石原さとみの「大切な」言葉たち
今の積み重ねが未来をつくるから、まずは今の自分や大切な人たちに正直に誠実に生きないと。
自分はどういう人間なの?何が好きなの?っていう凄くシンプルな質問にすら答えられなくて、「じゃあ、好きなことを探しにいく作業から始めようかって」。その時に、8年目にして初めて1ヶ月の長期休暇を頂いて、NTにホームステイしに行ったんです。それが結果的に大きなターニングポイントになった感じですね。
旅に出る前よりも生きていくのが楽になり、楽しくなった。“無理するのやめよう”とか、“人の目を気にするやめよう”とか、自然いマイペースでいられるようになりました。
人間って足元しか見ないところがあって、今いる場所でしか生きていけないんじゃないかと思いがち。でも、何も今の場所に執着しなくてもいいんだ、私は今ここが好きだからここで生きているんだなって。無理しなくても、心を閉ざさず、ただ人と会って話したり、いろいろなものを見聞きするだけで、こんなに意識も世界も変わるんだなと気づきました。そう思ったら心に余裕ができてきましたね。
人に見られる仕事ではあるけれど、どう見られたいかではなくて、自分がどうありたいかと考えられるようになりました。
よく『人は変われる』なんて言うけれど、それって実は、短所だと思っていた部分が長所になったり、長所がもっと伸びたというだけで。内に秘めたちからや才能がいいかたちで表に出てくることが、私たちが目指すところの〝進化〞だと思うんです。だから自分を、未来を変えたいなら、まずは自分自身ととことん向き合って、まだ気づいていない魅力や好きなところをたくさん見つけてあげたい。
精神的にもちゃんと自立しようと。自分に何かを課して生きていかないと、あっという間に人生が終わっちゃう気がするので(笑)。
限界を作らずに、挑戦することって美しい。
人と比較して勝つのでなく、きのうの自分に勝つ。高校生になった頃にある本で読んで、そのままじゃないけど、よく覚えている言葉です。人と自分を比較して落ち込んだり妬んだりするのではなく、きのうの自分と比べて今日はどれだけ成長できるのかに励む。それが一番大切なことかな。
得たことで完結してしまうのではなく、とれをどう使うか、先のことまで考えることがすごく大切だと思います。
努力って得てして実らない時もあるかもしれない。だけど“真面目に賢く生きる”と夢は掴める気がする。なぜなら、がむちゃらな努力ではないから。賢くなるために歯やっぱり情報をいれなきゃいけない。知識を増やさなきゃいけない。現実を知らなきゃいけない。それと同時になにかを怠ったり、なにかを踏み外したりせず真面目に取り組んでいれば、私はそれが一番近道な気がしますね。
“楽しい”は永遠に続かないから、今に固執することは怖いです。へんかがなくなればつまらなくなるし、そうなる前に新しいことをやりたい。
私もそうだったように、女性は目の前のことにのめり込んで、周りが見えなくなりがち。マイナス思考に浸ってしまう前に、“考え方をちょっとずらしてみよう”と 立ち止まってみるのもいいと思う。都合のいいストーリーでもいいので『これを乗り越えたら、またひとつ成長できるはず!』と未来を思い描くことが大事なんじゃないかな。
最初の一歩は、自分が変えたい、変わりたいという意識を持つことから始まる。自分から動いて、何かやってみることが大事なんだと。
石原さとみとは?(人生・生き方・性格・プロフィール・略歴など)
1986年12月24日、東京都出身。
2002年のホリプロタレントスカウトキャラバンにてグランプリを受賞し、女優活動をスタート。
「わたしのグランパ」(03)で映画デビュー。
NHK朝の連続テレビ小説「てるてる家族」のヒロインを演じて人気は全国区に。
出演作は映画「風に立つライオン」「進撃の巨人」(15)、「シン・ゴジラ」(16)、「忍びの国」(17)、ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」(16/日本テレビ)、「アンナチュラル」(TBS系)、主演舞台「密やかな結晶」を上演。
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