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AI insaide株式会社創業者、渡久地択:情報を「暗号化」ではなく「匿名化」する理由とは?

 

情報を「暗号化」ではなく「匿名化」する理由とは?

 

 

渡久地択/AI insaide株式会社創業者

 

 

情報を匿名暗号化して交信する技術についても特許を持っています。

近い将来、量子コンピュータが実用化され計算力が桁違いに上がる。

そして、単純な“暗号化”では暗号が破られてしまうようになるでしょう。

そこで必要になるのは、“暗号化”ではなく、“匿名化”です。

当社の文字認識技術は、すでに“匿名化”の仕組みを備えています。

匿名化の技術は、文字認識だけではなく未来予測にも活用できます。

例えば、「AさんがコンビニでB商品を買った」という情報をAで分析します。

この情報を匿名化し、年齢や性別などさまざまな情報を分析すれば、セキュリティの心配が一切ないかたちで高い精度のレコメンドができます。

こういった分野にも進出していきたいです。

 

 

 

 

 

 

渡久地択(AI insaide創業者)とは?

 

 

 

渡久地択。

1984年愛知県生まれ。

大学を中退してAIを独学で習得。

 

2004年より人工知能の研究開発をはじめる。以来10年以上にわたって継続的な人工知能の研究開発とビジネス化・資金力強化を行う。

グルメサイト「cheerz」を立ち上げ運営していたエンジニア出身の起業家。

 

2010年1月socialwave株式会社設立、代表取締役就任。2011年5月IQUE株式会社設立、代表取締役CTO就任。2012年10月SPACEBOY株式会社設立、代表取締役就任。2013年12月think apartment株式会社設立、代表取締役就任。2014年3月一般社団法人データサイエンス総合研究所設立、代表理事就任(現任)。2014年3月Asia Post pvt.ltd設立、CEO就任。

 

2015年AI insaide株式会社創業。

 

2019年12月、AI insaide株式会社、東証マザーズに上場。

 

 

 

 

 

 

渡久地択(AI insaide創業者)の「コトバ」

 

 

 

 

 

最初に起業したのは19歳のときです。それまで音楽をやっていたのですが、あるときライブハウスの出演料が高いことに皆が悩んでいることに気づき、自分で公共の大型施設を借りてイベントを企画したんです。すると、出演者から「こんな安い出演料で大きな会場で演奏できるなんて」と大変感謝されました。このとき、ビジネスで利益を出して人に喜んでもらうことに強い興味を覚えました。

 

 

 

 

 

「人に求められる事業をしよう」と考え、ます゛今後200年て゛起きることの年表をつくろうとしました。しかしまったくうまくて゛きません。そこて゛、過去100年て゛何か゛起きたかを年表にしました。すると、今後確実に重要になるのか゛人工知能(AI)と宇宙開発た゛と思えてきたのて゛す。「自分か゛より興味をもてるのはAIのほうた゛」と考え、将来的にAIのヒ゛シ゛ネスを目指すことに決めました。

 

 

 

 

 

 

いきなりAIに取り組むのは難しい。そこて゛、AIにつなか゛りそうなネットヒ゛シ゛ネスから始めることを決め、衣食住に関するホ゜ータルサイトをつくりました。2003年こ゛ろのことて゛す。事業に夢中になって、入学したは゛かりの大学をすく゛に中退しました。最初はお金か゛なかったのて゛、何をやるにもすへ゛て自分ひとり。海外のサイトのソースコート゛を見てフ゜ロク゛ラミンク゛も勉強しました。完全な独学た゛ったのて゛、非効率なこともたくさんやっていましたね。このホ゜ータルサイトには、サイト内のコンテンツを文章のような自然言語て゛検索て゛きる機能を付けました。AIに関連しそうな技術を使いたかったからて゛す。21歳のときに、そのホ゜ータルサイト事業を買いたいと声か゛かかり、「将来的にAIをやるためには次の事業に移るへ゛きときかもしれない」と考えて売却しました。その後もいくつかの会社を立ち上け゛て、ときには失敗しつつも、満足て゛きる成果か゛出た会社はその時点て゛売却し、AIに取り組むための下地をつくっていきました。

 

 

 

 

 

僕が起業したのは、2004年にさかのぼります。最初から「AIを使って社会貢献したい」という気持ちは強かったのですが、当時はAIをやるには高スペックなマシンが必要で、起業したばかりの人間が買えるはずもありません。しかし「このままでは本当にやりたいことができない」と思い、2012年、AI研究開発に特化した会社を立ち上げたのです。貯金を切り崩しながらの研究開発は楽ではありませんでしたが、この頃からAIへの期待が高まり始めたので、「絶対に何かできるはず」という確信はありました。その中で生まれたのが、現在我々が提供するAI-OCR(光学式文字読取装置)の仕組みです。

 

 

 

 

 

AIはいろいろな分野に適用て゛きる技術て゛す。私は年表をにらみ、活用すへ゛き分野を徹底して考えました。その結果、最もニース゛か゛高いた゛ろうと判断したのか゛、情報の整理て゛す。テ゛シ゛タルテ゛ータを整理して有効に活用するための技術はク゛ーク゛ルをはし゛め多くの企業か゛取り組んて゛いますか゛、アナロク゛テ゛ータ(手書きの書類)をテ゛シ゛タル化して整理することはほとんと゛手付かす゛て゛す。ここにAIを活用することに決め、15年にAI insideを立ち上け゛ました。

 

 

 

 

 

 

当社の技術は、OCRと呼ふ゛文字認識技術に人工知能を組み合わせたものて゛す。人か゛手書きて゛書いた文字を人工知能か゛高い精度て゛認識してテ゛シ゛タル化します。これまて゛手書き書類のテ゛シ゛タル化といえは゛、ほとんと゛の場合、人か゛目視して手入力していました。当社の技術を使えは゛、入力か゛速くなったり人件費か゛抑えられたりといったことに加え、人の目に触れす゛にテ゛シ゛タル化し、さらにテ゛ータを個人情報として意味をなさないレヘ゛ルまて゛切り分けて匿名化することか゛可能て゛す。

 

 

 

 

 

 

強みを生かすため、ます゛銀行や証券、保険なと゛金融業界に技術を売り込むことにしました。金融業界て゛は申し込み書類なと゛の手書き書類を、アウトソーシンク゛サーヒ゛スを利用して手入力て゛テ゛シ゛タル化しています。それて゛いて、BPOの市場は国内全体て゛4兆円もあるのて゛、経済合理性か゛高いと思えたのて゛す。また金融業界はセキュリティに対する要求か゛極めて厳しいなと゛、導入へのハート゛ルか゛最も高いため、そこて゛使えると判断されれは゛、他のと゛の業種て゛も使ってもらえるという計算もありました。

 

 

 

 

 

 

私たちがシェアを獲得できた理由は、商品化が一番早かったという単純な理由です。メディアなどでAI-OCRを先に出したのはコージェントさんだと思うんですが、その時にはもうDX Suiteはお客様に使っていただいていました。早く商品化していたので、データがそれだけたくさん集まり、精度を高められたんです。また、弊社が誇る素晴らしい開発チームだけでなくセールスやカスタマーサクセスなどの必要な部署が育ってきていることも理由の1つですね。今のDX Suiteの成長は彼らがいたからと言っても過言ではありません。お客様からのご評判も良く、チャーンレートも0.5%ほどになっています。これらの理由からDX SuiteはAI-OCR市場でシェアを獲得できたのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

DX Suiteは手書きであれば、あらゆるフォーマットの読み取りが可能になっています。定型・非定型に限らずなんでも対応できるような状態です。ここまでの精度にするまでには、お客様のご協力がありました。というのも、2015年に1番最初にお客様にDX Suiteを提供したときは、ある項目の認識の精度は90%・他の項目は60%という精度はまばらな状態だったんです。それでもユーザーの方は、活用してくれるような場所を見つけてくれて。ユーザーの方に使っていただけたおかげで、細かいヒアリングができ、精度を上げていくことができました。

 

 

 

 

 

 

とにかく、活発なメンバーが多い会社だと思います。社員が机に向かって黙々と仕事をしている、という光景はまずないですね。仕事の相談や打ち合わせをしていたり、営業がウェブ会議やテレビ会議をしていたり。今朝も僕がフリースペースでとテレビ会議をしていたら、周りがにぎやかでよく聞こえないんです(笑)。でもこれは、いいことだと思っています。プロダクトは開発者一人では作れません。普段からお客様の声を聞いている営業やカスタマーサポートのスタッフと話し合ってこそ、お客様にとって価値あるサービスを提供することができます。

 

 

arashioono