吉瀬美智子の「大切な」言葉たち
失敗もある。そうは見られないけど、実は本番前は、人一倍、緊張してビクビクもしています。だから、ひとつの作品に入る前は、準備にすごく時間と労力をかけるんですよ。そこまでやらないと失敗した時に自分を責めちゃうんですよね。
自分が選んだことを納得いくまでやりたいという気持ちが強いんでしょうね。モデルから女優に転身した時も、将来の自分をイメージして、新しいことにチャレンジしたい、もっと成長できる場に生きたいっていう欲求が根底にあったから。それは今も変わらないです。
やっぱり、逃げずに本気で自分と向き合って深く考えてみる。3年後、5年後はどうなりたいのか、明確な目標を持って、現状を正しく把握すれば、今、やるべきことって見えてくると思うんです。
例えば、今の恋人と添い遂げるのは無理だと心の奥で気付いているのなら、別れるしかないのに。そんなシンプルな決断もできないのは、甘さとか弱さだし、逃げでしかないと思います。
日々、本気で生きていたら、今、決断するしかないという場面は訪れるんですよ。そういう自分にとってのターニングポイントで潔く決断できないと、幸せって逃げちゃう気がします。
幸せになるには、潔くあること、不要なものは捨てる勇気を持つことです。何かを始めること、何かを変えることってとても大変だけど自分次第。年齢を理由に焦ったり、諦めたりしなくていい。いつからでも人生は変えられると思います。
“幸せ”もそうですけど、“運”はお金では買えないですからね。でも、運は生まれ持って変えられないものだとは思わない。私にとって、運は自分次第。ネガティブに物事を考えて怠惰に生きていると、神様は味方してくれないような気がするんです。神様以前に、人が寄ってこないですよね(笑)。
ハッピーな思考をもって、日々本気で生きていて、大切な時機を逃さずに、正しい選択をすれば運命はおのずと変わる。人間として誠実に生きていれば、まわりはもちろん、神様も味方してくれると思うんです。
今、自分がコレをやる意味は何か、その先に起こるであろうことまで想定して、じっくりと考えぬきます。でも、だからこそ、自分なりに納得して決断したら、もう一切、迷いません。後は、自分の全力を出しきるだけですから。
吉瀬美智子とは?(人生・生き方・性格・プロフィール・略歴など)
吉瀬 美智子。
福岡県朝倉市出身。
愛称は「みっちゃん」。
高校生の頃は美容部員志望だったが不合格だったため、高校卒業後は地元のエステサロンや喫茶店でアルバイトをしていた。
喫茶店でのアルバイト中にスカウトされて地元でモデルの仕事を開始する。
当時の所属事務所はNOIRで、「小雪」という芸名で活動をしていた。
その後、20歳で上京しブルーミングエージェンシーおよびブラァバに所属。
女性向けファッション雑誌『Domani』にて専属モデルを務める傍ら、多数のCMに出演。
2003年からは情報番組『噂の!東京マガジン』にて5代目アシスタントを務めた。
2007年2月1日付で現事務所フラームに移籍。
30代に入ってから「モデルとしての未来を考えた時、活躍できる場が限られてきてしまう」と考えるようになり、現事務所からの「今後モデルの仕事を一切しない」との条件を快諾し移籍に踏み切った。
それを機にモデル業を一切辞め本格的に女優に転身し、以後、テレビドラマを中心に活躍。
『LIAR GAME』(フジテレビ)や『ブラッディ・マンデイ』(TBS)などに出演し注目されるようになる。
2009年1月、『妄想姉妹〜文學という名のもとに〜』(日本テレビ)にてテレビドラマ初主演(複数主演)、2010年5月、『ハガネの女』(テレビ朝日)にてテレビドラマ単独初主演。
また、2010年9月公開の映画『死刑台のエレベーター』にて映画初主演。
2011年2月にはエランドール賞新人賞を受賞。
2014年7月、出産1年後の初復帰作『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ)にて、家庭と愛人との間で苦悩するセレブ主婦を演じる。同年9月、初のエッセイ『幸転力』を出版。
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