3つの友を選べ。
人生の師となる友
原理原則を教えてくれる友
直言してくれる友
私は先輩に教わったこの言葉を大切にしてる。
高原慶一朗氏。「ユニチャーム」創業者。大阪市立大学商学部卒業。
29歳で大成化工(現ユニ・チャーム)を創業。
世界企業のP&Gや花王を相手に、ベビー用・大人用紙おむつ、生理用品でシェア№1を快走。
創業以来、「39勝3敗」の驚異の増収増益記録を更新。
在任42年中39年間増収増益を果たした。
第2代ユニ・チャーム代表取締役社長の高原豪久は長男。
日本国内の長者番付の常連。
企業はリーダーの器以上に成長しない。
人間の自己実現には3つの「し」、すなわち「志」「師」「詩」が、人生のライフサイクルに共通してある。
一、尽くし続けてこそナンバーワン。
二、人生の三惚れ(職縁、地縁、血縁)。
三、明・暖・和(明るくあたたかく和やかに)。
自分は「健全な欲張り」だと思います。しかし、その姿勢が人間の能力を最も伸ばす資質だと信じています。
今、不満を言う人は、もっと面白い場面や場所があるのに、これを探そうとしない横着者だと思う。
企業成長は、イノベーションと創造的破壊への挑戦をつづける企業家精神にあるが、その基盤には企業家の経営哲学や人間性がなければならない。
「たわいもない夢を大切にすることから革新が生まれる」とは、ソニーの創業者である井深大さんの言葉です。夢を一刻も忘れることなく一歩でも近づこうと地道な努力を重ねたとき、夢が現実になるのです。そして、夢の大きさがその人の人生を決めるのではないかと思います。
冷たい水に真っ先に飛び込み、率先して泥をかぶる覚悟を決めよ。その必死で真剣な思いがおのずと人の心を動かし、周囲にも伝わっていく。
こっちが恥ずかしいと思ったら買う女性はもっと恥ずかしいのと違うか。そんないわれのない社会通念や古い意識を変える時や。
著書
『感動の経営 : 大事は理、小事は情をもって処す』ダイヤモンド社 1994年
『やる気・やるチャンス・やる力 : ビジネスで成功する100の知恵』日経BP社 1997年
『チャレンジ立国論 : 会社や産業を創り、壊し、再生する』東洋経済新報社 2000年
『転機は勝機 : まことに日に新たに、日に日に新たに、また日に新たなれ』ユニ・チャーム 2001年
『賢い人ほど失敗する : 要領が悪い人でも成功するヒント』PHP研究所 2003年
『人生を生き抜くカン・コツ・急所』PHP研究所 2005年
『理屈はいつも死んでいる』サンマーク出版 2006年