渡辺直美の「大切な」言葉たち
服で着飾るよりも、美味しいものを沢山食べた方が可愛くなるものよ。
多様性が重要視されるほど、周りに惑わされず、自分の意見を大事にしたいと思っています。それを押し付けるのではなく、前向きに発信することが大切。私はこれが好き、あなたはこれが好き、お互いに違っていていいよね、というポジティブな理解が広まっていくことを願っています。
オリエンタルラジオの中田さんに仕事の相談をしたときに、人には得意不得意があって、おまえには長所がいっぱいあるんだから、短所をどうにかするんじゃなくて長所を誰も追いつけないほど伸ばせと言われて──。そのときに、自分の武器は表現力だなと。コントもそうだしパフォーマンスもそうだし。そうなると、表現力が一番学べるのはNYだなって。
ニューヨークから戻ってきたら、『できないことはできない』ときちんと言おう、と思えるようになった。自分の意見や気持ちを言うことは、わがままでもなんでもないんだ、ってことに気付けたんです。
私はもともと、失敗するとずっと引きずるタイプだったんです。でも向こう(ニューヨーク)では、失敗も含めてひとつのショーになっているんです。ライブでの失敗を、お客様が楽しんでいるんですね。だから演者の私も、その失敗も楽しめるようにしないといけない。そう思ったら、失敗も『まっ、いっか!』って思えるようになりました
新しい企画やアイデアを出す時は、私も『どうせ言っても無理だろうな』と不安に思うこともあります。でも、そう思ってる時間自体が無駄だなって思うし、意外と言ってみたらすんなりOKだったりすることもある。だから、まずは一歩踏み出してみる。一歩も踏み出さず何もしないで終わるよりも、踏み出したけれど失敗したほうが、今度は違うパターンで攻めてみようと思えるし、後々成長できるんじゃないかな。
短所は見方を変えれば長所にもなり得ます。自分に正直に生きれば、みんなにもハッピーが伝播して、一度しかない人生をより楽しく過ごせるのでは?
ネガティブな部分も全然ありますよ! むしろ、ネガティブな部分がないと、人って這い上がったり前進していけないと思うし。ポジティブにしても、ただ元気出して行こう!みたいなのは好きじゃない(笑)。私はポジティブ=自信だと思っていて、自分が何かの問題を抱えてネガティブになったときに、怖いけどあれができたんだから次はこっちを試してみようっていう思考の変換ができるかどうか──。それでいい結果が出たらまた前進できるし、ダメだったら消去法でやり方を変えていけばいい。立ち止まってるだけじゃ何も起きないし、失敗=挫折じゃないし、同じ失敗を繰り返さなきゃいいだけ。
「私はこういうところがみんなと違うから嫌われているんだ」って思うんじゃなく、「みんな私の個性にひがんでいるんだな」って思ってほしいですね。
やっぱり面白い人はいっぱいいて、尊敬する人もたくさんいる。だけど、それと同じことをしても意味なくて、なぜなら絶対に越えられないから──。だとしたら自分にしかできないことをやっていく。それが自分の生き方かなと。
やってみなきゃ自分にそれが向いているかどうかもわからない。やってみて、向いてないことがわかって、別の夢ってなっても、それは夢を諦めたことにはならない。なぜなら自分が選択したことだから。やらずに諦めるのは夢破れたってことになるけど、やってみて違うとわかったことは新たな自分の第一歩──。だから失敗したらどうしようってことより、挑戦することに先があるって思ってほしいなって思う。
私が私であるのは、私が直美だから。どこで生まれたかは関係ない。そんな風に考える社会になって欲しい。私はただ、自分を個人として見て欲しい。
ほんのちょっとの勇気と怒りが自分の殻を破ったんです。
『肌荒れが気になるからいい化粧水を使ってみよう』『腰が痛い、体調が優れないからダイエットしよう』と自分の気持ちが高まることなら、やってもいいと思うんです。だけど、誰かに言われたり、周りの目を気にしてやっているのなら、やめてほしいな。それよりも、まず自分自身を好きになってほしい。
本当に美しい人って、見た目ではなくて、内面。『自分自身のことを大切にできている人』だと思うんですよね。周りの声なんて、気にしなくてもいいんです。
渡辺直美とは?(人生・生き方・性格・プロフィール・略歴など)
渡辺直美。
よしもとクリエイティブ・エージェンシー(東京吉本)所属。東京NSC12期生。同期には南国姉妹、ジャングルポケット、盗涙王、御茶ノ水男子等がいる。
Instagram(インスタグラム)のフォロワー数は日本最大規模。
茨城県石岡市出身(出生地は台湾)。
父母姉本人の4人家族。父親が日本人、母親が台湾人。
台湾で幼少期の頃に両親が離婚しており、母に引き取られて育った。
茨城県石岡市立石岡中学校卒業。
中学生の時には恥ずかしがりやでしたが、仲のよい子を集めてものまねを披露するなどしていたこともあり、親の反対を押し切り、家出同然の形でNSCに入る。
望月愛子とのコンビ「わたもち」を解散後、NSC同期のササキりなとのコンビ「フレッシュライム」を組んでいたが、2007年9月に方向性の違いで解散し、ピン芸人としてデビュー。
2008年『新春大売出し!さんまのまんま』(関西テレビ)に今田耕司一押しのお笑い芸人として紹介され出演し、ビヨンセのものまねで2曲を披露。
人気に火がつく。
2008年から『笑っていいとも!』(フジテレビ)の14代目いいとも青年隊として、鈴木凛と共に「いいとも少女隊」を結成。
2009年、吉本興業若手によるユニット『東京ワン・ダース』に参加。
2011年『オモバカ8』で準優勝。
2012年、2013年と『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』に出演し、2年連続で優勝。
2014年5月から3ヶ月間ニューヨークに留学。
2017年『ぐるぐるナインティナイン』の人気コーナー『グルメチキンレース・ゴチになります!』に出演。
同年、連続ドラマ『カンナさーん!』(TBS)で主演。
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