猫が嬉しいときや満足しているとき、安心しているときに喉をゴロゴロと鳴らすのはよく知られていますよね。
実は猫がどのように喉を鳴らすのか、ですが、実は未だにはっきりとしたメカニズムは分かっていません。
一般的に言われているのが、「喉頭の筋肉の収縮により声帯が振動する説」です。
ですがこの説にも否定する実例があるので、やはり本当の所は分かっていません。
ゴロゴロ音は呼吸とは関係なく鳴らす事が出来、鳴き声を出しながら鳴らす事も出来ます。
猫が喉を鳴らす時は、相手がいる時だと言われています。
相手の気を引いて何かを伝えたい時に、喉を鳴らしているようです。
ですから、猫1匹でいる時には、鳴らしていないのです。
また、一生のうち、一度も喉を鳴らさない猫もいるようです。
ですから、愛猫がゴロゴロいった事がなくても、異常ではないのです。
ちなみにゴロゴロ音の周波数は25〜150Hzで、猫が聞き取れる周波数は45〜65000ヘルツなので、もしかしたら鳴らしている当人は聞こえていないかもしれません。
尚、20~50ヘルツの音は緊張をほぐす効果があるといわれています。
猫は喉を鳴らすことで、骨に刺激をあたえて新陳代謝をよくしたり、筋肉をほぐしているのかもしれませんね!
多くの場合は、とてもリラックスしているときに、ゴロゴロ喉を鳴らしますよね。
でも、要求しているときに、ゴロゴロ喉を鳴らすこともあります。
つまり、「コレして!」要求している時ですね。
そういえば、ご飯などを要求する時は、ゴロゴロ喉を鳴らすときもありますよね。
甘え上手で困っちゃいますね!
また、母猫が子猫をあやすときに安心させようと喉を鳴らすこともあります。
子猫がミルクを飲んでいるときに喉を鳴らすのは、押しつぶされないようにするため、母猫に安心感を与えるためのサインだといわれています。
また、猫がゴロゴロ喉を鳴らすのは気持ちを落ち着かせたり、リラックス効果があるといわれています。
動物病院に連れて行かれたときなどに喉を鳴らすのは、自分を落ち着かせようとしているのです。
緊張する場面や病気などで苦痛を感じている時、死期が近い時にも喉を鳴らします。
周りに苦しさを訴え、助けを求めているのかもしれません。
あまり喜びそうにない場面でゴロゴロ鳴っていたら、猫がピンチだと感じている、という事です。
病院で診察中などは仕方ありませんが、可能な限り、原因となっているものを取り除いてあげたいところです。
余談ですが、猫がゴロゴロいっていると、獣医師は心臓の音が聞こえず、困るそうです。
でも、やっぱり、一番多く見かけるのは、やっぱりリラックスしているとき。
撫でて甘えているときのような気がします。
猫は言葉こそ話ませんが、全身で感情を表現する動物です。
何となく感情が伝わってくるのも、猫の魅力の一つですね!
ネコのゴロゴロ音には、聞いた人間も気持ちいいですよね。
元気がない人の側に寄り添って、喉を鳴らす事もあるとか・・・。
確かに、愛猫のゴロゴロ音を聞いていると、気持ちが落ち着いてくる気がしますよね!
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