています。
この場合は、しつけのためにあごをのせるのを辞めさせましょう。
以上です。
いかがでしたでしょうか。
それにしても、甘えている表情、仕草は本当にかわいいですよね。
大好きなワンちゃんとずーっと一緒にいたい!と思ってしまいます。
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