ネコちゃんの耳は非常に優れているの知っていますか?
そういえば、にゃんこが耳をピンと立てて、物音を聞き取っているしぐさを目にすることありますよね。
猫は非常に聴覚に長けた動物です。
通常、人間が聞き取れる音の高さは20キロヘルツとされているのに対し、猫は60キロヘルツ~100キロヘルツまでを聞き取る事ができます。
犬の約2倍、人間の約3~5倍の音を聞くことができ、音の方向性も外しません。
20キロヘルツ以上の高周波音を超音波と呼びます。
また、耳年齢チェック等でも用いられる事があるモスキート音ですが、これは17キロヘルツ前後の高周波音を指します。
蚊の羽音が思い浮かぶようなキーンという不快な音である事から、モスキート(蚊)音と名付けられました。
猫の聞こえる音が60キロヘルツ~100キロヘルツなのでモスキート(蚊)音などの超音波が猫にしか聞こえない音ということにもなります。
これは、猫が獲物としていたネズミが出す音と同程度の周波数であり、遠く離れたネズミの声や、ネズミ同士の通信も聞き取る事ができると言われています。
猫ちゃんはネズミの発する声や音を聞き取っている、ということになります。
なんと20mも離れたところから、ネズミの声や音が聞こえるそうです。
凄いですね!
まさに猫のスーパー能力!かもしれませんね。
猫の中には、耳の中に毛が生えている猫がいます。
この耳も中の毛は「房毛」と呼ばれ、人間には聞こえない超音波を聞き取る時にとても役に立つそうです。
また、猫は耳を片方ずつ動かすことができます。
そのため、周囲の音をもれなく聞くことができるといわれます。
人間でも耳が動かせる人がいますが、猫は280度まで耳を動かせるといいますから、かなり広範囲の音が聞こえるということになりますね。
猫の凄い点は、両耳に入ってくる音の時間差や、強さの違いから音の出どころを正確につき止める能力もあるということです。
その差はわずか0.5度!
まさに、すごい能力ですね!
母親と仔猫のコミュニケーション。
それが「サイレントニャー」。
サイレントニャーとは、子猫が母猫に甘える時に出される高い周波数の鳴き声だと言われています。
この「サイレントニャー」は人間には聞き取れません。
たまに、仔猫が飼い主さんに向かって、口パクで声を出さずニャーと鳴いているように見えるときありますよね?
それが「サイレントニャー」です。
これは、猫特有のコミュニケーション言語であり、親しみを込めた鳴き声なのです。
このとき、超音波を使って、母親にしっかり甘えているのかもしれませんね!
にゃんこは超音波など高い音が得意な半面、低い音が苦手だと言われています。
例えば、男性の低い声です。
低い声は唸り声や威嚇している姿を連想させる為、苦手と言われています。
猫が男性よりも、女性を好む傾向にあると言われる理由の一つですね。
男性の低い声よりも、女性の高い声の方が、聞き心地が良いようです。
猫に話しかける時は、なるべく高くて柔らかい声で話すのがいいかもしれませんね。
また、エアコンや冷蔵庫など、家電の音も苦手だと言われています。
家電から発生する音波は耳障りのようです。
人間にとっては何でもない生活音も猫にしか聞こえない音が混じり聞こえる事により不快、嫌いな音となっているのかもしれません。
以上です!
いかがでしたでしょうか。
ネコちゃんの耳の凄さ、驚きですね。
その耳の良さを生かして、ネズミの会話聞いているのかもしれませんね!