柳井正:商品が売れるための3要素

柳井正:商品が売れるための3要素

商品が売れるための3要素

柳井正(UNIQLO創業者)

 

売れるためには3つの要素が必要です。

 

・商品がいいこと

・商品のイメージがいいこと

・商品情報がいいこと。

 

3つが揃わなくてはヒット商品にはならない。

ところが日本のメーカーの大半は「商品が良ければ自然と売れていくだろう」と考えている。

しかし、商品自体が良くても、売れないものはたくさんある。

いくらいいモノでも、モノを作って、そのままにしておいて、売れる時代ではありません。

 


 

柳井正とは?

 

 

柳井 正(やない ただし、1949年(昭和24年)2月7日 – )は、日本の実業家、資産家。

カジュアル衣料の製造販売「ユニクロ」(UNIQLO)を中心とした企業グループ持株会社であるファーストリテイリング代表取締役会長兼社長。

柳井正は山口県の地方の商店街で育ち、父が商店街で紳士服の商売をしていた。

早稲田大学政経学部経済学科卒業後、ジャスコに入社するも、半年くらいで退職。

父が経営する小郡商事(のちのファーストリテイリング)に入社。

柳井氏は1984年に、父の後を受けて小群商事の社長に就任。

「ユニークな衣料(closet)」という意味を持たせて、「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」、通称ユニクロ(UNIQLO)を開店した。

広島市に第一号店をオープン。

同時に、SPA(製造小売業)を取り入れ、「フリース」の大ヒットで急成長を果たす。

1999年東証一部上場、国内知名度トップクラスのアパレルブランドに成長させた。

東レと提携し、ヒートテック技術を武器に海外展開へ進出させ、グローバル企業となっている。

 

 

厳選!柳井正氏の珠玉名言

 

 

・実家のある山口県・宇部市に戻ると、親父が経営していた「メンズショップ小郡商事」を任されました。でも、2年もしないうちに7人いた従業員が1人を残してみんな辞めてしまって。なぜかって? 僕がジャスコで聞きかじってきた経営理論を振りかざして、「ああでもない、こうでもない」と言ったからですよ。何もできないのに。当然、親父に叱られると思っていたら、何も言わなくてね。代わりに、店の通帳と実印を渡され「これからはお前が経営しろ。自分が元気なうちは、会社が潰れてもなんとかできる。店を潰すなら、俺が元気なうちにしろ」と。そう言われたら、逃げられないですよね。それで、僕はもうこの仕事で生きていこうと決意したんです。それからですよ、悪戦苦闘の修行時代が始まったのは。

 

 

・経営や商売というのは、自分のなけなしの金で場末に店を出して、一生懸命考えることから始まる。誰も来ないとする。どうして誰も来ないんだろうと考える。店が暗いのか、他の店よりも価格が高いのか。試行錯誤して、お客さまに来てもらえるようになったとしても、何も買わずに出ていく人もいる。そのうち自分の手元のキャッシュが減っていき、胃が痛くなる。そういう経験をし続けない限り、MBAを取ろうが、コンサルティングをやろうが、商売人、経営者にはなれない。

 

 

日本人の悪いところと感じたのが、最初にやろうとしないこと。節電や自粛でも、義援金、寄付行為でも、最初に手を挙げようとしない。誰かがやった後で、それに合わせて行動を起こす。寄付金の金額さえ横並びにしようとする。横並びで対処する時代は終わったんです。これからは、自分の頭で考え、自分で判断したことを自分自身で実行する。最初に手を挙げることが重要になる

 

 

・継者候補には「自分のようにやると失敗する」と言っています。僕は創業者でCEO(最高経営責任者)だから人々が言うことを聞くんですよ。同じことを後継者が言ったら誰も聞かないですよね。歴史を全部知っている僕より強いことをやろうと思ったら、チームを作るしかないでしょう。

 

 

・東日本大震災後、私が指示したのは、「表の看板に明かりをつけよ。お客様を笑顔と元気な声でお迎えしろ」ということでした。看板に電気を回した分はバックオフィスの電気、従業員用トイレの照明などを消し、店内照明を抑制することで対処した。本社の照明も、かなり暗くしている。我々社員は暗いところで仕事をしてもいい。しかし、お客様には明るい店舗で商品を選んでいただく。それが商売人の気概でしょう。それが商売人がすべき節電です。こういう時こそ、看板の明かりを灯し、元気な声と笑顔で温かくお客様を迎える。景気は気持ちの問題も大きい。元気にしていれば気分も景気も自然と上向いていく。

 

 

起業をするのに、特に素質は必要ないと思います。僕はほとんどの人が起業できると思っています。大事なのは、まずは全部自分でやってみること。そこで何回も失敗して、また懲りずに挑戦する。その繰り返しの中で経営者として育っていくんです。

 

 

・レイ・クロックのことを知ったのは一冊の本からです。大学を出て、宇部に戻り、父親が設立した衣料品の会社に勤めていたころでした。ある本の中にレイ・クロックの印象的な言葉が載っていて「Be daring(勇気を持って)Be first(誰よりも先に)Be different(人と違ったことをする)」。これこそ商売の真髄だと思って、手帳に書き写したのを覚えています。

 

 

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1、日経ITイノベーターズ~ファーストリテイリング 会長 兼 社長 柳井 正 氏 Message

 

 

2、柳井正氏「アマゾン恐れる前に強み磨け」


 

 



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