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石田ゆり子の「大切な」言葉たち~石田ゆり子の名言・人生・生き方・性格など~



石田ゆり子の「大切な」言葉たち

「服を着る」「装う」ということってとても社会的なことだと思うのです。自分が今どんな気分か、どんなふうに生きているかを一瞬で周りに伝えられる。

疲れやすくなったり、食べものがおいしく感じられなくなったり、人の欠点ばかり目につくことが私にもあります。でもそれは、自律神経の乱れから起きていること。からだのせいだから、考えこんでも仕方がないんです。

何事も自分の責任として受け止めていますが、何を演じても100%満足することはないですね。もし褒めていただいても、自分では不満があるし失敗もある。特にうまくいかなかった作品を考えても、そのままの形で映像に残ってしまっているので、どうにもならない。だから、悔やむより、次をがんばろうといつも思います。

自分は、早く大人にならなければいけない、いい子でいなくてはならないという思いが強かったです。しかも周囲からのイメージで「お嫁さんにしたい女優」と言われ続け、自分ではすごく違和感があったんです。そういうタイプじゃないのに、何で知らない人からお嫁さんにしたいと言われるのかと。

もうひとつ、これもうまく説明できないんですが、自意識をいったん消して、自分を筒状の、トイレットペーパーの芯のようなものだと想定するんです。その穴の中にぐるぐる周りの空気を循環させる。そうして世界をみると、自己から離れて、周囲がクリアに見渡せる。

本当にしょっちゅう思うのですが、過去や未来を案じて過去や未来を案じて今を失うのは人間だけです。動物達はいつも、今を生きてる。死ぬことも生きることの延長線上にあるという究極の悟りを開いているかのようにすら思う。だから神様に近いところにいるような気がするのです。

人が享受できる最大の幸福というのは、自分がしたことで誰かが喜んでくれることだと思うんです。

積極的に動いていれば、精一杯今を頑張っていれば、人は澱まない。

今欲しいものは、見えないものですね。形になっていないもの。たとえば心地いい風だったり、目に優しい光だったり、とにかくホッとできる空間だったり。

20代は、キラキラしているけど辛い。何もかも初めてで自分に対して無理をして。私は、今の自分の方が自分らしいし、好きです。

老けてみる必要もないけど、若く見える必要もない。

年を重ねるのは決してマイナスなことではなく、誇りですよね。

石田ゆり子とは?(人生・生き方・性格・プロフィール・略歴など)

石田ゆり子。
東京都出身。東京都立桜町高等学校卒業。

女子栄養大学短期大学部卒業。

小学生の時に水泳(平泳ぎ)でジュニアオリンピックに出場し第8位の記録を持つ。

中学時代の3年間は父の仕事の都合で台湾の台北市に住んでいた。

水泳は芸能界入りするまで続け、台湾では妹のひかりと共に台湾のナショナルチームに所属していた。

高1の時に自由が丘・亀屋万年堂の前でスカウトされてモデルになる。

1987年に全日空の沖縄キャンペーンガールに選ばれてテレビCMやポスターなどに登場。

1988年11月にドラマ「海の群星」に出演し女優としてデビュー。

出演している映画「悲しい色やねん」に1988年12月に公開。

1993年4月に連続ドラマ「彼女の嫌いな彼女」でドラマ初主演。

「北の零年」にて第29回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。

2016年TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で第6回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」 助演女優賞、2016年「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」 年間大賞 助演女優賞を受賞している。

最もジュエリーが似合う人に贈られる日本ジュエリーベストドレッサー賞を二度にわたり受賞している。

ペット好きも有名。

エッセイも出版している。

しあわせの風景(1994年、角川書店)
天然日和(2002年、幻冬舎)のち文庫
セ・ジョリ ここちいい毎日(2003年、幻冬舎)
C’est joli – きらきらと輝く、ここちいい毎日。責任編集(2004年、幻冬舎)
旅と小鳥と金木犀 天然日和2(2005年、幻冬舎)のち文庫
京の手習いはじめ(2008年、講談社)
はなちゃんの夏休み。(2013年、ほぼ日刊イトイ新聞)
Lily ―日々のカケラ―(2018年1月、文藝春秋)

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