株式会社 イトクロ代表、山木学:もっと生きることが面白くなる方法とは?

株式会社 イトクロ代表、山木学:もっと生きることが面白くなる方法とは?

 

もっと生きることが面白くなる方法とは?

 

 

山木学/株式会社 イトクロ

 

 

大事なのは、日々は目の前の業務を猛烈にクリアしていくことですね。

どんなにゴールを設定しても、結局のところ、目の前の一歩、目の前の壁を乗り越えないことには絶対にゴールに到達することはないですから。

特に今の時代、国内の市場はシュリンクしていくわけですから、僕も含めこれからの時代を生きる若い人こそが国を背負い新しい産業を創るという意識を持ってつくっていきたいです。

今は色々な物事が変革する絶好のチャンスですから、自分も含めて、まだまだ出来ると思います。

産業を興す、それが次の時代に繋がるという気持ちを持つと、もっともっと生きることが面白くなると信じてます。

 

 

 

 

 

 

山木学(イトクロ代表)とは?

 

 

山木学。

1978年1月17日生まれ、東京都出身。

 

2002年慶応義塾大学大学院理工学研究科総合デザイン工学修了。

大学院時代は自動車会社との関わりを持つ研究室に所属、金属変形の研究に没頭。

 

2002年リクルート入社。人事システム・広告の営業を経て、2004年カカクコム入社。主に事業開発に携わりました。

株式会社デファクトスタンダードを経て、2006年、株式会社イトクロに参画。

 

2009年代表取締役 兼 COOに就任。

2015年7月株式会社イトクロ、東証マザーズに上場。

 

2015年11月代表取締役CEO就任。

 

 

 

 

 

 

 

山木学(イトクロ代表)の「コトバ」

 

 

 

20代で経営に携わりたい、中でも、HONDAの成長を支えた藤沢武夫さんのような、技術を経営で支えるような人物になりたいという気持ちがあり、ベンチャーに入社しようと思い、リクルートという会社に入社しました。ですが、リクルートはもうベンチャーではないことに気づき(笑)、カカクコムに転職し、その後数人だった友人の会社を20名超の規模にまでしました。更なる挑戦を目指しシリコンバレーに移住しようと思っていたところ、リクルートの同期である黒岩から「一緒にやろうよ」と言われたのがイトクロ参画の経緯です。

 

 

 

 

 

 

教育メディアで国内ナンバーワンの会社です。教育メディアとは「塾ナビ」などのクチコミ評価サイトのことです。あくまでもアンケート調査の結果ですが、8〜9割のシェアがあります。クチコミをストックしていくビジネスモデルです。私がかつて勤務していたカカクコムの「食べログ」をイメージしていただけたらわかりやすいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

当社は、全国の学習塾や家庭教師のクチコミ評価サイトを運営しています。かつては主婦同士の井戸端会議で学習塾の評判を知ることができました。しかし、学習塾が駅前にたくさんできたり、集団指導から個別指導が増える傾向になったりして、最近では井戸端会議で学習塾のよしあしを知ることが難しくなりました。そこで、かつての井戸端会議のような機能を補完するような形で、子どもを塾に入れる際に、ネットのクチコミ評価を見るようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「家庭教師比較ネット」「幼児教育なび」「英会話ガイド」「習い事ナビ」に続いて、学童保育のクチコミ評価サイト「学童保育ナビ」を始めました。あくまでも塾選びなどのお手伝いをする地に足の着いた事業展開を目指しています。その意味では、黒子であり続けたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

少子高齢化は言われているほど急激ではなく、徐々に減っているというのが実態です。一方で、学習塾の折り込みチラシは急激に減っていっています。そのチラシに回っていた広告をネットが吸収しています。実際に、当社の教育関連クチコミ評価サイトの広告収入は開始以来、右肩上がりで伸びています。事業売却の影響やコンサルティングサービスの一時的な需要増などがあって見えにくいのですが、主事業の教育サイトは右肩上がりなのです。

 

 

 

 

 

 

端的に言うと、弊社が成長できている一番の理由は、人材が成長し結果を出し続けられているからですかね。どんなに良い事業プランがあっても、その事業をきちんと成長させる人がいなければ、会社は成長できません。私共は、新卒で入社してくれた人材を「事業を成長させる」「会社を牽引できる」人材に育てる仕組み作りとその運営に非常に力を入れています。事実、代表直下の事業責任者9名のうち7名が新卒入社。しかも、全員が30歳前後の若い年齢です。

 

 

 

 

 

 

 

現在の事業責任者は9名。それを支えるメンバーは30-40名程度。そんな中に、事業自体の数は変動もありますが10-15個程度あります。単純に計算してもらえればわかりますが、各事業責任者が平均1つ以上の事業を3-4名のメンバーと共に動かしている計算になります。事業一つを数人のメンバーで支えるわけですから、各メンバーのカバー範囲は必然的に大きくなり、「実際に事業を動かす」という非常に豊かな経験を若くから積むことができます。そして、マネジメントされる人数が少ない分、一人ひとりへの教育も非常に密なものになる。事業を支える責任者や、経営者の視点や考え方を、時間を密に体得することで、優れた事業家・経営者になるための下地を丁寧につくることができます。若くして事業全体に携わる経験を育み、経験豊かな事業責任者や経営者からフィードバックを受けて、さらに成長していく。そんなシステムを作り上げています。

 

 

 

 

 

 

 

「事業」だけでなく「経営的素養」も若くして身につけられる環境作りをしています。例えば、イトクロには、多くの企業にある経営企画的機能のみを担当する部署を設けていません。経営に関する仕事も、全部署に割り振る形を採っています。具体例を挙げると、ある責任者は教育領域におけるメディアを2つ管轄しながら、全社戦略の立案、業積数字の取りまとめ、新卒採用、時にはM&A案件の担当や評価制度の設計までも担当します。このように、事業に携わりながらも同時に、経営タスクまでもマルチに経験することで、例えば「営業だけ」という風に、単に事業のいちファンクションの専門性を身につけるだけでなく、事業全体だけでもなく、早くから「経営的素養」までも伸ばせる設計をしています。一貫しているのは、事業や経営を若いうちから実践してもらうということ。

 

 

 

 

 

 

 

経営者・事業家を目指す人はもちろんのこと、やりたいことはわからないけどとにかく猛烈に成長したい、メディアや教育に関わる事業を通して世の中をよくしたいという人も歓迎していますし、事実そういった気持ちで入社を決めてくれた社員も多いです。時流に沿って話をすると、AIの台頭によって様々な職業が近いうちに代替されると言われる今の時代、どんな職業に就けばいいのかを悩む方も多いでしょう。そんな中で、事業や経営に関する力は、代替されにくい力だとも考えています。事業を作る、事業を伸ばす力は、多岐にわたる上に、複雑性が高く奥が深いですからね。

 

 

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