イエローハット創業者、鍵山秀三郎:清掃の五つの意義、効用

イエローハット創業者、鍵山秀三郎:清掃の五つの意義、効用

清掃の五つの意義、効用:鍵山秀三郎/イエローハット創業者

【清掃の五つの意義、効用】

 

清掃の五つの意義、効用

1、心を磨く

2、気づく人になる

3、謙虚になる

4、感動する心になる

5、感謝の心がわいてくる

 

 

 

鍵山秀三郎とは?

 

 

鍵山秀三郎。カー用品販売大手のイエローハットの創業者。
東京都生まれ。疎開先の岐阜県の高等学校卒業後、上京。

東京でカー用品販売のデトロイト商会に入社。
10年程同社で実務を経験したのち、独立してイエローハットの前身であるローヤルを創業した。

ゼロから1代で東証一部上場、年商800億円を超える企業に育て上げた。

掃除にこだわりを持ち、清掃美化の啓蒙促進活動をしているNPO法人日本を美しくする会の相談役なども務めている。

厳選!鍵山秀三郎の珠玉名言

 

 

私は社風を最優先に考えました。社風が悪かったら、どんなに利益を上げても、社員は本当の意味で幸せにはならない。つまり、会社の存在価値とはその会社が存在することによって、世の中がよくなるということです。

 

 

一回の掃除では何も変わりませんが、積み重ねることで信頼に変わっていく。

 

 

それぞれの家庭に家風があるように、会社には社風があります。私はこの社風が、経営をしていくうえで最も大切なものだと考えています。私は売上や利益の規模だけがいい会社の尺度だとは思いません。

 

 

希望が持てないのは昔だって一緒。でも毎日、今起きていることに真剣に取り組むことによって、希望が見えてくる。

 

 

平凡なことを徹底して続ければ、平凡の中から生まれてくる非凡が、いつかは人を感動させる。

 

 

今の時代は、あまりにも結果を早急に求めすぎるためにテクニックに走り、じっくりと考える力や耐える力を養うことがおろそかになっています。人間として、一番大事な教育が欠落している。私には自分が根本から鍛えられる生き方をしない限り、自分の真の才能を見つけ出すことはできないのではないかと思えるのです。

 

 

弱い者が本当に滅びてしまったら、強い者もまた生きられなくなる。

 

 

一番の問題は、他者のことを思いやれないほど、社員を追いつめることです。追いつめられると、人間は自分のことで手一杯になる。すると他人の苦労、骨折りに対して、感情移入もできず配慮もできなくなるのです。追いつめられた人が多くなると、社風は悪くなり、社会にも伝染していく。そして悲しいことに、追いつめられた人は、自分より弱い人に当たるのです。それがつながっていくと、いずれは社会の一番の弱者にそれが行く。どこにも当たるものがない弱者は、やり場のない怒りを持ち、今度は不特定多数に怒りをぶちまける事件を起こしてしまうわけです。

 

 

人々の荒んだ心、それが犯罪を多発させ、社会的コストを増大させていることは確かです。企業はリストラをして100億円、200億円の合理化を成し遂げたかもしれない。しかし、それはそれ以上、いやその何倍もの社会的コストを増大させているかもしれません。企業はそれを知るべきですね。社会的コストはなかなか計算ができません。それだけになかなか気がつかないのですが、社会全体のコストを下げるような生き方をしなければいけないと思います。そのためには何といっても、穏やかで優しい人間の心を育てることが一番大事だと私は思うんです。

 

 

いまの若者は、よく富や名声を目標にして自己実現したいと言います。しかし、そんなところに自己実現なんてないんです。本当の自己実現は、人の役に立って喜ばれたときなんです。地位だとか名誉だとかいう欲望だけを満たして、それが自己実現だと考えるのは大変なカン違いです。

 

 

一番大事なことは、他人から指示、指導されて事をなすのではなく、やはり自らが望んで自分に命令をして活動していくということ。これが人間としての本当の活動であり、そのことによって、真に成長し続けることができるのだと思うのです。

 

 

いろいろな考え方、いろいろなタイプの人が集まって、ある目的のために協力してやっていくのが会社であり、組織です。

 

 

私は社員にいい人間になってほしい、社会、国をよくしたいという願いを込めて掃除をしています。このように目的が定かなら、それを実現するための手段・方法は自分の中から湧いてきます。

 

 

心中の覚悟こそ真の原動力。

 

 

鍵山秀三郎関連書籍

 

主な著書(共著含む)に「鍵山秀三郎「一日一話」 人間の磨き方・掃除の哲学・人生の心得」「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる 心を洗い、心を磨く生き方」「困ったことばかりでも、何かひとつはよいことがある。」「凡事徹底 平凡を非凡に努める」「便器を磨けば、子どもが変わる! トイレ発!学校改革のススメ」「日々これ掃除 人生福々、会社福々への道」「正しく生きる 人として大切なことは何か」「経営問答塾 一流への道」「人間力を養う生き方」「幸福への原点回帰」「掃除に学んだ人生の法則 掃除道50年の実践哲学」「写真で学ぶ「掃除道」」「小さな実践の一歩から はきものをそろえる」「「大」を疑え。「小」を貫け。」「平凡を極める生き方 小さな実践が生みだす非凡な力」「あとからくる君たちへ伝えたいこと」「人生の作法」「ムダな努力はない 人生の行動指針220」「頭のそうじ心のそうじ 人生をキレイにする」「掃除が起こした「奇跡の力」」「鍵山道場 人間力を磨く法則」「人生を掃除する人しない人 目からウロコの超実践哲学」「会社が光る 「掃除」の実学-やさしさと辛抱強さこそ」「人間を磨く言葉」「仕事の作法」「凡事徹底が人生を変える」「すぐに結果を求めない生き方 ほんとうの幸せは目に見えない」「二度とない人生を生きるために いつでもどこでも精一杯」などがある。

 

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