ウォーレン・バフェット氏:12の投資原則

ウォーレン・バフェット氏:12の投資原則

12の投資原則

ウォーレン・バフェット

 

○事業に関する原則

・シンプルで自分が理解できる事業か

・安定的な事業実績があるか

・長期的に明るい見通しがあるか

 

○経営に関する原則

・経営者は合理的か

・株主に率直な誠意ある経営者か

・組織の負の習性に流されない経営者か

 

○財務に関する原則

・自己資本利益率を上げようとしているか

・「オーナー利益」を考えているか

・利益率の高い企業か

・1ドル利益を留保したら、企業の市場価値も1ドル以上あがっているか

 

○市場に関する原則

・事業の価値はどれくらいか

・その事業を価値よりも安い金額で買収することは可能か

 

ロバート・G・ハグストローム著「株で富を築くバフェットの法則」より

著者のロバート・G・ハグストロームは、バフェットを20年以上にわたって研究している人物。自らファンドも運用。



ウォーレン・バフェットとは?

 

 

ウォーレン・エドワード・バフェット(英語: Warren Edward Buffett、1930年8月30日 – )は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家。

ネブラスカ州オマハ生まれ。

世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。

大統領自由勲章を受賞している。

バフェットは、長期投資を基本スタイルとし、長期間に渡ってバークシャー・ハサウェイに高い運用成績をもたらしている。

地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているため、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」(Sage of Omaha) とも呼ばれる。

毎年開催されるバークシャー・ハサウェイの株主総会では、バフェットと同社の副会長チャーリー・マンガーの話を聞くために、世界中から数万人にものぼる株主が参加している。

父親は友人と小さな証券会社を設立していた。

バフェットが小学校を卒業する頃、父親が下院議員に当選、中学・高校をワシントンDCで暮らす。

高校卒業の頃にはさまざまな仕事をこなし年収6万ドル以上であった。

10代のころはテクニカル分析に没頭し、11歳で初めての株式を購入する。

ペンシルバニア大学ウォートン校中退、ネブラスカ大学を経て、ハーバード大学大学院の進学に失敗、コロンビア大学ビジネススクールで経済学修士を取得。

17歳のときには分析記事を一本書いて公表したこともあるが、コロンビア大学在学中に偉大なる投資家で有名なベンジャミン・グレアム教授と出会う。

師として仰ぎ、親交を深めた。

その後グレアムの会社グレアム・ニューマン・カンパニーで一時期働いていたことがある。

1956年に「グレアム・ニューマン」が解散されたのを機にオマハに帰り、投資会社「バフェット・パートナーシップ」を興した。

1969年に資産総額500万ドルになっていた「バフェット・パートナーシップ」を解散。

その資本を元手にネブラスカ州の老舗シャツ会社「バークシャー・ハサウェイ」の経営権を取得。

1985年経営再建できずシャツ部門を閉鎖。

バークシャーハサウェイは投資会社となる。

彼の大学院卒業時の資産、約1万ドル(120万円)は約50年後の現在、300億ドル(3兆6000億円)を超えるまでになった。

コカ・コーラ、ジレット、ディズニー、アメリカン・エキスプレス、ブラウン、デェラセル、トラベラーズ、ワシントン・ポスト、GEICO、シーズ、などの銘柄で成功した。

 

 

バフェットの師、ベンジャミン・グレアムの堅実投資4原則

 

 

ウォーレン・バフェットの師匠、ベンジャミン・グレアムの堅実投資4原則が以下です。

 

【ベンジャミン・グレアムの堅実投資4原則】

 

1.投資とは詳細な分析に基づいて行うものであり、元本を保全して、適切なリターンを上げること。この条件を満たさないものは投機だ。

 

2.将来のことは分からないのだから、投資家は手元資金をすべてひとつのバスケットに入れてはならない。その安全で堅実な範囲を超えて冒険に挑んだ人々は、精神的に大きな困難を背負うことになる。

 

3.投資家と投機家の相違は、その人が相場変動に対して、どのような態度で臨むのかという点である。投機家の関心事は、株価の変動を予測して利益を得ることであり、投資家の関心事は、適切な証券を適切な価格で取得し保有することである。

 

4.安全域の原則を確固として守ることによって、十分なリターンを得ることが可能である。安全域の原則は、割安銘柄に適応することでさらに明白なものとなる。割安銘柄は株価がその株式の本質的価値よりも安い状態にあるわけであり、その差が安全域である。

 

ベンジャミン・グレアム

経済学者で投資家のベンジャミン・グレアムは、「バリュー投資(割安株投資)の父」とも呼ばれています。

 

 

厳選!ウォーレンバフェット氏の珠玉名言

 

 

・人間はIQ(知能指数)が高い必要はありません。感情をコントロールすることが必要で、自己破壊的な行動をして、リスクを冒さないことです。賢く考え、よく振る舞い信頼を得ることも大事です。

 

 

・金持ちになるためには2つのルールを守りなさい。
【ルール1】絶対にお金を損しないこと。
【ルール2】絶対にルール1を忘れないこと。

 

 

・多くのプロの投資家や学者たちが、毎日の株価に一喜一憂しています。しかし、株価やマーケットの動向を、毎日、毎週、毎月追うことで、投資が成功するとは、私は考えていません。株はそのビジネスの一部分でしかないからです。注目すべきは、株価ではなく、事業そのものでなくてはなりません。常に株券ではなく、ビジネスを買うという投資姿勢が必要です。

 

 

・あなたが車を一台持っていて、一生その車にしか乗れないとしよう。当然あなたはその車を大切に扱うだろう。必要以上にオイルを交換したり、慎重な運転を心がけたりするはずだ。ここで考えて欲しいのは、あなたが一生に一つの心と一つの体しか持てないということだ。常に心身を鍛練しなさい。けして心身の手入れを怠らないようにしなさい。じっくり時間をかければ、あなたは自らの心を強化することができる。人間の主要資産が自分自身だとすれば、必要なのは心身の維持と強化だ。

 

 

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2、1962年 ウォーレン・バフェット株式市場の急落について語る(日本語字幕




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