暑いとき、犬は舌を出しながら、ハアハアと息していますよね。
でも、暑いときだけではありません。
ハアハアしながら息をしているのは、何か理由があってのことです。
一番多い理由は、やはり体温調整です!
そもそも犬が汗をかく所は、舌と鼻と、足の肉球だけなのです。
ワンコの身体は、毛に覆われてるんで、汗腺が発達してないのが原因です。
暑い日に、ハーハーいいながら息してるのもその一つです。
唾液の蒸発によって体温を下げようとしているのです。
パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は鼻が短く口の面積が少ないため暑さに弱く、舌を出すことが多いですね。
そして犬の舌にも大きな秘密が。
犬の舌って、面積や体積が、変わるって知ってましたか?
必要に応じて、面積を変えて体内の熱や水分の発散をコントロルしているのです。
でも、暑いときだけではありません。
興奮しているときには脈が早くなり呼吸数が多くなることから舌を出すようになります。
そして舌と言えば、その犬の健康状態もわかることがあります。
犬の健康状態を把握するため、犬が舌を出した時には色をチェックする癖をつけておきましょう。
犬の舌は、正常な状態だと濃いピンク色から少し赤みがかった色をしています。
それが黄色になっていたら「黄疸」といい、肝臓疾患の疑いがあります。
また、紫や青白くなっている時は「チアノーゼ」を起こしていると考えられ、どちらもすぐに動物病院を受診する必要がある状況です。
チアノーゼとは、血中の酸素濃度が低下した時の症状として、いろいろな部位が青白く変色することです。
人間の場合は、唇や指先が青白くなることがあります。
呼吸器や循環器、神経系などに何らかの異常が起こり、正常に酸素を取り入れることができていない時にみられます。
また、犬の舌が白っぽくなっている時は、貧血の疑いがあるそうです。
犬にとって、舌を出してハアハアしているのには、理由がったのですね。
しかも、舌は犬の健康のバロメーター。
いつも元気で長生きしてほしいですね!
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