「いぬ」が登場する絵本。
犬のイラストもとってもかわいいですが、そのふか~い内容にも感動しっぱなしです。
「イヌ」が大好きな方はもちろん、好きだけど飼えないという方、その魅力を知りたいという方のために、人気のオススメ「いぬ絵本」20冊をご紹介いたします!
愛する者との死別がテーマの作品です。
死んでしまってからでは、もう「好きだ」と言えなくなってしまうから、気持ちをきちんと伝えよう、と語りかけています。
相手に思う言葉は心にしまわずに、どんどん口に出して伝えないといけない、とあらためて実感させられる絵本でもあります。
小学校の教科書に採用されたように、普段考えることの少ないテーマについて、考えるきっかけになる作品です。
大人でも感動し、泣ける有名作です。後悔が多い大人だからこそ、泣けるのかもしれません。
主人公の男の子と犬のエルフィーは一緒に育ち、まるで兄弟のように仲良しでした。
しかし、エルフィーは段々と年老いていきます。
そんなエルフィーを見て、毎晩「だいすきだよ」と伝える男の子。
とうとう訪れたお別れの時に男の子が感じたこと、それこそがこの作品が伝えたかった「愛している気持ちを言葉にすることの大切さ」でした。
シロが悲しみを乗り越えていく姿に、涙が止まりません。
可愛いイラストと、犬目線の優しくてまっすぐな言葉は広い世代に愛され、110万冊のベストセラーとなりました。
感動することで有名なこの絵本は、犬を飼っていない人でも泣けるでしょう。
死んだものの姿は見えませんが、そばにいる。
そんな温かいことを教えてくれています。
シロはみきちゃんの犬です。
シロは、みきちゃんが大好きでした。
しかし、みきちゃんは死んでしまいます。
シロはみきちゃんに会いたくて、悲しんでいると、ミキちゃんの声が聞こえました。
みきちゃんの存在を感じ、目を閉じると、いつでもみきちゃんに会えることに気が付きます。
子どもに人気の有名な絵本です。
ハリーのキャラクターも愉快で可愛いですし、イラストからも楽しさが伝わってくきす。
犬の無邪気さもイラストで表現されており、読んでいて飽きません。
犬好きなら読んでおきたい一冊です。
ハリーはくろぶちの白い犬で、お風呂が大嫌いです。
お風呂の音が聞こえたから、ハリーはブラシを庭に埋めて、逃げ出します。
外ではしゃいで、身体は泥だらけ。
家に帰ると、家族はハリーだと気付いてくれません。
困ったハリーがとった行動とは…?
めくるしかけが楽しい英語絵本。
犬のスポットが主人公のシリーズ絵本で、海外でも日本でもとても人気がある作品です。
「ころわん」シリーズが長く愛され続けているのは、その一話一話に子どもたちの健やかな成長を願う作者の思いが込められているから。
優しく包み込むような眼差しを感じることができます。
ちょっと頼もしいころわんも、また魅力的ですよね。
ころわんが公園に遊びにいくと、ベンチの下から小さな声が聞こえてきます。
「みゅう、みゅう、みゅう」
あかちゃんねこは、鳴きながらころわんのそばにやってきます。
「やめてよ、ぼく、おっぱいでないんだよ。おかあさんのところへいきなさい、ね。」
それでもついてくるこねこ。とうとうみずたまりでばしゃん!
どうやらこの子、迷子になっちゃったようです。
そこでころわんは、こねこをつれて一緒におかあさんを探しにいきます。
ちょっとお兄ちゃん気分のころわん、無事に見つけてあげることができるのかな。
大人気「バムとケロ」シリーズの最初の作品です。
画面の中の細かいところまでみどころ満載!
読むたびに発見があって楽しめます。
2匹のキャラクターが可愛すぎます。
しっかりもののバムとお転婆なケロ。
イラストもとても可愛く細かいので、読んでいてとても楽しいです。
お話も展開が面白く、子どもにも大人にもおすすめできます。
バムはしっかりもので几帳面、家の掃除やおやつづくり、ケロちゃんの世話などテキパキとこなします。
ケロちゃんは遊び好きのいたずら好きです。
この愛らしい二人を見ていると、子育て中のお母さん(お父さん?)と子どものように見えたり、ナイスコンビなお友だち同士に見えたり、はたまた兄弟のようにも見えてきたり。
部屋に登場する家具も素敵。
こんなに風に毎日を楽しめればなあ...なんて憧れてしまいます。
バムとケロの世界に魅力を感じたら、他の作品も合わせて読むことをおすすめします!
犬のバムは、雨なので部屋の掃除をし、おやつを作って本を読もうと考えました。
部屋の掃除を終えたところで、泥んこのケロちゃんが帰ってきます。
ケロちゃんを洗って、ドーナツを作って、本を取りに行ったら、虫がわんさか。
やっと本を読めるころには、疲れて寝ちゃった…。
背中のブチ模様がトレードマークの子犬「コロちゃん」のしかけ絵本シリーズは、世界中の子ども達のファーストブックとして親しまれています。
その記念すべき第1作目が『コロちゃんはどこ?』。
一見シンプルにもみえる「コロちゃん」絵本シリーズの絵やストーリー。
小さな子ども達に大人気なのはしかけ以外にもどうやら色々な理由があるようです。
まず「コロちゃんはどこ?」「ドアのうしろかな?」など、シンプルな言葉が大きな文字で記されていて、言葉を覚えるのにはぴったり。
またコロちゃんの目線で進んでいくストーリーが子どもの好奇心と重なり、自然に絵本の世界に入り込めます。
一番は、少し力の抜けたユーモア感覚あふれる雰囲気の絵にあるようにも思います。
ごはんの時間になってもコロちゃんがいない。
ママがさがしにいきます。
ドアのうしろかな?
ピアノの中かな?それとも・・・?
ドアやピアノのふたなどがしかけになっていて、小さな子の手でもめくることができます。
あけてびっくり!
思いもよらない動物たちがかくれています。
その表情やセリフが何ともユニーク。
ぜひ実際にめくって確かめてみてくださいね。
世代をこえて伝えていきたい「ハチ公」のおはなし。
感動の実話があたたかい絵で絵本になりました。
いもとようこさんの描く動物は優しさに溢れていて、見ているととても温かい気持ちになります。
もらった秋田犬にハチと名付けた先生は、ハチを可愛がりました。
大学の授業があるので駅に向かうと、ハチは毎日、見送りと出迎えをしてくれます。
しかし、ある日先生は、授業中に亡くなってしまいました。
ハチは10年間、駅で先生を待ち続け、そのまま死んでしまったのです・・・。
パグの3兄弟の可愛さが表紙絵から伝わってきますね。
絵本の中には、パグ兄弟の可愛い表情がたくさん詰まっています。
パグの可愛いイラストは見ていて癒されるでしょう。
兄弟のお話なので、兄弟の良さも知ることができますよ。
パグの3兄弟のお話です。
人間の兄弟もそうですが、パグの兄弟だって、遊ぶのはいつも一緒。
でも、食べるときは取り合いに!
にらめっこで勝負。
アップップ…じゃなくて、パッグッグー!?
パグの兄弟の可愛さがてんこ盛りです。
チャイの目線で話が進んでいきます。
達観したキャラクターが、個性的で面白いです。
絵本のイラストも彼の性格を表しているようで楽しいですよ。
チャイの表情一つ一つに注目して読んでみてください。
おいら、豆シバのチャイってんだ。
チャイと一緒に暮らすのは、パパとママと兄弟たち。
チャイは「やれやれ」というように兄弟の相手をし、撫でてくるおじさんの相手をします。
隣の家のマルチーズに恋をしますが、オスと知って悲しむのでした。
有名な「しばわんこ」シリーズの絵本です。
柴犬という日本らしいキャラクターが可愛いく、ほのぼのとしているので、和やかな気持ちで「和」について学ぶことができるでしょう。
日本の犬で連想するものが柴犬。
柴犬のしばわんこが、日本の「和」について教えてくれる絵本です。
「和のおもてなし」について、掃除のこと、座布団のこと、おもてなしに欠かせないお茶とお菓子についてなど、癒されながら勉強できます。
おちゃめな柴犬のしばわんこと、いたずら好きのみけにゃんこが、心なごませる「和」の暮らし方を楽しくご紹介してくれます。
ふだんの暮らしに取り入れたいおもてなしの作法など、楽しい豆知識がいっぱいの絵本です。
盲導犬と飼い主の、切なくて泣けるお話です。
盲導犬とその飼い主のことが分かりますし、お別れの最期のことを思うと胸が苦しくなります。
盲導犬にやがて訪れる引退の時が、犬目線で書かれています。
盲導犬とパートナーの方の間に生まれる愛情と、犬の優しさに心が暖かくなるお話です。
子どもも大人も読んでほしい1冊。
ステラは、盲導犬です。
盲導犬のステラはパートナーのあかねさんを守ることがお仕事。
ステラと目の見えない飼い主のあかねは、最初はぎこちなかったですが、次第に上手に歩けるようになっていきました。
一緒に歩く夕暮れは、ステラにとってだいすきな時間でした。
年月が経ち、ステラは失敗するようになります。
ステラはあかねさんを守れなくなってしまったことに気がつきます。
そろそろ、引退でした。
やがてステラとあかねの、お別れのときが訪れます…。
小学校の教科書にも採用されている灰谷健次郎さんの名作。
犬が主役のお話ではないけれど、感じるものが多いお話なので大人にも子供にも人気のある絵本です。
40年来のロングセラーです。
深くて暗い穴に落ちた犬のろくべえを助けたい子供達。
大人が助けてくれない中で懸命に知恵を絞る。
どうしたらろくべえを救えるのか、子どもたちは必死で考えます。
可愛いイラストの犬がたくさん登場するので、読んでいて楽しいです。
たくさんの可愛い犬たちに、子どもが大喜びしてくれるでしょう。
最後は犬たちと一緒に「わんわん」と言って締めたいですね。
お利口な犬と、いたずらな犬。
しょんぼり犬と、元気な犬。
お昼寝をしている犬もいれば、お仕事をしている犬もいる。
腹ペコな犬と、お腹いっぱいの犬も。
みんな一緒に「わんわん」。
たくさんの犬が登場する、赤ちゃんに読み聞かせてあげたい絵本です。
ミッフィーで有名な、ディック・ブルーナの作品です。
可愛らしいイラストが特徴で、とてもほのぼのとしたお話になっています。
動物のキャラクターもたくさん出てきますので、その可愛さに癒されるでしょう。
小さい子どもにおすすめです。
茶色の小さな子犬、くんくん。くんくんが外を見ると、女の人が泣いていました。
どうしたのかとくんくんが聞くと、その女の人の娘が、いなくなってしまったようです。
くんくんは動物たちに、娘のことを聞いて回ります。
あれ、このにおいは…?
白黒の写真絵本です。
まだ生まれたての子犬は袋に入っていて、目が見えない事に子供は興味津々。
生命の神秘を写真でまざまざと見ることができます。
アメリカでロングセラーの写真絵本です。
犬が生まれる瞬間を撮ったお話。
生まれたばかりのこいぬをみたこと、ありますか?
目もみえない、耳もきこえないけれど、おっぱいのすいかたをちゃんと知っています。
0~1歳児の好きな動物の鳴き声だけで構成された絵本です。
動物の鳴き声が、さまざまな書体、デザインで配置されていて、同じ「わんわん」でも、それぞれに違った気持ちが込められていることがよくわかります。
最初は動物の絵を指さして読んでください。
何回か読むうちに、絵を指さすだけで子どもから自然に鳴き声が出たり、鳴き声を聞いて子どもたちが動物を指さしたりして遊べます。
ぼくとジローの友情の物語絵本。
大島妙子さんは、いつも、ちょっとなんだか、なつかしい絵本です。
ぼくはこいぬを拾いました。
名前はジロー。
いつも一緒に寝ていましたが、ジローはどんどん大きくなりました。
そこでぼくとおとうさんは、庭に「ジローのいえ」を作りました。
その夜、ジローとぼくは、はじめてはなればなれで寝ることに。
ジローもぼくも眠れなくて、ぼくは一晩だけの約束でジローのいえで眠ります。
次の朝目が覚めると・・・ぼくはびっくり!
ジローとぼくが、入れ替わっているのです・・・!
字のない絵本です。
白黒のデッサン画がこの絵本のすべてです。
ですがそこに登場する犬や景色は何と生き生きとしていることでしょうか!
1本のエンピツでこれだけの世界を描けるのかと唸ってしまう作品です。
否応なしに視線が犬に釘付けになります。
とにかく切なくてページを捲るのが辛くなってくると同時に、命を預かることの責任について深く考えさせられます。
犬が車から捨てられてしまいます。
走り去る車、それを追う犬。
犬はずっと車を追います。
でも車は見えなくなってしまいます。
犬はにおいをかぎ始め、方向を見定めると歩き始めますが、犬が道路へ出たせいで車同士が衝突し、大事故に。
犬はそれを振り返りながらも、ひたすらに歩き続けます。
あきらめて野をさまよう犬。そして街にたどり着き、ひとりぼっちの子どもと出会うのでした。
ピーター・シスらしい摩訶不思議で幻想的なイラストが印象的な作品です。
設定はシリーズ第一弾『マドレンカ』同様、ニューヨークが舞台。
素敵な仕掛けが魅力です。
「仕掛け」には、作者の美的センスが発揮されてますね。
いろんな国の文化の勉強になるかも。
マドレンカは、ニューヨークにすむ女の子。
その願いが高じてある日、本当に犬とお散歩に出たかのような不思議な体験をします……。
犬がほしくてたまらないマドレンカは、空想上の犬と一緒に街へ散歩に出かけますが……
イギリスの絵本。
「犬たちはどうして、おしりのにおいをかぎあうの?」そんな疑問に答えてくれるお話だというのに、これが本当に可愛い。
ナンセンスなこの物語を愛らしく彩っているのは若手イラストレーター松岡芽衣さん。
とにかくたくさんの種類の犬が登場します。
種類も年齢も別々のオシャレした可愛いワンちゃんが沢山出てきます。
そして一匹一匹の表情それぞれがたまりません。
最初から最後まで共通して漂っているのは「ちょっとおばか」な雰囲気。
とにかく、何となく納得もできちゃうこのおかしな話を親子でお楽しみくださいね。
始まりは世界中の犬が集まったパーティーの夜に起こったある事件がきっかけだというのですが・・・。
その奇想天外な事の顛末を味わう前に、まず目が離せなくなるのが冒頭部分。
パーティー会場に到着すると、まず入り口のドアに注意書きが書いてあるんです。
「おしりはおぬぎくださいませ」
「ぬいだおしりは おしりかけにおかけください。」
驚いているこちらをよそに、次のページでは犬たちが当然のごとくきちんとおしりをおしりかけにかけているのです。
そしてみんなすまし顔・・・。