【自民党と維新が統一教会にひれ伏すのは、なぜ?】統一教会の政治力の源泉は米国にある?~岸信介&笹川良一&文鮮明、米権力国際反共コネクション~
■“統一教会”と安倍元首相の祖父・岸信介氏の関係は?
日テレNEWS 2022年7月14日
https://news.ntv.co.jp/category/society/13dea2e7668e47cd9ee1a5fec4a9fcbc
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安倍元首相が銃撃され死亡した事件で、逮捕された男の母親がいわゆる“統一教会”に約1億円の献金をしたことが明らかになりました。
元信者が「頭でやめても心でやめるのは難しい」と脱会の難しさを証言しました。
安倍元首相の祖父・岸信介氏と“統一教会”の関係について、弁護士が指摘しました。
「1億円の献金か」、「勧誘の方法」、「岸元首相との関係は?」、以上の3つのポイントについて、詳しく解説します。
・母親の献金は約1億円か 教団側「5000万円は返金」
山上徹也容疑者は、母親が「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”に多額の献金をする中、「祖父の持っていた土地を勝手に売り払い、団体につぎ込んだ」と供述しているということです。
登記簿などによると、確かに母親は宅地を売却し、その後、破産しています。
捜査関係者によると、母親が献金した額は約1億円にのぼるとみられています。
一方で、教団側は13日夜、文書を発表し、「山上容疑者の母親が教団に献金した正確な金額にはたどり着けていないが、2005年からの10年間で5000万円が返金された」と主張し、信者の代表と母親らの間で返金の合意がなされたものの、経緯は不明だとしています。
・弁護士ら「正体隠しの勧誘は続いている」 教団側は否定
信者は、どのように入信するのでしょうか。
教団のトラブルなどに対応してきた全国霊感商法対策弁護士連絡会は、「勧誘から入信に至るまでは、非常にシステム化された巧妙な手口だ」と指摘しました。
まず、駅前などで歩行者に「生活アンケート」への回答を求めたり、「手相を見る」などと声をかけたりして、全国各地に設置された「ビデオセンター」という教育施設に勧誘者を連れて行くといいます。
声かけの時点では「ビデオセンターは様々なイベントやスポーツを楽しむ所」などとウソをついて、宗教であることは一切隠して誘い込むのだそうです。
その後、ビデオセンターでも教団だと悟られないように「教養・娯楽ビデオ」などを見せ、学習意欲をかきたてて、次のステップへと進ませるということです。
郊外で2日間の泊まり込みの研修会を行い、その後、平日の夜に2時間程度の講義が行われ、ここで初めて、これまでのビデオ講義やセミナーの主催者がいわゆる“統一教会”であり、教祖が文鮮明(ムン・ソンミョン)氏であることが明かされます。
次に、4日間の泊まり込みで行われる研修会では「献身の誓い」をさせられ、人生を文鮮明氏にささげることを誓わされます。
そして、集団生活をしながら、約1か月間の研修を受けます。
さらに引き続き、約1か月から3か月間の長期研修を行い、それまでの生活との断絶を図るということです。
この研修の最後に出家させ、家族にも告白するよう指示し、家族と断絶させるということです。
日本テレビの取材に対して、教団側は「今は、身分を伏せた伝道(勧誘)はなくなった」と主張しました。
一方、弁護士らは「教団による“正体隠しの勧誘”は、現在もなお続いている」と食い違いも生じています。
・「教団にいたころの方が良かった」元信者が語る“脱会の難しさ”
自らも元信者だったジャーナリストの多田文明氏によると、脱会は簡単なことではないということです。
教団側は「脱会したら病気になる」、「事故にあう」などと脅しをかけているということです。
さらに、本人にも「フラッシュバック」が起きる場合もあります。
教団側はバレーボール大会、バーベキューなど、あえて楽しい思い出をあえて作り、信者同士の仲間意識も非常に強固ということです。
脱会後、日常生活や仕事などでつらいことがあると、「教団にいたころの方が良かった」などと思い、教団に戻る人も多いということです。
頭でやめても、心でやめるのは難しいようです。
・“統一教会”との関わりは? 岸信介氏と文鮮明氏が握手した写真も…
教団に対して強い恨みを抱いていたという山上容疑者は、なぜ安倍元首相への殺意に変わっていったのでしょうか。
山上容疑者は「岸信介元首相が団体に関係があると思い、孫の安倍元首相も関係があると思った」と供述しているということです。
岸元首相は、安倍元首相の祖父にあたる人物です。
教団のトラブルなどに対応してきた全国霊感商法対策弁護士連絡会は、12日に開いた会見で、岸元首相と教団の関係について触れました。
山口広弁護士は、岸元首相と教団の創立者で教祖だった文鮮明氏が握手している写真を見せながら、次のように指摘しました。
「岸信介さんと握手している写真が、いかに“統一教会”が世界的に広く認知されているかということを認めさせるために、こういう写真が繰り返し信者の皆さんに見せられて、『すごいんだ』、『地上天国はもう一歩だ』との説明に使われるという事実があるわけです」
山口弁護士は「文氏と岸元首相が握手する写真の存在が、教団の活動を日本に浸透させる上で、大いに手助けになった」と指摘しました。
一方、教団側によると、岸元首相の自宅の隣に、たまたま教団が借りた教会があったということです。教団側は「岸元首相が、若い信者の姿に『よくやっている』と共感し、話をしてみたいというところからの付き合いだ」と主張しました。
さらに、「教団による平和活動の理想に共鳴して、文鮮明氏の講演会にも参加するようになった」と説明しました。
ここまで教団の実態を見てきましたが、山上容疑者と教団の間でどのようなことがあったのか、少しでも山上容疑者の動機の解明が進むことを期待したいと思います。
(2022年7月14日午後4時半ごろ放送news every.「知りたいッ!」より)
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“統一教会”と安倍元首相の祖父・岸信介氏の関係は?
日テレNEWS 2022年7月14日
https://news.ntv.co.jp/category/society/13dea2e7668e47cd9ee1a5fec4a9fcbc
■安倍政権時代に変化した旧統一教会と自民党の関係 特定秘密保護法成立も共感呼ぶ
週刊ポスト 2022.08.07
https://www.news-postseven.com/archives/20220807_1781766.html?DETAIL
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安倍晋三・元首相を銃撃した山上徹也容疑者は、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に入信した母親が全財産を教団に貢いだため裕福だった家庭が崩壊、貧困の中で育ち、憎しみのはけ口を安倍氏に向けた。
しかし、それとは逆に、同教団には安倍氏を熱心に応援する2世信者たちがいた。
旧統一教会が安倍氏と支持層に食い込んだのには、教団側の事情が深く絡んでいる。
もともと安倍・岸家と旧統一教会の関係は安倍氏の祖父・岸信介元首相から始まる。
岸氏は自宅の隣にあった旧統一教会の本部に足を運び、教祖・文鮮明氏とも会談、次第に関係を深めていったとされる。
旧統一教会は1968年に友好団体の「国際勝共連合」を設立し、反共産主義運動を展開していくが、日米安保条約改定反対運動で首相の座を追われることになった岸氏は、左派勢力の拡大を抑えるために教団に近づいたと見られている。
文氏が1984年に米国での脱税容疑で実刑判決を受けて収監されると、岸氏は当時のレーガン大統領宛に文氏は反共主義者だとして「適切な措置」(釈放)を求める親書を送ったほどだ。
そうした関係は安倍氏の父・晋太郎氏(元外相)にも受け継がれ、旧統一教会・勝共連合は「反共」で一致する自民党議員に食い込んでいた。
しかし、安倍政権時代に旧統一教会と自民党の関係は質的に大きく変化した。
宗教社会学が専門の櫻井義秀・北海道大学大学院教授が指摘する。
「反共を掲げていた文鮮明氏は1991年に北朝鮮を訪問して当時の金日成主席と会談し、それをきっかけに統一教会は北朝鮮に投資を始めた。反共活動の大義名分を失うわけです。そのため、勝共連合は生き残りを模索せざるを得なくなった」
折しも、旧統一教会の霊感商法や合同結婚式が社会問題化して批判を浴び、教団の日本での活動は低迷、2009年には霊感商法など強引な寄附集めをしないという「コンプライアンス宣言」を行なう。
そうした中で2012年に第2次安倍政権が発足すると、安倍首相は翌年、「特定秘密保護法」を強引に成立させた。
「統一教会と勝共連合は長年『スパイ防止法』の制定を訴えてきたことから、それを特定秘密保護法として成立させた安倍政権は強いシンパシーを感じさせた。そこで自分たちの存在意義を示すために、安倍政権を支持したということでしょう。統一教会は、日本は韓国に仕える存在だという考え方ですから、嫌韓志向のネット右翼とは相容れないが、家族観などで合致点を見出した。一方、安倍氏や自民党にとっても統一教会・勝共連合の支持は選挙の票につながるから都合がいい。お互いを利用し合う新たな関係が構築された」(同前)
安倍派の福田達夫・総務会長は「党が団体から影響を受けて政治を動かしたことは一切ない」と話したが、果たして本当にそう言い切れるのか。
安倍氏を熱烈に支持する2世信者と、安倍氏に憎悪の目を向けた山上容疑者。そのどちらもを理解しなければ、事件の深層は見えてこない。
※週刊ポスト2022年8月19・26日号
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安倍政権時代に変化した旧統一教会と自民党の関係 特定秘密保護法成立も共感呼ぶ
週刊ポスト 2022.08.07
postseven.com/archives/20220807_1781766.html?DETAIL
■カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体
日刊ゲンダイ:2019/07/13
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258203
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オウム真理教による一連の事件は日本社会に大きな衝撃を与えたが、そこから教訓を学んだようには思えない。
むしろ、人間の心の闇を利用する勢力が野放しになっているのが現在ではないか。
ここに至って安倍政権はカルトの本性をむき出しにしてきた。
信者の間では「外交の安倍」ということになっているが、外交はすべて失敗。
先日もワシントン・ポスト紙が「北方領土『安倍首相の夢、ついえる』」という特集を組んでいたが、日本はロシアに「大きな譲歩」をしたが一島も戻ってこずに、ロシア側の主権がほぼ確定した。
安倍がホラ吹きの無能であることは国際社会では知れ渡っているので、G20でもほとんど相手にされない。
成果は、サミット後の夕食会で、大阪城天守閣にエレベーターが設置されたことを「大きなミス」と言い、ひんしゅくを買ったことくらい。
そうこうしているうちに、トランプは板門店に行き、出迎えた金正恩と握手。
韓国の文在寅も同行し、金正恩と握手した。
さらにトランプは北朝鮮に入国。
金正恩をアメリカに招く考えを示した。
わが国には「次はアタクチ自身が直接向き合って」と何回も繰り返していた男がいたが、完全に蚊帳の外。外務省にもアメリカ側からの事前連絡はなかったという。
オウム真理教の目的は、麻原彰晃を中心とする祭政一致の専制政治体制を樹立することだった。
教団内の不満分子は粛清され、生き残った幹部は暴走を始めた。
自民党本部は「フェイク情報が蝕むニッポン」なる冊子を作製して、所属国会議員に配布。
安倍を「稀有な政治家」と礼賛し、他党議員を罵倒。
安倍だけがイケメンに描かれている。
麻原が美化されたオウム真理教のアニメと何も変わらない。
発言も手法もカルトそのもの。
党首討論では、消費税の引き上げとデフレ脱却を同時に主張。
意味不明。
芸能人に近づき一緒に写真を撮って拡散し、同伴文化人には尊師の礼賛記事を書かせる。
安倍に対する問責決議案が出されると、自民党の三原じゅん子は血相を変えて「安倍首相に感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど全くの常識外れ」「愚か者の所業」「恥を知りなさい!」と公の場所で絶対的帰依を誓ったのだった。
昔からの自民党支持者は自民党以外へ投票すべきだ。
それが自民党を正常化させる最短の道である。
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カルト本性むき出し オウムと変わらない安倍自民の正体
日刊ゲンダイ:2019/07/13
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258203
■「反共」てこ、岸元首相と気脈 孫の安倍氏が関係継承―旧統一教会と自民の半世紀
時事通信 2022年08月18日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081700804&g=pol
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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係は半世紀に及ぶ。
教団は1968年に設立した反共産主義の政治組織「国際勝共連合」をてこに、党内きっての反共親米派だった岸信介元首相と気脈を通じ、つながりを深めた。
両者の関係は岸氏の孫、安倍晋三元首相に受け継がれたとみられる。
◇「偉大な指導者」
教団系の「光言社」が出版した「日本統一運動史」によると、教団は54年に文鮮明氏によって韓国で創設された。
59年ごろから日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。
日本法人の初代会長は立正佼成会出身の久保木修己氏。
67年には大学生らへの勧誘が「親泣かせ原理運動」などと報じられた。
勝共連合設立時には、「右翼のドン」とも言われた当時の笹川良一日本船舶振興会会長が名誉会長に就任。
70年前後から笹川氏と親交が深かった岸氏や党幹部が教団本部を訪問したり、関連団体の会合に出席したりした。
教団は64年、本部を東京都渋谷区南平台町に移転。
岸内閣時代には首相公邸として使用された場所で、隣には岸氏の自宅があったという。
岸氏は再移転後の73年に教団本部を訪れた際、笹川氏から「統一教会に共鳴して運動の強化を念願」していると伝えられたことを紹介。
「久保木君の情熱のこもった話は非常に頼もしい」などと語った。
74年の文氏訪日に伴う夕食会では、岸氏の後見を受けていた福田赳夫蔵相(後の首相)が「アジアに偉大な指導者現る。
その名は文鮮明」と称賛。
久保木氏は著書で「岸先生に懇意にしていただき、勝共運動を飛躍させる大きなきっかけになった」と述懐している。
80年代後半以降は、運動史に自民党議員に関する記述はほぼ見当たらない。
霊感商法が社会問題化し、92年には日本の有名歌手も参加した合同結婚式が盛んに報じられたことなどが影響した可能性がある。
◇安倍氏の力の源泉
ただ、教団と自民党の関係は続いていた。
「昭和から平成にかけて選挙事務所には勝共連合を名乗る人が大勢いた」。
当時を知る党職員はこう語る。
全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士は7月の記者会見で、「3桁の信者が野党を含む国会議員秘書になっていた。二十何年か前に調べたときは自民党が多かった」と明かした。
安倍氏の地元、山口県の政界関係者によると、教団とのつながりは岸氏から女婿の安倍晋太郎元外相、晋太郎氏から次男の晋三氏に受け継がれた。
弁護士連絡会は晋三氏が小泉内閣の官房長官だった2006年と、首相退陣後の21年、関連団体の会合に祝電やビデオメッセージを送ったとして抗議している。
前出の関係者は「晋三氏が教団の票を差配していた。力の源泉の一つだったのは間違いない」と指摘。
今回の参院選では、第1次安倍政権で首相秘書官を務めた井上義行氏の支援に回したとみる。
井上氏は当選後、自身が教団の「賛同会員」だと認めている。
自民党の茂木敏充幹事長は2日の会見で、教団との組織同士の関係に関し「これまで一切持っていない」と否定。
党としての内部調査には消極的だ。
だが、党関係者からは「かつて党本部には勝共連合から送り込まれた職員がいた」との証言も出ている。
岸田文雄首相は世論の反発を受けて内閣改造・党役員人事を急いだが、閣僚、副大臣、政務官から新たな接点が次々に判明した。
立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は17日、コメントを発表。
「もはや一部の閉会中審査で済むものではない」として、次期臨時国会の早期召集と徹底審議を求める考えを示した。問題の収束は見えないままだ。
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「反共」てこ、岸元首相と気脈 孫の安倍氏が関係継承―旧統一教会と自民の半世紀
時事通信 2022年08月18日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022081700804&g=pol
■統一教会と自民党を結ぶ「票とカネ」。菅内閣に9名の利害関係者、日本会議とも共通する思想とは=原彰宏
まぐまぐニュース 2021年5月16日
https://www.mag2.com/p/money/1051713
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・自民党と関係が深い? 巨大な資金力で韓国では財閥に
何と言っても「資金力」は大事です。
世界基督教統一神霊協会の財産を管理するため1963年に世界基督教統一神霊協会維持財団が設立され、そのもとに多くの企業を擁しています。
韓国では財閥の1つとみなされ、系列企業は「統一教グループ」と呼ばれ、宗教としてより統一系企業の方が有名で、文鮮明氏は事業家としてのイメージが強いようです。
文鮮明氏の親族がそれらの企業の幹部になっていることもある。
この統一協会が政治と関わるものとして、1968年に、文鮮明氏が岸信介氏の協力を得て反共産主義政治団体「国際勝共連合」を日本に設立させました。
この「国際勝共連合」の名誉会長が笹川良一氏であるところに、右翼色が強く感じられますね。
自民党と統一教会の関係を強く匂わせるのは、やはり岸信介氏を通した関係があるからではないでしょうか。
特に岸信介氏の流れを汲む「清和会(現細田派)」グループの議員が、統一教会(家庭連合/天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合)主催の集会などに姿を表すのも、両者の深い関係を表しているように思えます。
特に、歴代の清和会会長と統一教会の蜜月は、噂の種は絶えません。
・「反共産主義」で日本の政治に関与
「勝共連合」は、機関紙として『国際勝共新聞』・『思想新聞』、月刊誌『世界思想』を発行、関連会社の「世界日報社」が日刊新聞、『世界日報』を発行しています。
統一教会(家庭連合/天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合)と政治を語る上で、文鮮明-岸信介の「国際勝共連合」の思想を見る必要があるようです。
国際勝共連合ホームページには「さよなら、日本共産党」と題した特集をトップページに載せています。
共産党と共産主義の欺瞞と間違いを明らかにする……。
創設直後から、大学、労働組合、一般人を対象とした反共講演会を開催してきました。
学生を中心とした遊説隊による街宣活動、台湾・フィリピン・韓国などと交流して、PL教団青年部など宗教団体に働きかけも行ってきました。
「反共産主義」というところで見れば、保守政党との親和性が高いことが伺えます。
となると、いまの共産党を巻き込んだ野党共闘は、絶対に許せないのでしょうかね。
確かに、立憲民主党の支持母体である「連合」には、いまだに強い共産党へのアレルギーがあります。
先の衆参補欠選挙においても、共産党の人たちと、同じ壇上に立つことを連合は極端に嫌っていました。
立憲民主党議員にも、共産党議員と横並びに立ってテレビなどに映ることを避けるように要請していたようです。
・安倍前総理を輩出した「清和会」に近い思想
国際勝共連合の運動方針には「共産主義の脅威から我が国を守る」とありますが、その他にも
・ジェンダーフリーや過激な性教育の廃止
・「選択的」夫婦別姓に潜む共産主義の索道を阻止
・男女共同参画基本法の改廃
・憲法改正
・緊急事態宣言基本法の制定
・スパイ防止法の制定
・日本版NSC(国家安全保障会議)の設置
・集団的自衛権の行使容認
・非核三原則の改廃
・武器輸出三原則の改廃
・防衛産業を成長戦略に盛込む
・宇宙の軍事利用を促進
などなど、安倍前総理を輩出した「清和会」に実に近い思想となっています。
日本会議や神道政治連盟にも通じるところがあります。
おそらく国会議員の中には、日本会議、神道政治連盟、国際勝共連合(統一教会:家庭連合/天の父母様聖会 世界平和統一家庭連合)どれとも接点がある人も、保守勢力にはいると思います。
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統一教会と自民党を結ぶ「票とカネ」。菅内閣に9名の利害関係者、日本会議とも共通する思想とは=原彰宏
まぐまぐニュース 2021年5月16日
https://www.mag2.com/p/money/1051713
■「安倍晋三万歳(マンセー)」の異様
長周新聞 2022年9月30日
https://www.chosyu-journal.jp/column/24588
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世論の6割近くが反対しているなかで、27日に安倍晋三の国葬が実施された。
会場となった武道館周辺は2万人もの警察官を動員して厳重な警備体制が敷かれ、首都高や一般道も規制されるなど、文字通り国を挙げての大がかりなイベントとなった。
国会前や都内の各所では、かつて「あんな人たち」呼ばわりされた人々による国葬反対デモが盛り上がりを見せ、一方で「こんな人たち」は安倍神様とでもいわんばかりに一政治家に過ぎない故人を神格化し、崇め奉った。
その光景は、幾度となくくり返されてきた両者激突の喧騒を彷彿とさせ、最後まで安倍晋三だな…と思わせるものでもあった。
統一教会の問題が明るみに出るなかで、自民党とカルト宗教団体との蜜月関係について解明を求める世論は高まり、それに対して「丁寧に説明する」をくり返すが何も説明しない岸田内閣の支持率は急落してきた。
真摯に向き合うのではなく、人の噂も75日でたぶらかしていく感じがありありだったことから世論の反発を招いたのだろう。
今回の国葬について、これはさながら岸田政府の生前葬なのだ――といわれると、ジリ貧の内閣支持率とも相まって、確かにそうかもしれないという気にもなる。
誤魔化して煙に巻く態度を貫き、統一教会問題をまるで何もなかったかのようにとぼけて「安倍先生、日本国を導いて下さってありがとうございました」というのでは、モヤモヤした疑問は払拭されず、むしろ不信感が募るものである。
だって、いくらメディアがお涙頂戴で偉人のように虚飾したところで、結局のところ、安倍晋三って統一教会じゃないか! だから銃殺されたんだろ? と振り出しに戻るのである。
国葬の実施については法的根拠がないことなど、制度的な問題点は指摘されている通りである。
ただそれ以上に思うのは、その死を呼び寄せた原因が反日カルト組織である統一教会とズブズブだった関係にあり、それらは何ら検証もないまま、なぜ「ファザームーン」みたく神格化して送り出さなければならないのか? である。
「美しい国・日本」「この国を守り抜く」なんて叫んでいた自称右派陣営の親玉たるや、お爺さんの代から統一教会とは深い関係を切り結び、当の教団は日本人信者から献金によって財産を剥ぎとり、日本や日本人を従属させることを是とする教義に導かれた反社会的団体であった。
日頃から反日をことのほか問題視する連中が、そのような教団に頭が上がらず選挙では世話になり、「マザームーン」などと呼称して賛辞を送ったり、100人をこえる自民党政治家がタダ働きする秘書をあてがわれていたり、政界汚染は想像以上に深刻である。
自民党にとって統一教会はなくてはならない存在になっていることを伺わせるほどである。
議員がこぞって群がっているのを見ると、宗教マネーに飼い慣らされていたとしてもなんら不思議ではないのだ。
そのような輩は、「この国を守り抜く」のスローガンとは裏腹に反日カルトを野放しにし、教団の経済部隊による資産略奪を容認し、幇助してきた売国奴といってもいい過ぎではない。
そして統一教会は北朝鮮にも4000億~5000億円ともいわれる資金を渡し、そのカネによってミサイル開発その他がやられていたことも暴露されてきたが、「憎き北朝鮮」なんていいながらプロレスをしていたこと等等、すべてがアベコベなのである。
統一教会と自民党の闇についてはまだまだ解明など進んでいない。
100人をこえる秘書軍団すなわちスパイともいえる個人の炙り出しや特定も何らやられていない。
余程の弱みを握られているか、仲間であり、身内だからこそ大切に守るのであろう。
すべては旧態依然として野放しなのだ。
そして現状では、萩生田光一をはじめとして誰一人として自民党政治家のなかで処分された者などいない。
むしろ100人以上も関係を持ってきた政治家だらけであり、みんなして黙ってしまい、ほとぼり冷めるまで誤魔化そうという魂胆なのである。
いずれにしても、統一教会の問題をまるでなかったことのようにとぼけて「安倍晋三万歳(マンセー)」している光景は異様である。
特定の一族を崇め奉りたいのであれば、統一教会葬でやりやがれ! と思うのである。
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「安倍晋三万歳(マンセー)」の異様
長周新聞 2022年9月30日
https://www.chosyu-journal.jp/column/24588
■ヤクザ、右翼、統一教会。反社勢力を利用し続けてきた自民党の自業自得
gooニュース 2022.08.05
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-547740.html
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・反社会的集団を利用してきた自民党の裏面史
次々と、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と関わり合った政治家の具体事例が明るみに出ている。
関連団体のイベントに出席したり祝電を送った国会議員がこれだけいますと先手を打って発表した日本維新の会や立憲民主党のケースもあるが、教会との深い関係を漂わせるのは、圧倒的に自民党だ。
平井卓也衆院議員は昨夏、地元・香川で開催されたUPF(天宙平和連合)のイベント「ピースロード」で、実行委員長をつとめた。
武田良太衆院議員と山本朋広衆院議員は17年2月、UPFが開いた「世界平和国会議員連合」の総会に出席、韓鶴子総裁から「それぞれ自分の国の氏族メシアになってください」とご託宣を受けた。
ほかにも、細田博之衆院議長、逢沢一郎衆院議員、萩生田光一衆院議員、江島潔参院議員、岸信夫防衛相、二之湯智国家公安委員長、末松信介文部科学相…と数え上げればきりがない。
それでも「統一教会と自民党には、組織的関係はない。個別の調査はしない」と茂木幹事長は言う。
党執行部の決定や承認を経て統一教会となんらかの関係を取り結ぶことを「組織的関係」というのなら、むろんないだろう。
自民党の政治には昔からオモテとウラがあり、統一教会はウラの担当だ。
統一教会の組織票を自民党が割り振っていたとしたら、それはウラの動きといえよう。
統一教会票といっても、せいぜい10万票ていどとみられる。
だが、この票の強みは教会本部の号令一下、確実に決められた候補者に流すことができるところだ。
その割り振りを安倍元首相がしていたという疑惑があるが、ここへきて重大な証言が飛び出した。
統一教会のイベントに2020年から3度参加した伊達忠一前参院議長は、HTB北海道テレビの取材に対し「選挙でお世話になったお礼」と、参加の目的を明かしたうえで、安倍元首相と統一教会の関係について次のように語ったのだ。
「宮島喜文。長野から出てる。これを前回(2016年の参院選)で『どうだろう?』と安倍さんが(聞いて)、『統一教会に頼んでちょっと(票が)足りないんだウチが』と言ったら、『わかりました、そしたらちょっと頼んでアレ(支援)しましょう』ということで」
「今回(今年7月の参院選)は安倍さんは『悪いけど勘弁してくれ』と。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』という話になって、宮島は辞退したんですよ」
伊達氏が同じ臨床検査技師出身であることから肩入れした全国比例候補、宮島喜文氏(前参院議員)への統一教会票の割り振りをめぐる、安倍元首相との生々しいやり取りである。
どうやら、安倍氏に頼めば教会票を動かせると伊達氏は認識していたようだ。
16年の参院選では、安倍氏が教会票を回してくれたので宮島氏が当選、今年の選挙ではその分を井上義行氏に割り振ることになったため、宮島氏は出馬を断念したということらしい。
安倍氏の意向しだいで票の行き先を変えられるというのは、どうみても尋常な関係ではない。
安倍事務所には、統一教会の関係者が出入りしていたとも聞く。
自民党の元総裁や参院議長が教会票のやりくりに関わっていてもなお、茂木幹事長は自民党と統一教会の組織的関係はないとシラを切り通す。
統一教会もまた「組織的に特定の候補者様を応援することはない」と、個人のせいにしている。
統一教会について、公明党の北側一雄中央幹事会長は「反社会的な団体」と記者会見で断じた。
創価学会を棚に上げた発言ではあるが、間違いなく、統一教会は反社会的な活動を行ってきた。
自民党の政治家がそのような団体となぜ付き合ってきたのか。
1950年代にまでさかのぼれば、ヤクザ、右翼勢力を利用してきた自民党の戦後裏面史と繋がる。
日本の戦後は闇市を仕切るヤクザの勃興とともに始まった。
非合法組織を当局は大目に見た。日本敗戦でがぜん強気になった不良三国人の暴動を鎮圧する目的もあった。
朝鮮戦争の勃発を機に、日本の「赤化」を恐れるようになった米国は対日占領政策を転換し、米国への協力者として利用すべくA級戦犯を巣鴨プリズンから釈放した。
その代表的人物が、のちに首相になる岸信介氏であり、「児玉機関」で知られる児玉誉士夫氏であり、右翼団体「国粋大衆党」の総裁だった笹川良一氏だ。
この間、国内では木村篤太郎法務総裁(自民党)が、政財界人脈とヤクザ組織からなる「反共抜刀隊」の結成を画策するなど、右翼勢力の再編を進める動きが出て、ソ連、中国の影響を受けた左翼勢力とのイデオロギー対決が強まっていた。
1955年の保守合同による自民党結成は、そうした時代背景の産物といえる。
統一教会の開祖、文鮮明氏を岸信介氏に紹介し、反共主義の政治団体「勝共連合」の結成につなげたのは笹川良一氏だ。
統一教会と自民党の間を取り持った人物といっていい。
裏社会ルートの資金提供で自民党を支えたのは児玉氏だったが、その親分格である笹川氏は政官財のオモテとウラを縦横無尽に行き来し、自民党に多大な影響を与えた。
巣鴨プリズンを出所するや、各政党、関係省庁に働きかけ、モーターボート競走法を制定。
全国モーターボート競走会連合会を設立して会長におさまり、市町村が主催する競艇の収益金の3.3%を受け取る儲けの仕組みをつくった。
競艇収益の国庫納入を画策する運輸省を抑え込むため、収益を社会貢献に充てるとの名目で日本船舶振興会を設立し、天下りポストを用意した。
さらには、空港周辺対策を表看板に航空公害防止協会をつくって空港駐車場の運営を一手に引き受け、国への安い“賃料”支払いと、高い駐車料金収入の差による、大きな利ざやで荒稼ぎした。
競艇から得られる莫大なテラ銭を武器に、政界人脈を築き、運輸省官僚を抱きこんで、公営ギャンブルから空港利権まで手中にしたのである。
一方で、笹川氏は青少年の道徳教育や慈善活動に情熱を注ぎ、勲一等旭日大綬章を受章している。
振り返ってみれば、笹川氏と同じように、自民党もまたオモテとウラを巧みに使い分け、揺るぎない権力基盤をこの国に作り上げてきた。
安倍元首相が凶弾に倒れた奈良の街頭演説には、統一教会の信者が多数動員されていたと聞く。
左翼勢力を排除するため、文鮮明氏と手を握った岸氏と笹川氏らの“遺伝子”は、今の自民党にも受け継がれている。
7月30日に放映されたTBS「報道特集」で、興味深い証言をした米統一教会元幹部がいる。
アレン・ウッド氏だ。
1970年に日本武道館でおこなわれた統一教会と国際勝共連合のイベントで、司会をウッド氏が務めていた。笹川氏のスピーチをこう振り返る。
「彼(笹川)は胸をたたきながら『私は文(鮮明)氏の犬だ』と言いました。驚くべき発言でした。日本で最強の人物が自分を文氏の下に位置づけたのです。あの時、『我々は世界を支配できる』と思いました」
この証言を聞いて思い浮かんだのが、安倍元首相による「UPF」イベント(2021年9月12日)へのビデオメッセージだ。
「盟友のトランプ大統領とともに演説する機会を頂いたことを、光栄に思います」
「今日に至るまでUPFと共に世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁ら、皆様に敬意を表します」
統一教会がどこの紛争の解決に努力したのか知らないが、大仰に教会を持ち上げる安倍氏の姿勢は笹川氏とダブって見える。
UPFの梶栗正義会長が信者向けに配信した映像も「報道特集」で放映された。
安倍氏からビデオメッセージの約束をとりつけるまでの交渉経過を明かしている。
「先生、もしトランプがやるということになったら、やっていただかなくちゃいけないけどどうかと。“ああ、それなら自分も出なくちゃいけない”という話を実は2021年の春にやりとりをしてたんですよ。先方から『やりましょう』という答えが返ってきて私の耳に入ったのが、8月24日。この8年弱の政権下にあって、6度の国政選挙において私たちが示した誠意というものも、ちゃんと本人が記憶していた」
UPF側のビデオ出演要請に対し、当初渋っていた安倍氏は、トランプ米大統領の出演決定を聞いて態度を変えた。
それは、安倍政権下での全ての国政選挙で統一教会が協力してきたことをちゃんと記憶していてくれたからだ、と梶栗氏は言っているのだ。
教会員の力で総理大臣をも動かせることへの自負がにじむ発言である。
しかしそれは、日本の政権がいかに甘く見られてきたかという証左でもある。
それなのに、いまだ自民党から統一教会との関係を解消する動きはほとんど出ていない。
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ヤクザ、右翼、統一教会。反社勢力を利用し続けてきた自民党の自業自得
gooニュース 2022.08.05
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/nation/mag2-547740.html
■統一教会と昭和裏面史 岸信介&笹川良一と国際反共コネクション
FRIDAY 2022年09月09日
https://friday.kodansha.co.jp/article/263211
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・政界人脈の「原点」
昭和期に統一教会が日本で勢力を拡大した背景に、有力者の庇護があった。
自民党右派政治家の岸信介と、大物右翼の笹川良一である。
現在の自民党の一部議員などと繋がる政界人脈は、この時期の深い関係を起源としている。
統一教会は教祖・文鮮明が1954年に韓国で起こした教団だが、1961年にクーデターで韓国の全権を掴んだ朴正熙政権、とくに金鍾泌初代長官率いる秘密警察「韓国中央情報部」(KCIA)と手を組み、反共産主義を前面に押し出していった。
当時の力関係からすると、反共運動を強化するためにKCIAが統一教会を手駒として使ったという図式になる。
当時は冷戦が激化していた時代だ。
東アジア地域での反共陣営は当然ながら連携する。統一教会が最初に日本に入ってきたのは1958年だが、前述したように1961年に韓国で朴正熙が権力を握ると、その反共フロント組織として政治運動にシフトし、それにともなって日本の右翼陣営にも接近していった。
日本で宗教法人として認定されるのは1964年、日韓で右翼団体「国際勝共連合」が設立されたのは1968年である。
そしてこの時、日本で統一教会の後ろ盾となったのが岸信介と笹川良一で、そこから自民党や民社党(当時)ら右派系政治家に人脈を築いていった。
実力者の岸と笹川が任侠界の用語でいうところの“ケツ持ち”だったということは、昭和の日本では最強といってよかった。
元首相の岸はもちろん自民党の実力者で、行政にも大きな発言力があったが、笹川の影響力はさらに抜きん出ていた。
笹川良一は公営ギャンブル「競艇」の巨大な寺銭利権を手にしており、さらに超大物右翼として右翼界から地下人脈にまで影響力を持った。
ちなみに笹川と文鮮明は、やはり大物右翼の児玉誉士夫の代理らとともに1967年に山梨県本栖湖畔で会合を持ち、翌年の国際勝共連合創設時に笹川は同組織の名誉会長に就任している。
こうしたケツ持ちがいたことで、統一教会は日本での活動を進めていったのである。
・その勢力は、世界に広まった
こうして統一教会は韓国ではKCIA、日本では自民党や右翼陣営と手を組んで勢力を拡大したが、その活動域は東アジアに留まらなかった。
世界、とくに米国にも進出したのだ。
もっとも、そのコネクションには下地があった。
冷戦初期の1954年にCIAの肝入りで日台韓で結成されていた反共団体「アジア人民反共連盟」(APACLE)という組織で、さらにその世界規模のコネクションとして1966年に結成された「世界反共連盟」(WACL)という組織もあった。
WACLには世界中の反共組織が参加したが、いずれもCIAと米共和党右派を中心とする反共人脈だった。
日本での事実上の世話人が笹川良一、台湾では蒋介石政権、韓国ではKCIAと統一教会だった。
統一教会はこうしたコネクションを使って、世界中の反共人脈と繋がった。
とくにワシントンの米共和党右派、さらにそこに繋がるWACL米国支部との深い関係を築いた。
このネットワークはCIAと連携し、東南アジア、中南米、中東、アフリカなどで反共ゲリラ支援を活発に行っていた。
・ニカラグアの「武装ゲリラ」組織に日本人が
日本の統一教会・国際勝共連合も人脈的にそうしたネットワークにいたが、その1グループが80年代に中米で反共ゲリラ闘争に実際に参加していたのではないかと、筆者は推測している。
当時、CIAの支援を受けて、中米ニカラグアのサンディニスタ左翼政権と戦っていた現地インディオ系武装ゲリラ「KISAN(ニカラグア沿岸先住民連合)」への参加である。
実は筆者は80年代後期にKISANの後継組織である「YATAMA」という反共ゲリラを長期従軍取材したことがあるのだが、そこで80年代中期に日本人のグループが来ていたという確かな情報を得た。
このグループは全体で十数人。
基本的にはゲリラたちに空手を教える教官として来ていたが、うち何人かは現地でゲリラに従軍し、実戦に参加したこともあったという。
とくに指揮官の「ムラタ大尉」は小火器の扱いに習熟していたことに加え、小隊規模の戦術にも豊富な知識があり、日本の元自衛官だったのだろうと現地のゲリラ幹部の間では信じられていた。
隊員の多くは短期滞在で帰国したとのことだが、唯一、「タケダ大尉」と名乗る人物だけは、半年以上もの長期間、現地に滞在し、ゲリラ兵だけでなく一般住民とも深く交流していた。
かなり人懐こい人物だったらしく、タケダ大尉を慕う兵士や住民は多かった。
それ以外は短期滞在のためあまり強い印象は残していないが、女性も1人いた。
名前はおそらく「カトウ」である。
また、「ムトウ」と思しき名前の若手の人物が「自分は以前、アンゴラで戦った経験がある」と語っていたとの証言もあった。
・完全に秘匿された存在だが
この日本人グループは、CIAやWACLと密接な関係にあった当時のステッドマン・ファゴットKISAN司令官が、ワシントンでのコネクションから招聘したとのことだった。
反共ゲリラ支援なので、右翼団体であることは疑いないが、実はこのグループはこれまで一切、自らの情報を外部に漏らしていない。
今日に至るまで完全な秘匿を守っており、その存在を確認したのは、筆者だけだ。
筆者はアフガニスタンやビルマ(現・ミャンマー)で反共ゲリラ支援をした日本人義勇兵のネットワークを知っているが、その主流は民族派系右翼周辺の人脈であり、自らの信念として行った反共ゲリラ支援活動を秘匿していない。
その点、完全秘匿を貫いているこのニカラグア組のグループはかなり異質だ。
また、YATAMA司令官(当時)によると、この日本人グループは現地入りに際し、日本円換算で数百万円規模の支援金を持参したという。
これもアフガニスタンやミャンマーでの個人単位での義勇兵参加とは違い、資金力のある組織的な背景が推測される。
当時、ワシントン政界の右翼陣営と強いコネクションがあった日本人の右翼人脈といえば、その筆頭は統一教会だ。
仮にもキリスト教を名乗る教団であれば、イスラム社会のアフガニスタンなどではなく、キリスト教系が主流の中米という地域選定にも符合する。
また、このグループとは直接は関係ないが、赤報隊事件の際に元統一教会信者の元自衛官グループの存在が浮上したことがあり、その中の「イトウ」という人物にはアフリカでの義勇兵経験があったとの有力情報も未確認ながらある。
こうした人脈的な背景は、やはりワシントン右派を中心とする反共コネクションの介在を伺わせる。
これらのことから、筆者はこの中米ゲリラ参加組の日本人グループが、統一教会・国際勝共連合に関係していた可能性を強く疑っている。
その後、90年代初期に冷戦構造は崩壊した。
統一教会も北朝鮮と接近し、もはや国際的な反共ネットワークの要という存在でもない。
日本でも1995年に後ろ盾だった笹川良一は死去している。
だが、この「教団」は昭和の冷戦期にこうした凄まじい国際的謀略の世界にいた。
そしてそれは、この教団の特殊性を物語ってもいる。
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統一教会と昭和裏面史 岸信介&笹川良一と国際反共コネクション
黒井文太郎が追った「反共ゲリラ」日本人部隊も!?
FRIDAY 2022年09月09日
https://friday.kodansha.co.jp/article/263211
■「我々は世界を支配できると思った」米・統一教会の元幹部が語った”選挙協力”と”高額報酬”の実態【報道特集】
TBS NEWS 2022/07/30
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/110091?display=1
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アメリカ統一教会の元幹部が報道特集の取材に応じ、教団が政界に近づいた理由、そして政治家に多額の報酬を出していた実態などを証言した。
・『私は文(鮮明)氏の犬だ』
日本での献金はアメリカでの信者獲得にも使われたという。
1960年代から70年代にかけてアメリカ統一教会の政治部門の幹部だったアレン・ウッド氏。
報道特集の取材に応じ、教団の実態を証言した。
「文鮮明氏らは権力者たちを支配しようとしていました。信者に“組織が世界を牛耳っている”と信じ込ませるためです。そのために権力者たちのビデオを作成し、若者に見せるのです」
ウッド氏自身、脱会するまではこうした講演を通して洗脳されていったという。
1970年に日本武道館でおこなわれた統一教会と関連する政治団体「国際勝共連合」のイベント。
ここでウッド氏は司会を務めた。
日本からは右翼の大物・笹川良一氏も出席。
ウッド氏は笹川氏の発言が忘れられないと話す。
「彼(笹川)は胸をたたきながら『私は文(鮮明)氏の犬だ』と言いました。驚くべき発言でした。日本で最強の人物が自分を文氏の下に位置づけたのです。あの時、『我々は世界を支配できる』と思いました」
・岸元総理がレーガン大統領に送った親書には・・・
さらに、文鮮明氏と深い関係にあったのが、安倍晋三氏の祖父・岸信介元総理だという。
1982年、韓国で行われた合同結婚式には岸元総理が祝電を送っていた。
岸元総理祝電代読「天を中心にとした理想と信念のもとに指導し、教育しておられる。私が文鮮明先生を心より尊敬する所以であります」
これはその2年後の1984年、岸元総理がレーガン大統領に送った親書だ。
文書(岸信介)「本日、大統領にお願いをしたいと思います。文(鮮明)尊師は現在、不当に収監されています。あなたのご協力のもと、何としてでも、一刻も早く、彼が不当な収監から解放されるよう、お願いいたします」
実は、この親書が出されたとき、文氏はアメリカで脱税の罪で収監されていた。
岸元総理がレーガン大統領に文氏の釈放を依頼する内容だったのだ。
文書(岸信介)「文尊師は、自由の思想を掲げ、共産主義の誤りを正すことに人生をかけている、誠実な男だと私は理解しております。彼の存在は、現在も将来も自由と民主主義の維持にとって、貴重で不可欠です」
・反共産主義を掲げると…
結果的には、釈放には至らなかったが8年後の1992年。文氏はアメリカでの実刑後、初めて来日した。
このときに政府に働きかけをしたのが、自民党の金丸信副総裁(当時)だったという。
さらに来日中に、中曽根元総理と会談を行っていた。
中曽根康弘元総理「あの人(文鮮明氏)は統一教会、あるいは昔の勝共というような関係で、むしろ共産圏の中へくさびを入れていくと。そして自由世界の空気、光を入れていくと。そういうような一貫した方針でやられたんではないかと思いますね」
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏は1970年代、ベトナム戦争の終結後、反共産主義を掲げることで教団の影響力が増したと話す。
・中でも共和党との関係は…
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏「レーガン大統領は教団の関連団体が発行するワシントン・タイムズを見せながら『私が読んでいる新聞はこれだけだ』と言いました。文氏がオーナーの新聞です。政治的プロパガンダのための新聞で、政界に入り込もうとしていました。共和党の政治家を取り込むという点では大いに成功しました」
傘下にある新聞で歴代大統領への支持を表明した。さらに選挙運動においては…
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏「レーガン、ブッシュ親子、トランプ、その全員が統一教会の大々的な支援を受けました。信者が資金集めをし、全米各地で戸別訪問をして支持を広げました。父親のブッシュが『統一教会の信者等がいなければ、選挙での勝利はなかった』と発言していました」
・1回のスピーチで約1億3千万円
また大物政治家がイベントに出席したり、メッセージを送ったりする際には、多額の報酬が支払われていたことも証言した。
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏「ブッシュが大統領の任期を終えて、韓国に講演に行ったときは1回のスピーチにつき100万ドル(約1億3千万円)を支払いました。レーガンにも1回100万ドル支払いました。これは凄いことです。なぜならこの金は洗脳されて奴隷となった若者たちから巻き上げたものだったからです」
去年9月には、関連団体のイベントにトランプ前大統領もビデオメッセージを送るなど、共和党とのつながりは現在も続いているという。
選挙協力や多額の報酬によって日本やアメリカの政界とつながりを深めた旧統一教会。
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏「(文氏は)イデオロギーで心を掴めなければ金で買収するんだと言っていました」
金平茂紀キャスター「普通の教会ではない?」
アメリカ統一教会の元幹部アレン・ウッド氏「教会ではありません。(統一教会は)政治団体であり、そのゴールは権力を握ることなのです。文氏は言いました。『今は自分にあらがう人も多いが、将来は自分の言葉がほとんど法律のようになるだろうと』」
(報道特集2022年7月30日放送)
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「我々は世界を支配できると思った」米・統一教会の元幹部が語った”選挙協力”と”高額報酬”の実態【報道特集】
TBS NEWS 2022/07/30
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/110091?display=1
■【独自】安倍家と統一教会との“深い関係”を示す機密文書を発見 米大統領に「文鮮明の釈放」を嘆願していた岸信介
デイリー新潮 2022年07月20日
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07201200/?all=1
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・文鮮明の釈放を嘆願する文書
山上徹也容疑者(41)の凶行の背景には、安倍晋三元総理と統一教会の関係があることはすでに広く知られている。
今回ご紹介する機密資料は、安倍元総理の祖父・岸信介元総理が1984年に当時の米大統領、ロナルド・レーガンに宛てた親書である。
一族と統一教会の深い関係を物語る文書の内容とは――。
この書簡は、関連資料を保管する米カリフォルニア州のロナルド・レーガン大統領図書館のファイルに収められているもの。
ジャーナリストの徳本栄一郎氏が5年前、本誌(「週刊新潮」)の依頼で同所を訪れた際に発掘した、この貴重な文書に登場するのは、統一教会の開祖・文鮮明の名前だ。
〈文尊師は、現在、不当にも拘禁されています。貴殿のご協力を得て、私は是が非でも、できる限り早く、彼が不当な拘禁から解放されるよう、お願いしたいと思います〉
出された日付は84年11月26日。
差出人は岸信介。
文鮮明はその前に、アメリカで脱税容疑にて起訴され、84年4月には懲役1年6カ月の実刑判決を受けて連邦刑務所に収監されていた。
つまりこの書簡は、日本の元総理がアメリカの現職大統領に宛てて、韓国人「脱税犯」の逮捕が不当だとして釈放を依頼するという、極めて異例の内容なのだ。
・文鮮明は「誠実な男」「希少かつ貴重」
手紙の後半に進むと、岸氏の懇願調は増す。
〈文尊師は、誠実な男であり、自由の理念の促進と共産主義の誤りを正すことに生涯をかけて取り組んでいると私は理解しております〉
〈彼の存在は、現在、そして将来にわたって、希少かつ貴重なものであり、自由と民主主義の維持にとって不可欠なものであります〉
この時点で日本では、既に教会による若者への強引な勧誘などが社会問題化していたが、その教団の首領を、「誠実で貴重」と評価しているというわけだ。
「この手紙を受け、アメリカ政府は対応を協議します。元総理で、その当時もなお自民党の実力者であった岸氏の依頼だけにむげにはできなかったのでしょう。返事も書いたようですが、それは今も機密解除されていません。国家安全保障上の理由とのことでした」(徳本氏)
結局、釈放は難しいと判断され、文鮮明が出所できたのは翌85年の夏だった。
嘆願書の3年後、岸氏は90歳で没するが、その後も岸・安倍一族と教会との関係は維持されていた――。
教会への恨みを安倍元総理に向けるというのは破綻した論理であるし、命を奪った行為は決して許されない。
一方で岸・安倍一族と統一教会の間にあった深い関係は無視されるべきではないだろう。
7月21日発売の「週刊新潮」では、安倍元総理、そして現役自民党議員と統一教会との関係性について詳しく報じている。
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【独自】安倍家と統一教会との“深い関係”を示す機密文書を発見 米大統領に「文鮮明の釈放」を嘆願していた岸信介
デイリー新潮 2022年07月20日
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07201200/?all=1
■文鮮明の統一教会の政治的支配力の源泉は米国! ブッシュ親子を大統領に押し上げたのは統一教会!
IWJ 2022.8.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509699
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・統一教会の自民党に対する政治力の源泉は米国にある、との仮説! 裏付けるFree Press記事を全訳!
では、統一教会の自民党に対する政治力の源泉は、どこにあるのだろうか?
一つは、ジャーナリストの有田氏が指摘するように、選挙運動員や公設・私設秘書の提供というマンパワーの提供にあるのは間違いないだろう。
しかし、それだけで、自民党が、警察に摘発を止めるよう圧力をかけたり、統一教会の圧力で「子ども庁」から「子ども家庭庁」へ名称を変更したり、それまで承認していなかった統一教会から世界平和統一家庭連合への名称変更を安倍政権時代に突如変更したり、改憲賛成や夫婦別姓反対、同性婚反対など、統一教会の主張する政策をまるごと自民党が取り入れたりする、などということがありえるだろうか。
まるで、自民党は、統一教会を恐れ、ひれ伏しているようにみえる。
ここで、一つの仮説が考えられる。
それは、統一教会が米国の権力中枢に、その資金力で食い込んでいる、というものだ。
つまり、自民党が統一教会のほぼ言いなりなのは、統一教会の背後に存在する米国の権力中枢を恐れているから、という仮説である。
この仮説を裏付ける記事が、統一教会の創立者、文鮮明氏が亡くなった2012年に、Free Pressというメディアから出ている。
Free Pressは、1970年10月のオハイオ州立大学の反戦運動に起源を持ち、コロンバス現代ジャーナリズム研究所(CICJ)が運営する非営利団体である。
ボブ・フィトラキス記者が執筆した2012年9月4日のFree Pressの記事は、「カルト・リーダーでCIAアセット(スパイ)、ブッシュ・ファミリーの友人の文師死す」というタイトルの追悼記事だ。
・統一教会信者が、米大統領選で窮地のブッシュ(子)候補を支援!
「文鮮明の死が、米国の安全保障産業複合体の歴史の中で、最も奇妙な章の一つを終わらせることを望む。自称『救世主』の彼は、カール・アームス(Kahr Arms)を含む数多くの企業を所有し、キリスト教の救世主を天国に連れて行くために、死後もイエスの結婚式を取り仕切ったと主張したが、結局はジョージ・ハーバート・ウォーカー・ブッシュ(父ブッシュ)のようなCIAの友人のための米国での隠れ蓑であった。
ムーンは1982年にワシントン・タイムズ紙を設立し、ワシントン・ポスト紙は2012年9月3日月曜日に、92歳で亡くなった彼の死後、『月の暗黒面(「狂気」を意味する)』について一切言及することを避けた。
2000年の初めにジョージ・W・ブッシュがニューハンプシャーで失速した時、サウスカロライナでその救援に来たのは、文の影のカルト的な右翼ネットワークであった。
文氏の勢力は、ムーニーズと呼ばれるゾンビのような信者を州内に蔓延させ、予備選での敗北を二桁の勝利に変えるのに貢献した。
ワシントン・ポスト紙が報じたように、『さまざまな保守派グループが、テレホンバンク、ラジオ広告、独自の郵便物などでブッシュのメッセージを強化するようになった』のである。
一方、文のワシントン・タイムズは、『右へ行き過ぎたという主張をブッシュは嘲笑う』という見出しを掲げた。
ブッシュ一族と文師の奇妙な、ほとんど信じられないような政治的同盟は、米国の国内政治へのCIAの関与を示す汚い小さな秘密の一つである」
・文鮮明の資金源となる戦争犯罪人・笹川良一と児玉誉士夫は、米軍への情報提供と引き換えにCIAが巣鴨プリズンから釈放!!
「文師とムーニーズの歴史的重要性を理解するためには、1992年のフロントラインの調査報告で、文氏の遠く離れた世界の宗教・ビジネスの帝国の背後にある重要な資金源として特定された笹川良一氏から始めなければならない。
笹川はタイム誌に『世界で最も裕福なファシスト』と自慢していた。
1930年代、笹川は日本の代表的なファシストの一人であった。
1500人の私兵を組織し、20機の戦闘機を装備していた。
彼の信奉者は日本版ムッソリーニの『黒シャツ隊』であった。
笹川は日本を第二次世界大戦に導いた重要人物であり、『死刑囚でないA級戦犯』であった。
第二次世界大戦後、笹川は戦争犯罪の罪で捕らえられ投獄された。
米国の資料によると、笹川は、もう一人の戦争犯罪人、児玉誉士夫(日本の組織犯罪シンジケートであるヤクザの有力者)とともに突然釈放された(同じくA級戦犯だった、政治家・岸信介氏も、東條英機ら仲間が首を吊られた当日、釈放された)。
彼らは、国家安全保障法が戦略情報局(OSS)の後継としてCIAを設立した1年後の1948年に解放された。
1995年1月、日本の共同通信社は、児玉氏が解放されたのは、その2ヶ月前に米軍情報部と情報提供者としての役割を果たすことで合意していたことを示す文書を公開した。
機密解除された文書は、児玉氏の釈放とCIAを結びつけている。
第二次世界大戦中の児玉の活動は、米軍の防諜記録によると、『中国の原材料を組織的に略奪』し、ヘロイン、銃、タングステン、金、工業用ダイヤモンド、ラジウムなどを扱っていたという。
笹川氏と児玉氏のCIAとのつながりは、文師との関係で繰り返し出てくるテーマである」
・文鮮明は賄賂、銀行詐欺、違法なキックバック、武器販売に関与!? 統一教会は、米CIA設立の韓国中央情報局(KCIA)が作った!?
「1997年(本文ママ、フレイザー報告書が発表されたのは1978年)、ドナルド・フレイザー下院議員は、文の教団に対する調査を開始した。
444ページに及ぶ議会報告書は、賄賂、銀行詐欺、違法なキックバック、そして武器販売に文が関与していると主張した。
この報告書は、ムーニーズ2万人の会員からなる統一教会が、韓国中央情報局(KCIA)によって作られたことを明らかにした。
ムーニーズたちは、米国の外交政策に影響を与える政治的道具として、KCIA長官のキム・チョンフィルと協力していたのである。
米国CIAは、第二次世界大戦後にKCIAを設立した主要な機関である。文氏の組織は、米国の情報機関や韓国政府との関係を否定している」
・文・笹川・児玉が「アジア人民反共産主義者連盟」をKCIAの援助で結成し、アジアの反共勢力統合! 「世界反共連盟」に拡大し、レーガン政権のイラン・コントラ疑惑で暗躍!
「韓国人である文氏と2人のファシストの日本人仲間である児玉と笹川は、1960年代初頭に、KCIAエージェントの援助を受けてアジア人民反共産主義者連盟を結成するために一緒に仕事をした。
この連盟は、日本の組織犯罪の資金と中国の蒋介石総統からの資金援助を利用したと言われている。
連盟は、ファシストと右翼の軍国主義者をアジア全域の反共産主義勢力に統合することに力を注いだ。(※統一教会=国際勝共連合は、その始まりから、台湾の国民党と無関係ではなく、台湾有事となれば日本を巻き込む必然性があるのだといえる)
1964年、連盟の資金で米国に文のフリーダム・センターを設立した。
児玉は、文の関連団体である『勝共連合』の最高顧問を務めていた。
この団体は、文の韓国への金融投資を保護するためのパイプ役だった。
笹川は『勝共連合』の会長を務めていた。
1966年、連盟は別のファシスト組織である反ボルシェビキ・ブロック・オブ・ネイションズと合併した。
この合併により、世界反共連盟(WACL)が誕生した。
その後、1980年代になると、退役したジョン・シングラウブ少将が連盟の影から現れ、イラン・コントラ疑惑に巻き込まれた。
シングラウブはWACL会長として、ニカラグアでサンディニスタに対抗するコントラ活動を支援するため、傭兵やその他の準軍事組織を参加させたのである。
文のフリーダム・センターは、米国における連盟の本部として機能した。
イラン・コントラ公聴会の間、連盟は『ナチの戦争犯罪者、ラテンアメリカの死の部隊のリーダー、北米の人種差別主義者、全大陸の反ユダヤ・ファシスト政治家の多国籍ネットワーク』として描写された」
・文鮮明はアイゼンハワー、トルーマン両元大統領ともつながり、コリアゲート事件でロビー活動!!
「KCIAと協力して、文は1965年に初めて米国を訪れ、ドワイト・D・アイゼンハワー元大統領に謁見するという驚くべき結果を得た。
アイゼンハワー元大統領とトルーマン元大統領は、文氏が設立した韓国文化自由財団のレターヘッドに名前を連ねている。
1969年、文は笹川と共同でベトナム戦争推進団体『フリーダム・リーダーシップ財団』を設立し、米国政府への働きかけを行った。
1970年代、文はいわゆるコリアゲート事件で悪名を馳せた。
統一教会の女性信者たちは、ムーニーズが借りたワシントン・ヒルトン・ホテルのスイートルームで、『ロビー活動』した人々の機密ファイルを保管しつつ、米国の議員たちを接待し、水平的なロビー活動を行ったとして告発されたのである。
米上院は、文の『米国の外交政策に影響を与えるKCIAの活動の一環として、米国の高官、ジャーナリスト、その他に対する計画的な贈収賄』に関する公聴会を開催した」
・レーガン政権で影響力拡大!元CIA長官のブッシュ副大統領と文はボリビアで麻薬国家を樹立!
「フレイザー報告書は、『国連でデモを行い、親韓国プロパガンダ・キャンペーンを行うためにKCIAから文に資金提供があった』ことを文書化した。
フレイザー報告書の議会調査官は、『我々は、少なくとも当時の米国における彼ら(ムーニーズ)の主要な関心は、まったく宗教ではなく、政治であり、それは権力・影響・権威を得る試みであったと判断する』と述べている。
1980年にロナルド・レーガンが大統領選に勝利した後、文の政治的影響力は飛躍的に増大した。
元CIA長官のジョージ・ブッシュ副大統領は、レーガンの就任式に文をゲストとして招いた。
ブッシュ副大統領と文は、南米の裏社会と深いつながりがあった。
1980年、ボリビアで起きた右翼の軍事クーデターに協力し、同地域で最初の麻薬国家を樹立したのである」
・自民党が統一教会にひれ伏すのは、米権力と世界の反共ファシスト・ネットワークとの強い結びつきから!
統一教会は、世界の反共ネットワークを束ねるような位置にあり、米国での活動の中心が、文鮮明の「フリーダム・センター」や「フリーダム・リーダーシップ財団」であることが明らかとなっている。
そして、文鮮明によるG.W.ブッシュ(子ブッシュ)の大統領選挙への介入、そして、ブッシュ副大統領(父ブッシュ、当時)とともに、ボリビアで麻薬国家の樹立にさえ関与しているのだ。
統一教会が、レーガン大統領以降、米国の権力中枢、とくに、共和党と結びつきを強めてきたことが示唆されている。
そればかりか、南米の麻薬ビジネスへの関与さえ疑われる。
仮に統一教会が麻薬ビジネスを裏社会で行っているとしたら、非常に潤沢な資金を持っていることになり、その資金が、さらに、米国の権力中枢への政治的な関与に使われている可能性も考えられる。
統一教会は、霊感商法や巨額献金で多くの日本の幾多の家庭を破産と崩壊に追い込んできたばかりではなく、米国を中心とした、世界の巨悪と結びついているのだ。
自民党が統一教会を恐れひれ伏すのは、こうした米国の権力を中心とした世界の反共ファシスト・ネットワークと強い結びつきがあるからだと考えられる。
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文鮮明の統一教会の政治的支配力の源泉は米国! ブッシュ親子を大統領に押し上げたのは統一教会!
IWJ 2022.8.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/509699
■右翼のドン 笹川良一氏 私は統一教会、文鮮明の犬だ
2022/07/31 ゆるい政治系
■北朝鮮ミサイル開発を支える統一教会マネー4500億円〈ペンタゴン文書入手〉
文藝春秋 2023年1月号
https://bunshun.jp/articles/-/59192
■旧統一教会が北朝鮮に流した巨額マネーがミサイル開発資金に? 救済法案成立でも疑念消えず
日刊ゲンダイ:2022/12/11
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/315753
■統一教会はどう世界に浸透したのか?ナチスの初期を真似た異端の全貌
『文鮮明氏が「宗教家として目覚めた」のは16歳の時で、本人曰く「復活祭の朝、キリストが現れて『自分の未完の仕事を成し遂げよう』のお告げがあった」のがきっかけのようだ』
gooニュース 2022/08/03
https://news.goo.ne.jp/article/mag2/world/mag2-547544.html
■「天国に行きたくば金払え」統一教会と変わらぬキリスト教の過去
まぐまぐニュース 2022.08.03
https://www.mag2.com/p/news/547449
■【文化庁が発行している『宗教年鑑』では、旧統一教会は、キリスト教系に分類、『キリスト教年鑑』でも、1988年までキリスト教の一宗派として掲載】
旧統一教会による組織浸食を『キリスト新聞』編集長が明かす
FLASH 2022.08.16
https://smart-flash.jp/sociopolitics/196107
■旧統一教会系と歩んだ安倍氏「3代」…スパイ防止法を巡る歴史から闇を読み解く
東京新聞 2022年8月17日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/196366
■【安倍晋三の甥・岸信千世氏・衆院山口2区補選出馬】岸信夫・総理補佐官 長男・信千世氏を後継指名後に「政治資金パーティーでカネ集め」の問題点
NEWSポストセブン 2022.12.29
https://www.news-postseven.com/archives/20221229_1827544.html?DETAIL
■統一教会問題を矮小化・安倍国葬を賛美 やっぱり反日勢力だった安倍周辺の人々
BEST TiMES(KK ベストセラーズ)2022.10.13 適菜収
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/1670705/2
■統一教会とズブズブじゃないか 「反日カルト」と密だった自民・清和会 次々に暴かれる両者の関係 戦後政治の闇引きずり出す
長周新聞 2022年8月2日
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/24218
■【“統一教会”と安倍派議員】創始者の「文鮮明氏」と「安倍元首相の祖父」は”盟友”?
日テレNEWS 2022/07/28
■統一教会と安倍元首相との「本当の関係」
「週刊文春」2022/07/13
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b3540
■「日本はとんでもない間違いをした」岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三…3代続く関係性から見える旧統一教会が目指した“国家宗教”
TBS NEWS 2022/09/24
■旧統一教会本部が岸信介元首相の自宅隣に。旧統一教会と政治家の長年の関係。名称変更の裏には圧力が?
古舘伊知郎/YouTubeチャンネル『古舘Ch』公式 2022/08/09
■統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名
ディリー新潮 2022年07月27日
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07271132/
■政権維持のため「反日カルト」に国民を売った安倍元首相の“売国力”
日刊ゲンダイ:2022/08/18
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/309912
■自民党と旧統一教会、共鳴の半世紀 岸信介元首相から続く歴史
2022年8月6日
https://www.asahi.com/articles/ASQ865F5CQ82UTFK01L.html
■安倍晋三、晋太郎、岸信介「岸・安倍家3代と旧統一教会」60年の知られざる関係
週刊ポスト 2022.07.15
https://www.news-postseven.com/archives/20220715_1773809.html?DETAIL
■<論壇時評>統一教会と自民党 固定票と「悪魔の取引」 中島岳志
東京新聞 2022年9月1日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/198721
■日本会議系に統一教会系…安倍新内閣はまるで“カルト内閣”
「麻生太郎財務相、高市早苗総務相、加藤勝信厚労相、下村博文選対委員長も、統一教会と関わりが深い」
「韓国のカルト宗教とはズブズブ。まさに「カルト内閣」だ」
日刊ゲンダイ 2019/09/17
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261913
■維新 国会議員13人 旧統一教会めぐり“何らかの関係”
NHK 2022年8月2日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220802/k10013748321000.html
■大阪維新の会“元大阪市議会議長”が統一教会信者になったワケ
妻とは「合同結婚式」で出会った 議員歴20年超の重鎮市議に直撃取材
FRIDAY 2022年08月29日
https://friday.kodansha.co.jp/article/260813
■維新も統一教会とズブズブ! 松井一郎から、馬場伸幸、藤田文武、音喜多駿まで。足立康史は「宗教弾圧」と統一教会擁護
excite.ニュース 2022年07月31日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12401/
■維新は単なる「補完勢力」ではなく「悪政の突撃隊」
新聞「農民」2021.11.22
http://www.nouminren.ne.jp/newspaper.php?fname=dat/202111/2021112201.htm
■緊急事態条項を自民・維新訴え 参院憲法審
毎日新聞 2023/4/6
https://mainichi.jp/articles/20230406/ddm/005/010/108000c
■戦争発言、差別発言だけじゃない 「維新の会」の議員はなぜ失言・暴言を繰り返すのか
デイリー新潮 2019年05月29日
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/05290600/?all=1
■【特集】維新の大問題 彼らを信じていいのか
「週刊文春」2022/05/09
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b2958
■衆院選で当選した「維新」議員の顔ぶれがひどい! 暴言、ヘイト、極右、金の不祥事、女性への暴力行為を報道された議員まで
excite.ニュース 2021年11月04日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12097/
■自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂
国家という前提のない維新に国政を任せてはならない!
BEST TiMES(KK Bestsellers) 2022.07.02【適菜収】
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/1519446/
■「維新」の逮捕者いったい何人? 議員秘書が殺人未遂事件
日刊ゲンダイ:2021/04/28
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/288500
■松井知事”嘘つき会見”で露わになった安倍首相との「森友問題」連携プレー! 2人を結びつけた出来事とは?
excite.ニュース 2017年04月13日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_3073/
■森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体
日刊ゲンダイ:2017/03/10
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201072
■自民・維新の改憲ゴリ押しが始まった! 日本会議系議員が牛耳る「憲法審査会」開催を強行、コロナ口実に緊急事態条項創設へ
excite.ニュース 2021年12月26日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12191/
■露呈した“極右”の正体。安倍元首相と維新が煽る「ゴリ押し改憲」の横暴
まぐまぐニュース 2021.11.26
https://www.mag2.com/p/news/519675
■維新と自民党の背後にいる資本家勢力を調べたら闇が深かった件…自民、維新、国民、都民ファのバックには共通の資本家
■”笹川良一”と”松井一郎”の裏側
seiーkeiブログ 2020-11-07
https://ameblo.jp/te-tsuya-2001/entry-12636301137.html
■「日本維新の会」~ただの清和会自民党の補完勢力~
■岸、児玉、笹川にCIA。統一教会と自民を繋いだ「黒幕」たちの魂胆
まぐまぐニュース 2022.08.10
https://www.mag2.com/p/news/548142
■安倍晋三が「統一教会」イベントでトランプと共演! 前総理としてカルトの総裁を絶賛
「安倍前首相と統一教会は切ってもきれない親密な関係にあり、安倍前首相の祖父・岸信介が統一教会と政界をつなぐ役割を果たした」
exciteニュース 2021年9月14日
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_litera_12006/
■『妖怪の孫』特報 2023年3月17日(金)公開
■『妖怪の孫』公式サイト
https://youkai-mago.com/
■映画『妖怪の孫』――安倍晋三がもたらしたのは美しい国か、妖怪が棲む国か? 監督・内山雄人
長周新聞 2023年3月6日
https://www.chosyu-journal.jp/review/25992
■「昭和の妖怪」岸信介の知られざる素顔?安倍首相の祖父が目指していた国家とは?
週刊現代 2016.07.10 魚住昭
https://gendai.media/articles/-/49125
■昭和の妖怪・岸信介は「アヘン密売」で絶大な権力を得た!? 今さら聞けない「満州国の裏面史」
週刊現代 2016.07.31
https://gendai.media/articles/-/49263
■岸信介とCIAの密接な関係 自民党にも金の流れ?
週刊朝日 2013/05/17 AERA
https://dot.asahi.com/wa/2013051700001.html?page=1
■岸信介元首相はCIAのエージェントだった
『週刊文春』2007年10月4日号
https://arkpilot.livedoor.blog/archives/299451.html
■旧統一教会と岸一族と北朝鮮 この奇妙な三角関係をどう考えるべきか
東京新聞 2022年7月30日
https://www.tokyo-np.co.jp/article/192732
■安倍晋三首相が愛してやまない祖父、岸信介がA級戦犯を逃れるため米国と交わした裏取引きが!
「岸がアメリカから言われた最大のミッション」「アメリカの資金でつくられた首相」
exciteニュース 2015年8月17日 野尻民夫
https://www.excite.co.jp/news/article/Litera_1400/
■安倍首相の危険な最終目標
徴兵制復活、上世代に雇用奪われた若年層を戦地へ派兵の懸念
Business Journal 2014.12.13
https://biz-journal.jp/2014/12/post_8272.html
■現実味を帯びてきた、日本が米中「代理戦争」に利用される日
まぐまぐニュース 2016.04.21
https://www.mag2.com/p/news/178858
■「台湾有事の時、メインで戦うのは日本」アーミテージ発言で露見した米国の“本当の計画”
2022.07.05
https://tocana.jp/2022/07/post_237799_entry.html