目の前に立ちはだかるトラブルは、私の栄養でしかない!!~チャレンジ精神とは~


「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめた時が失敗である」これは京セラ創業者、稲盛和夫氏の言葉です。

新しいことに挑戦する際、多くは失敗を経験します。そのたった1回の失敗で挫折する人も実際は多く存在します。

しかし、それは「経験」であり、「前進」と考えることができないでしょうか。

今回は数多くの苦労や失敗を乗り越え成功した人たちのエピソードをお伝えいたします!



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Contents

何の為に生まれて、何をして生きるのか

突然ですが、こちら何の歌詞か、知っていますか?

そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて
何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱い心燃える
だから君は行くんだ 微笑んで
そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
例え胸の傷が痛んでも

何が君の幸せ
何をして喜ぶ
分からないまま終る そんなのは嫌だ!
忘れないで夢を こぼさないで涙
だから君は飛ぶんだ どこまでも
そうだ 恐れないで 皆の為に
愛と勇気だけが友達さ

時は早く過ぎる
光る星は消える
だから君は行くんだ 微笑んで
そうだ 嬉しいんだ 生きる喜び
例えどんな敵が相手でも

ご存知の人も多いかと思います。

そうです。

アンパンマンの主題歌ですね!

この歌詞、よく見たら、本当に深いんです。

このアンパンマンの作者がやなせたかしさんです。

やなせたかしさんと言えば、『手のひらを太陽に』の作詞をした方としても有名です。

真っ赤に~流れる~赤い血潮~

そういえば、この歌詞も深い!ですね。

今や子供たちに大人気のアンパンマン。

でも、やなせたかしさんは非常に苦労人でした。

少しやなせさんの経歴についてみてみましょう。

1919年生まれ、高知県出身です。

やなせさんは戦争も体験しています。

24歳の時、日中戦争で中国に遠征し、極度の飢えの経験をしています。

この戦争経験、飢えという経験が、平和の象徴、食べ物を題材にした「アンパンマン」を生み出すきっかけになったそうです。

この戦争では弟が特攻隊として志願し亡くなっています。

そして、終戦後も苦労が絶えません。

戦友の誘いでクズ拾い会社へ入社。

その後、高知新聞の記者を経て、三越の宣伝部グラフィックデザイナーに転職します。

漫画家としてスタートしたのは34歳過ぎてからです。

しかし、作った漫画はまったく売れません。

広告や作詞などの仕事で食いつなぎます。

そしてついに、1969年、やなせさんが50歳の時、アンパンマンが誕生します。

ところが、このあとも順風満帆ではありません。

当初、アンパンマンは大人向け漫画としてスタートしたため、アンパンマンは全くヒットしませんでした。

その4年後、子供向けにリニューアルし、ようやくヒットに結び付きました。

そのとき、すでにやなせさんは54歳を過ぎていました。

苦労人のやなせたかしさん。

アンパンマンのコンセプトもその苦労がにじみ出ています。

主人公アンパンマンは自分の頭がアンパンでできていますが、このアンパンはおなかをすかした人に分けて与えるという設定です。

つまり、自らを犠牲にして他人に施すことができるのか、戦争中に自問自答した内容が濃く反映されているコンセプトなのです。

やなせさんの戦争体験、その後の苦労が、アンパンマンの思想、そしてテーマ曲に反映されているのかもしれません。

「失敗」は「発見」!という生き方

諦めない思想と言えば、アメリカのエジソンも有名です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、あの有名人エジソンは、巨大アメリカ企業の創業者でもあるのです。

その名はゼネラル・エレクトリック、General Electric Company、通称GE。

そうです、あのアメリカを代表するエンジニアリング総合グローバル企業です。

今や世界に170か所以上の事業所を持ち、社員数30万人以上を抱える、巨大コングロマリットです。

GE創業者のエジソンは、生涯1,300もの発明をしたと言われていますが、組織の仕組み作りという意味でも能力を発揮したと言われています。

エジソンはベンチャー企業創業者!でもあるのですね。

エジソンと言えば、白熱電球の発明で有名です。

エジソンが白熱電球を発明したとき、フィラメントに適した素材を探すための実験回数は12,000回!と言われています。

フィラメントの素材を探していた際、日本の竹にも目を付けました。

なんと、竹の種類だけでも1,200回の実験を行ったそうです。

この白熱電球開発時、エジソンが試行錯誤を繰り返す姿に「失敗ばかりだ」と言われたことに対し、エジソンは「またひとつ、うまく行かない素材を発見した」と答えたそうです。

すごいですね。

エジソンにとって、「失敗」は「発見」であり、「前進」なんです。

どの国でも偉人は、何度も苦労を経験し、立ち上がり、克服して成功を収めているのですね。

1,330回三振したバッター

公式戦1,330回三振したバッターはご存知でしょうか。

そうです、あのホームランバッター、べーブ・ルースです。

べーブ・ルースは714本ものホームランを打ち世界一となりましたが、1,330回も三振しているのです。

さらに、四球で1塁に歩かされた数は2,056回!

この数字を見ても、対戦するどの投手からも警戒され、非常に難しい球をホームランにしていったのか、理解できそうです。

このベーブ・ルースも苦難の連続でした。

ドイツ系移民だった両親は貧しく、酒場を運営。

9人の兄弟がいましたが、大半は幼少期に亡くなり、成人できたのはベーブ・ルースともう一人の妹だけでした。

7歳で既にタバコや万引き、喧嘩などに明け暮れ、全寮制の孤児院に入れられます。

そこで野球と出会いました。

才能を発揮しましたが、べーブ・ルースは投手出身でした。

プロに入っても結果が伴わず、試合に出られない時期が続きました。

そしてついに、投手から野手に変更し、再出発を図ります。

そして、ついに、ホームラン王べーブルースが世の中に解き放たれました。

1,330回三振したホームラン王。

三振王べーブ・ルースは、「野球の神様」とも呼ばれ、その名は歴史に刻み込まれました。

新しいことに挑戦する方へ!

どの国、どの時代においても、名を残す人は順風満帆に成功を収めることはありません。

必ず失敗や苦難、大きなハードルは現れます。

一つ一つ、その苦難を乗り越え、自分に打ち勝ってきた人のみが、成功を収めるものではないでしょうか。

どんなに苦しくても、どんなに悲しくても、自らを見つめて、立ち上がり、行動することで、扉を開けてきた人だと思います。

もし、新しいことに挑戦、チャレンジする人がいましたら、失敗は「発見」であり、かつ「前進」だと考えてみてはいかがでしょうか。

必ずや次の未来が見えてくるでしょう。

最後に

新しいことにチャレンジする人へ、勇気と元気が出る名言を贈ります!

万策尽きたとき、あきらめないという名案がある
福島正伸

人間というのはもう、心の中の力だけなんですよ。
安藤忠雄

目の前に立ちはだかるトラブルは、私の栄養でしかない
上原ひろみ/ジャズピアニスト

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