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人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ!


個人投資家が増えた昨今。

個人という1点に資本が集中する傾向となった世の中かもしれません。

このような「個人の利益」という傾向、考え方は、ベンチャー企業経営者の思想の中にも広がっているように感じます。

今回は「正しい」経営とは何か、「継続成長する企業」「蓄積し続ける企業」とはどういったものか、お伝えします!



人の不幸の上に立つ「利益」

ベンチャー企業が成功するために、重要なポイントはご存知でしょうか。

様々ありますが、まずもって大前提は「利益」ですよね。

事業が利益を生み出し、その利益がさらに事業を拡大させる。

優れたベンチャー企業はこの循環がしっかりとできています。

しかし、そう簡単に「利益」といっても、「利益を増やし続ける」ことは難しいものです。

一番簡単に「利益」を出す方法があります。

それは、違法、または反道徳的な運営を行うことです。

ベンチャー企業を数多く見てきたなかで感じるのは、最低限法的面をクリアするものの、道徳面については、一切ないがしろにする風潮が多かった、という印象があります。

もちろん、しっかりとした信念、理念を持ち、ちゃんとした経営者もいらっしゃいます。

しかしながら、なかには、社員を使い捨てにする、顧客に誠実ではない、反社会的思想で利益を出す、といった企業もあったのは事実です。

つまり、一時の事業成長のために、社員や顧客、取引先を二の次として、自社の「利益」を最優先してしまう例です。

実際、少なくありませんでした。

もちろん、「法的にギリギリクリアするならば、問題ないでしょ」という考え方もあります。

でも、人の不幸の上に、「利益」を計上することはいかがなものでしょうか。

卑怯を憎む

「国家の品格」という本、ご存知でしょうか。

一時期有名になったので、知っている方も多いかと思います。

以下、その「国家の品格」(藤原正彦作)の一文です。

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卑怯を憎む

私は「卑怯を憎む心」をきちんと育てないといけないと思っています。

法律のどこを見たって「卑怯なことはいけない」なんて書いてありません。

だからこそ重要なのです。

ある国の子供達は、万引きをしないのはそれが「法律違反だから」と言います。

そんな国の子供は誰も見ていなければ万引きします。

法律で罰せられませんから。

しかし、家族の絆の中にいた以前の日本の子供達は、万引きなんかしたら「親を泣かせる」「先祖の顔に泥を塗る」「お天道様が見ている」と考えた。

だから万引きするものは少なかった。

卑怯なことをするものが少なかったのも同じ考え方からです。

家族の絆が「卑怯を憎む心」を育て、強化し、実践させる力となるのです。

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※出所:「国家の品格」(藤原正彦作、新潮新書2005年出版)

「卑怯を憎む」

強い言葉ですね。

でも、弱肉強食の現代ビジネス社会。

強者が勝つのみ。

「卑怯なんて言葉は、弱者の言い訳だ!」という考え方になっている組織もあるのではないでしょうか。

7つの道徳

そういえば、「卑怯を憎む」に共通する古い名著があります。

1900年、新渡戸稲造氏の「武士道」

新渡戸稲造と言えば、旧五千円札の肖像画で有名ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、新渡戸氏の「武士道」(原題『Bushido ―The?Soul Of Japan』)は太平洋戦争前に、アメリカで新興国日本の真の姿を紹介する本としてベストセラーとなり、セオドア・ルーズベルト大統領ら世界中に大きな反響を起こした名著です。

刊行数年後には、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、ポーランド語など各国語に翻訳され、世界的なベストセラーとなったものです。

当時、新興国の日本はどのような国なのか、外国人からまったくわからない、不気味な国の一つでした。

クリスチャンであった新渡戸氏はアメリカ人の妻と結婚し、日本の誤解を払拭すべく、この「武士道」を出版させました。

アメリカのカリフォルニアに住んでいた新渡戸氏は、海外に住んでいたからこそ、客観的視点から日本の良い部分を再発見でき、その精神を見出した一人なのかもしれません。

新渡戸氏の「武士道」は、武士道を7つの言葉で表しています。

それが、以下「武士道7つの道徳」です。

「武士道7つの道徳」

「義」(正しい道、卑怯や不正を憎む心性)

「勇」(勇気、強さ、正しいことのために行動する)

「仁」(やさしさ、弱者や敗者に対する寛容さ)

「礼」(敬意、他者を尊重し思いやる心)

「誠」(誠実さ、嘘やごまかしを絶対にしない)

「名誉」(個人の誇り、人間の尊厳であり恥の感覚)

「忠義」(主君への忠誠、目上の者への服従と忠実)

その武士道の徳目の第一に「第3章 義または正義」において、次のような書き出しから始まっています。

「義は武士道の中でも最も厳しい教訓である。武士にとって卑劣な行動や不正な行為ほど忌むべきものはない。」

武士道が「卑怯、卑劣な行動、行為」について強く否定しています。

まさに「卑怯を憎む」

新渡戸氏は、日本人に脈々と流れている精神として、その本質を語っています。

正義とは何か

しかし、一概に「正しい」こと、といえども、何が正しいことなのでしょうか。

時代や立場が変われば、その「正しさ」は一変します。

まるで逆となることもあるのではないでしょうか。

戦時中の敵に対する殺人は「正義」となります。

宗教が変われば「正義」の意味や範囲も変わります。

西洋型の正義と、東洋型の正義も異なるのではないでしょうか。

世界だけではありませんよね。

会社組織もそうです。

職種が変われば、その「正義」は異なります。

例えば「経理」の立場の人と「営業」の立場の人もそう。

それぞれの「正義」がありますよね。

「経営者」と「従業員」という立場も、それぞれの「正義」があるのではないでしょうか。

何が「正義」か、断定することはできません。

レジェンド経営者の「正しさ」とは?

以前、あるベンチャー経営者との会話の中で、組織に「正義」というものはない、という発言をしていた方がいらっしゃいました。

その経営者はもともと営業会社出身の方で、少しでも気に入らない社員は「テレアポ部隊」部署に異動させ、最終的には自己退社に誘導するという強引な方でした。

その方は、組織を創った人物が、その組織での「正義」を作るのだ、というような意味合いで仰っていました。

ある意味、合ってはいます。

でも、もっと広い視点、ある意味普遍的な「正しさ」は、あるのではないでしょうか。

何が正しいのか、その答えのヒントとして、ある偉大なレジェンド経営者が「正しい」ことについて述べていました。

それが、こちらです。

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人間として何が正しいかという判断基準は、人間が本来持つ良心に基づいた、最も基本的な倫理観や道徳観です。

「欲張るな」「騙してはいけない」「嘘を言うな」「正直であれ」など、誰もが子供の頃に両親や先生から教えられ、よく知っている、人間として当然守るべき、単純でプリミティブな教えです。

日常の判断や行動においては、こうした教えに基づき、自分にとって都合がよいかどうかではなく、「人間にとって普遍的に正しいことは何か」ということから判断していかなければなりません。

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※出典:『「成功」と「失敗」の法則』稲盛和夫

そしてもう一つ。

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〇人間として正しい生き方

「小学校の道徳のようなことをいう」と笑う人がいるかもしれません。

しかし、その小学生のときに教わったようなことを、私たち大人が守れなかったからこそ、いまこれほどまでに社会の価値観が揺らぎ、人の心が荒廃しているのではないでしょうか。

いま、子どもに向かって堂々とモラルを説ける大人がどれほどいるか。

これはしてはいけないことだ、あれはこうすべきだと、明確に規範を示し、倫理を説ける。

そういう識見と精神、重厚な人格を有した人物がどれだけ出てきたか。

それを思うと、私なども忸怩(じくじ)たる思いにとらわれないわけにはいきません。

正しい生き方とは、けっしてむずかしいことではないはずです。

子どものときに親から教わった、ごく当たり前の道徳心 ― 嘘をつくな、正直であれ、人をだましてはいけない、欲張るな ― そういうシンプルな規範の意味をあらためて考え直し、それをきちんと遵守(じゅんしゅ)することがいまこそ必要なのです。

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※出典:『生き方』稲盛和夫

レジェンド経営者、稲盛和夫氏が上記のような言葉を記しています。

稲盛氏と言えば、京セラを創業し、さらにauを創業、JALの再建も見事成功させました。

道徳と事業成功を双方に実現できた経営者の一人ではないでしょうか。

「利益」と「正義」は、関係ない?

でも、稲盛氏のような経営者は少なくなっているように感じます。

何故なら、「利益」と「正義」は、多くの場合、関係ないからです。

「利益」を最大限の目標と掲げた場合、「正しさ」を追求することはあまり意味を成しません。

特に「短期的利益」においては。

数年間でExitする目的で立ち上げた組織は、その後どうなろうと、経営者にとっては関係ありません。

あぶく銭を稼ぐための単なる「ツール」です。

一気にIPOして、その後はM&Aへ。

そう考える経営者も少なくありません。

短期的思考による「利益追求」。

そこには「一遍的、独断的」な「正義」はあっても、「人間としての正しさ」はないのではないでしょうか。

蓄積し続ける企業とは?

短期的な利益至上主義。

多くの人が「宝くじ」を狙い続けている昨今だからこそ、「蓄積できる」組織は「価値」ではないでしょうか。

社員が長年就業し支え、顧客が集まり、取引先が増えていく。

道徳的な人や企業が集まってくる。

本当に底力がある企業とは、このような、ある意味「普遍的」企業ではないでしょうか。

卑怯な人が集まった企業と、そうではない企業。

長い間愛され、多くの人が集まる企業は、どちらの企業でしょうか?

最後に

名言を贈ります。

世の中というものは、自分のためばかり考えていると、結局は自分のためになっていないことが多い。人のためだと思ってやったことが、まわりまわって自分のところに帰ってくるものだ。
越後正一/元伊藤忠商事会長

計算できない人もだめだが、計算ばかりやっている者もだめだ。特に自分の損得を計算するような人間にはろくな者がいない。
伊藤雅俊/イトーヨーカ堂創業者

愛や正義だけでは必ずしも他人を守れない時もあるのです。正義なき力が無力であるのと同時に、力なき正義もまた無力なのです。
漫画「ダイの大冒険」より

重要なのは、誰が正しいかではなく、何が正しいかということである。
アルダス・ハックスリー

経営とは、「五つの蓄積」である。一、信用を蓄積すること。二、資本を蓄積すること。三、奉仕を蓄積すること。四、人材を蓄積すること。五、取引先を蓄積すること。
早川徳次/シャープ創業者

自分が生まれてきたときより死に至るまで、周囲の人が少しなりともよくなれば、それで生まれた甲斐があるというものだ。
新渡戸稲造

世の為、人の為になり、ひいては自分の為になるということをやったら、必ず成就します。
松下幸之助

利他の心で他人さまを助けてあげる、他人さまに親切にしてあげる。そういう美しい思いやりの心を持つことが 人生を生きていくためには大変大事。
稲盛和夫

人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ!
本田健



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