「株式会社小糸製作所」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『小糸源六郎』/沿革・歴史など~

「株式会社小糸製作所」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『小糸源六郎』/沿革・歴史など~

「株式会社小糸製作所」の経営理念・企業理念(ビジョン・ミッション・バリュー・スローガン・指針・方針など)

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の経営理念

 

 

 

 

わが社は「光」を基本テーマとして顧客ニーズを創造し、社会の進歩発展に貢献する
わが社は従業員が希望をもって描く夢の実現に向かって前進する
わが社は社会の一員として社会の共存共栄に資する

 

 

 

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の社是

 

 

着想と断行

 

 

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の企業メッセージ

 

 

安全を光に託して
人とクルマの安全は私たちの願い

 

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の企業スローガン

 

 

世界を照らす 新たな挑戦

 

 

 

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の創業者・創立者『小糸源六郎』~生い立ち・名言・創業の想い・考え方など~

 

 

 

 

 

小糸源六郎(小糸製作所創業者)

 

 

 

1883年生まれ、静岡県伝法村出身。

幼少にして生家を離れ、商家”・の奉公など幾多の苦難に耐え、大阪における米の行商を最後に、明治43年10月、東京に出た。

 

当時28歳、伴侶と2児を抱えていた。

上京した源六郎は、友人の紹介で日本橋の宮崎商店というガラス問屋に勤めた。

 

宮崎商店は輸入ガラスと食器類を専門とするガラス問屋で、鉄道院の指定という肩書もあって、事業は手広く活発であった。

明治末期に鉄道院の信号保安施設の規格化の方針に依り輸入品のみに依存していた諸設備の国産化と統一化が取り組まれる。

 

その一環として信号機用フレネルレンズ(樹脂面上に一連の同心円状の溝を刻むことで厚みを減らしたレンズのこと)の国産化をガラス製造各社に依頼。

日本橋のガラス問屋に勤めていた小糸源六郎は鉄道省からの製作依頼を断った。

 

当時のガラス製品工業の水準と商業べ一スの両面から、とうてい採算がとれるものではないと会社が判断。

そうしたとき、口を追って拡大される鉄道網と、この種製品の社会的意義の重要性に着目した源六良附、宮崎商店を退店するや、単独で試作研究することを鉄道院に申し入れた。

 

会社の社員だったが退社し起業。

この源六郎の申出でに対して、鉄道院は苦慮した。源六郎個人は、当時の鉄道院が規定する“製造のための工場施設”も、“指定商人としての資格”のいずれも、持っていなかったからだった。

 

小糸源六郎は鉄道省から借りた米国製フラネルレンズを手にガラス製造各社を周り研究開発の協力を呼びかけた。

その結果、源六郎を知る幾人かの支援もあって、ようやく、許可がおりた。

 

鉄道院から試作のための研究費として上50円が渡された。

しかし、当時のガラス製造工業は、その規模、設備、技術、いずれもが幼稚で、製造工程のほとんどは手作業の域を出ず、ガラスの成型は“手吹法”による以外なかった。

 

したがって、高度の光学的要素と、とくに均質性が要求される鉄道信号灯用レンズのような成型品をつくるのは至難であるという見方が一般的であった。

こうした状況のもとで、源六郎はこの信号用レンズの試作を、知るかぎりのガラス工場を回って依頼した。

 

しかし、どの工場でも断わられた。理由はみな同じであった。

そうしたある日、希望のもてる工場が見つかった。岩域硝子製造所(現在の横浜硝子株式会社)がそれである。

 

これに岩城滝次郎が応え岩城硝子製造所が試作に参加したのが1911年。

研究試作は、鉄道院と岩城硝子製造所とのあいだで何回となく繰り返された。

 

この期間は1年以上も続いた。

1912年末に試作に成功、鉄道信. 号灯用フレネルレンズを開発し国産化に成功。

 

1913年鉄道省採用。

1915年(大4)小糸源六郎商店を設立、鉄道院指定商人として開業する。

 

ときに33歳、鉄道院登録の指定商人としてのスタートであった。

業務は鉄道信号灯用レンズ類の製造・販売を主とした。

 

また、この時期には、高度な製造技術を必要とする「色灯式自動信号機用レンズ」も、源六郎の手によって国産化に成功している。

1930年(昭5)小糸製作所と改称。

 

1936年(昭11)株式会社に改組。

自動車や航空機用部品生産にも進出。

 

戦後は民需転換し、特殊照明器具生産を推進。

 

 

 

 

 

 

 

「株式会社小糸製作所」の沿革・歴史(年表・社歴など)

 

 

 

1915年 4月 小糸源六郎商店創業(東京・京橋)
鉄道信号灯用フレネルレンズ生産・販売開始

 

1935年 2月 品川工場開設

 

1936年 4月 株式会社小糸製作所設立 (資本金250万円)

 

1943年 4月 静岡工場開設

 

1949年 5月 株式を東京・大阪両証券取引所に上場

 

1957年 8月 小糸電機株式会社設立

10月 オールグラス・シールドビーム(SB)ヘッドランプ生産・販売開始
12月 大阪府に大阪支店開設

 

1962年 1月 小糸電機株式会社を吸収合併

 

1967年 4月 小糸工業株式会社へ営業権の一部を譲渡

 

1968年 8月 米国イリノイ州にシカゴ事務所開設

 

1970年 3月 東京・港区に本社屋開設
10月 愛知県に豊田支店開設

 

1971年 2月 小型船舶用船灯生産・販売開始

 

1972年 7月 静岡県に航空電装・電子工場開設
12月 広島県に広島支店開設

 

1974年 10月 自動車用小型電球生産・販売開始

 

1975年 8月 ジェット噴射式ヘッドランプクリーナ生産・販売開始

 

1977年 8月 静岡県に榛原工場開設

 

1978年 7月 ハロゲンヘッドランプ生産・販売開始

 

1979年 6月 異形ヘッドランプ生産・販売開始

 

1980年 4月 米国ワシントン州にシアトル事務所開設

 

1982年 4月 自動車用ハロゲン電球 生産・販売開始

 

1983年 4月 米国イリノイ州にノース・アメリカン・ライティング・インク設立

 

1984年 5月 スイス・フラン建私募無担保転換社債 (5,000万スイス・フラン) 発行

 

1985年 4月 創業70周年 社是「着想と断行」制定

 

1986年 8月 タイ国バンコク市にタイ・コイト・カンパニー・リミテッド設立
9月 静岡県に吉川工場開設
12月 静岡県に相良工場開設

 

1987年 3月 第2回無担保転換社債100億円発行
7月 ノース・アメリカン・ライティング・インク セーラム工場開設

 

1988年 3月 小糸工業株式会社 東京証券取引所市場第二部に上場
4月 台湾・大億交通工業製造股?有限公司へ資本参加

 

1989年 2月 中国に上海小糸車灯有限公司設立

 

1992年 5月 静岡県に富士川工機工場開設

 

1993年 2月 米国ミシガン州にノース・アメリカン・ライティング・インク 技術センター開設

 

1996年 5月 英国・ブライタックス・ベガ社へ資本参加
7月 ディスチャージヘッドランプ生産・販売開始

 

1997年 3月 静岡工場に技術センター開設
4月 インドにインディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッド設立
10月 大億交通工業製造股?有限公司 台湾証券交易所に上場

 

1998年 7月 タイ・コイト・カンパニー・リミテッドを子会社化
7月 ブライタックス・ベガ社を子会社化
10月 ノース・アメリカン・ライティング・インクを子会社化

 

1999年 4月 ブライタックス・ベガ社をコイト・ヨーロッパ・リミテッドに社名変更

 

2000年 7月 ISO14001 認証取得
8月 2灯式ディスチャージヘッドランプ生産・販売開始

 

2001年 1月 QS-9000/ISO9001 認証取得
3月 チェコにコイト・チェコ s.r.o.設立

 

2002年 7月 ノース・アメリカン・ライティング・インク パリス工場開設

 

2003年 2月 世界初 スイブル式AFS(配光可変型ヘッドランプ)生産・販売開始
4月 ディスチャージバルブ生産・販売開始

 

2004年 7月 世界初 水銀フリーディスチャージヘッドランプ生産・販売開始
11月 ベルギーにコイト・ヨーロッパNV設立

 

2005年 9月 中国・福州大億灯具工業有限公司を子会社化
11月 佐賀県に小糸九州株式会社設立
11月 中国に広州小糸車灯有限公司設立

 

2006年 5月 ISO/TS16949 認証取得
7月 静岡工場 オールグラス・シールドビーム(SB)ヘッドランプ生産終了(生産累計4億3千万個)
10月 小糸九州株式会社 工場開設

 

2007年 3月 広州小糸車灯有限公司 工場開設
5月 世界初 LEDヘッドランプ生産・販売開始
7月 ノース・アメリカン・ライティング・インク アラバマ工場開設

9月 インディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッド バワール工場開設

 

2008年 2月 福州大億灯具工業有限公司を福州小糸大億車灯有限公司に社名変更
9月 小糸九州株式会社 第2工場開設

2010年 6月 インドネシアにPT. インドネシア・コイト設立

 

2011年 4月 PT. インドネシア・コイト 工場開設
8月 小糸工業株式会社 KIホールディングス株式会社に社名変更

 

2012年 1月 ノース・アメリカン・ライティング・インク アラバマ第2工場開設
3月 ノース・アメリカン・ライティング・インク インディアナ金型工場開設
4月 タイ・コイト・カンパニー・リミテッド パチンブリ工場・技術センター開設
12月 メキシコにノース・アメリカン・ライティング・メキシコ設立

 

2013年 3月 インディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッド
チェンナイ第2工場開設
9月 広州小糸車灯有限公司 第2工場開設

 

2014年 1月 ノース・アメリカン・ライティング・インク アラバマ工場拡張
3月 ノース・アメリカン・ライティング・インク パリス工場拡張
9月 ノース・アメリカン・ライティング・メキシコ 工場開設
9月 中国に湖北小糸車灯有限公司設立
11月 世界初 LED Compact-バイファンクション生産・販売開始

 

2015年 4月 創業100周年を迎える

 

2016年 6月 湖北小糸車灯有限公司 工場開設

 

2017年 1月 ブラジルにエヌ・エー・エル・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・デ・コンポーネンテス・ジ・イルミナサンオ・リミターダ設立
4月 米国カリフォルニア州にシリコンバレー研究ラボ開設
10月 マレーシアにコイト・マレーシア・エス・ディ・エヌ・ビィ・エッチ・ディ設立

 

2018年 3月 上海小糸車灯有限公司株式売却・合弁解消
5月 エヌ・エー・エル・ド・ブラジル・インドゥストリア・イ・コメルシオ・デ・コンポーネンテス・ジ・イルミナサンオ・リミターダ 工場開設
11月 福州小糸大億車灯有限公司 工場拡張

 

2019年 3月 PT. インドネシア・コイト 工場拡張
6月 イスラエル・ブライトウェイ・ビジョン社へ資本参加
7月 ノース・アメリカン・ライティング・メキシコ 工場拡張
8月 KIホールディングス株式会社を完全子会社化
8月 世界初 ブレードスキャンRADB(Adaptive Driving Beam)生産・販売開始
11月 コイト・マレーシア・エス・ディ・エヌ・ビィ・エッチ・ディ 工場開設
12月 インディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッドを完全子会社化

 

2020年 4月 KIホールディングス株式会社を吸収合弁

 

未分類カテゴリの最新記事

error: Content is protected !!
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。