深津絵里の「大切な」言葉たち～深津絵里の名言・人生・生き方・性格など～

深津絵里の「大切な」言葉たち

服や小物って、大人の女性のメンタル面をとても支えてくれている気がします。

私は迷ったときはとりあえず取り入れて、実際に体験してから判断するんです。それはファッションであったり、香りであったり様々です。いちばん大事なのは自分で選びとること。それを積み重ねることで好きなものが見えてくると思う。

なんでも試してみないと納得できないタイプなんです。だからわりといろんな服にトライしています。

ちょっと、姉御肌なとこもある気がするし⋯。たとえば、人が理不尽な目にあっていたら、私が怒らなくてもいいのに、その人に代わってすごく腹を立てたりします。大きなお世話ですよね（笑）。

だって、もっと自分の本能に身を任せたほうが、長生きだってできそうだし（笑）。目の前にあることにコツコツ取り組みさえすれば、その他のことは、いい加減でもいいような気がします。

見たことないことを見たいという意識がすごく強い。それはお芝居以外でも、景色だったりなんでもいいんですけど。例えば私がテレビを見ていて、「これ見たことない」ということがその画面で起こってほしいと思う。

価値観や美意識って一朝一夕につくられるものではないですよね。年齢や経験とともに変化するし、いろいろな角度から考えたり練り上げてみたいことです。

一人っ子だったから自分の時間や物は小さい時から自由に使えたんです。好きな時に庭に穴掘って泥んこになったり気が向いたら絵本を読んでいました。親も「自分の意見を大切にしなさい」という育て方だったし。孤独だけどそういう生活が居心地がいいなって思うんです。

今はただ、めぐりあえたものとひとつひとつ丁寧に向きあっていきたい。それは目に見えなくてもきっと自分の中に残っていくだろうし⋯。その時に大切な答えは自然と見えてくるのかなぁ。

誰でも自分の中に「ここまで頑張らなければ」という基準があるじゃないですか。その基準が私の場合、変なんだと思います（笑）。「ま、いっか」と流せない。そういう自分があまり好きじゃないんですけど⋯。

私というパーソナリティを面白いと思ってくれて、一緒に何かをつくりたいという人がいる限り、女優でいたい。そのためには自分の中身を大切にしたいと思います。

ドラマにせよ何にせよ今まではあまり要求されなかったようなことを少しでも強化できるような選択をしているのかもしれません。『踊る』もそうですし『彼女たちの時代』でも、普通であるということのどこに沸点があるかわからない怖さをあえて自分で選んでいたのかも。

作ってまでいい女と呼ばれようとは思いません。

いいなと思った瞬間的な情動は信じたいし、素直でいたい。

大分県大分市出身。アミューズ所属。母は書家の深津諭美子。愛称は「ふかっちゃん」。
両親との3人家族。

父親がエンジニア、母親は書家の深津諭美子。（享年66歳）

1986年、東京・原宿で行われていたミス原宿グランプリ（コンテスト）に参加し優勝をしたのをきっかけに13歳で芸能界デビュー。

1988年公開の映画『1999年の夏休み』でスクリーンデビュー。
同年、JR東海の「HOME-TOWN EXPRESS・クリスマスバージョン」（クリスマス・エクスプレス’88）CMに15歳で起用される。

堀越高等学校卒業。堀越に編入ではなく、新入学する前は、日本音楽高等学校に在籍していた。
1996年には初主演映画である『（ハル）』が公開。
初主演ドラマは1990年TBSで放送された『パラダイスにっぽん』（戸高正啓演出）。

1997年にフジテレビで放送された『踊る大捜査線』に恩田すみれ役でレギュラー出演。
1998年、ドラマ『きらきらひかる』、2002年、主演ドラマ『恋ノチカラ』に出演。

2003年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』、『阿修羅のごとく』の2作品で第27回日本アカデミー賞に助演女優賞としてノミネートされ、『阿修羅のごとく』で最優秀助演女優賞を受賞。

2006年動画配信サービスGyaOで『深津絵里のblack comedy ブラコメ』がインターネット上で配信。
2008年、主演舞台『春琴』で第43回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。

2009年、2008年に公開された映画『ザ・マジックアワー』で第3回アジア・フィルム・アワードの主演女優賞候補に選ばれる。同年、主演映画『女の子ものがたり』が公開。

2010年映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 3』、映画『悪人』が公開。この映画『悪人』で第34回モントリオール世界映画祭最優秀女優賞、並びに第34回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。
2011年主演映画『ステキな金縛り』、2015年主演映画『岸辺の旅』が公開。