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ジャック・マー(馬雲):国外進出で成功する3つの条件

国外進出で成功する3つの条件

ジャック・マー(馬雲)/アリババ(阿里巴巴集団)創業者

 

国外進出で成功するには、3つの条件があります。

第一に事業の地歩を着実に築くための時間。

第二にチャンスをつかむ勇気。

第三に困難に耐え自分をレベルアップできる持久力です。

この3つを備えていれば、中国に限らず、世界中どこへ行っても成功し、強いブランドを築くことができると思います。

 


 

ジャック・マー(馬雲)とは?

 

 

ジャック・マー(マー・ユン、馬雲)。

インターネットサービスのアリババ(阿里巴巴集団)創業者。

 

杭州市出身。

中学・高校と進学校ではなく、本人も優秀な成績ではなかった。

 

全国普通高等学校招生入学考試(高考)を2度受験したが、数学の成績は1度目が1点、2度目が31点だったため、大学進学を諦め三輪自動車の運転手となった。

その後『人生』(著者:路遥)という本に出会い再度、大学進学を志す。

 

杭州師範学院(のちの杭州師範大学)外国語学部英語科卒業後、杭州電子工業大学(のちの杭州電子科技大学)で講師として英語、国際貿易を教える。

アメリカで出会ったインターネットにヒントを得て、中国初のビジネス情報発信サイト「中国イエローページ」を開設。

 

中国対外経済貿易合作部中国国際電子商務中心に入り、インターネット商品取引市場を開発。

その後独立し、香港でアリババネットを創業。

 

同社を世界最大級のB2Bサイトに成長させた。

そのほか、中国ヤフー会長、ソフトバンク社外取締役などを務めた経営者。

 

 

厳選!ジャック・マー(馬雲)の珠玉名言

 

 

 

・創業直後に「お客様が第1、従業員が第2、株主が第3」という経営方針を決め、頑なに守り続けてきました。アリババに誰がいくら投資していようが、事業が困難に直面しようが、大成功しようが、中小企業のお客様が最優先という方針を曲げたことは一度もありません。

 

 

・そもそも技術は人のためのものであり、人が技術のために存在するのではありません。ですから私がよく技術チームのメンバーに言うのは「顧客に近い存在であれ」ということ。

 

 

・中国語で「ブランド」のことを「品牌」と書きます。私の考えでは、真の意味でのブランドとは「品牌」を構成している2つの漢字「品」と「牌」の両方を兼ね備えているものでなければならないと思います。「品」は品質、あるいは品格「牌」は看板、要するに知名度です。

 

 

商業とは本来、社会全体の発展に貢献すべきものであるはずです。この本来の目的を取り戻すため、商業文化のあり方をもう一度根本的に見直すときが来ています。

 

 

・人々がアリババという名を聞いたとき、「イノベーション」「希望」「情熱」「誠実」というイメージを思い浮かべてもらえるようになりたい。

 

 

・CEOである私はほとんどの時間を採用や育成、時には解雇、それに人材開発やトレーニングなど、社員のために費やしています。なぜなら企業に大きな差別化をもたらすものは、人の力だからです。

 

 

・ミッションを浸透させることは非常に難しいのですが、それにチャレンジすることは楽しいものです。まずは私が自ら率先することが重要です。2番目はビジョンを制度上で保証していくこと、3番目は言い続け、やり続けることです。この3つのことは徹底的にやらねばならない。

 

 

・私は、ビジネスは楽しくて、笑顔をもたらすものでなければならないと思っています。すべての人に楽しく、笑顔で仕事をしてほしいと願っています。

 

 

企業家精神ではチャンスは待つものではなく、創るものです。

 

 

 

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