トップに必要な資質は3つある。
1つ目は社員を動かすため、自分の考えていることを伝える「訴える力」。
2つ目は白か黒か、右か左かを決める「決断力」。
3つ目は「絶対逃げない」こと。
どんなに優秀でも逃げるやつはあかん。
これらの資質は全部経験して、失敗してみないことには身に付きません。
永守重信、ながもり・しげのぶ。
「日本電産」創業者。京都府出身。
永守重信氏は、京都府で六人兄弟の末っ子として生まれました。
1963年に京都市立洛陽高等学校を卒業します。
職業訓練大学校(のちの職業能力開発総合大学校)卒業後、日本の音響機器メーカーのティアック、機械メーカーの山科精器を経て、日本電産を創業。
社員3人とともに会社をスタートさせ、同社を世界シェアトップ製品を持つ会社に成長させた。
また、数十社の経営再建を成し遂げた。
・異端者を評価しない会社も問題です。ちょっと変わった人間が世の中にないものを生み出している。
・人にはIQ(知能指数)とEQ(感情指数)がありますが、IQの差は精々5倍まで、通常は2倍ですね。ところが、EQは100倍の差があると思うのです。三流大学卒の人でもやる気があれば、一流大学の人に負けない。むしろ、やる気のある三流大学卒の方が一流大学卒より優秀な場合がよくあります。
・どの事業もいつか必ずピークアウトする。事業や商品はもとより、国家、企業、個人もすべて、どこかでピークを迎え衰退する。大きくいえばこれが私の歴史観である。
・この数年で3社ほど100年以上の歴史がある会社を買いました。実際に買ってみると、大事なことが3つあると気付きました。
長期的な視点に立つこと。
ビジネスポートフォリオを絶えず変えなければいけないということ。
マンネリに陥らないように頭を切り換えること。
・企業の本当の強みは風土であり、スピリッツだ。
1、【動画】日本一の経営者と云われる日本電産・永守創業者①