阿川佐和子の「大切な」言葉たち~阿川佐和子の名言・人生・生き方・性格など~



阿川佐和子の「大切な」言葉たち

この人は、心から自分の話をおもしろがって聞いてくれていると思ったら、誰だって悪い気はしないし、もっとサービスしてあげようという気になるでしょ。これは取材だけでなく、あらゆるコミュニケーションの基本です。

背伸びをしたところで、どうせ化けの皮はすぐに剥がれる

自分と同じであることを「正しい」とか「当然だ」と過度に思い込まないようにさえすれば、「私」とどう違うのか、どのくらい近いのか遠いのか。そのスケールをもとに質問を広げていくことは、有効な手立ての一つとなり得ます

たしかに私は声を出していなかった。そうか、雑誌の対談では、むしろ頻繁に声を挟んだほうがいいのだとわかり、それは新鮮な発見でした。

聞き手が興味のなさそうな顔をしたら、もう話すのやめとこうかな、と思うじゃないですか。でも逆に、「それって何ですか?」「面白いですねえ」と乗ってくれたら、もうちょっと話そうかなという気になります。「ちゃんと聞いてますよ」というシグナルを相手に送り、面白い時には素直に面白いと反応することが大事な気がします。

そうか。人の話を聞くときは、具体性というものが大事なんだ。

話を聞くときは、相づちを疎かにしないこと。こちらが話しているのに、全く反応がない人がたまにいますが、こういう人が相手だと「この人聞いてくれているのかな」「ひょっとして私の話がつまらないのかな」と不安になって、話を続ける気持ちが萎えてきます。かといって、大げさすぎる相づちは不自然だし、息継ぎのたびにいちいち「はい、はい」とやられるのもうるさいだけです。相づちは、言ってみれば、あなたの話を誠実に聞いているという合図なので、自然体が一番いいと思います。

取材で大事なのは、いかに相手が話しやすい空気をつくるかに尽きます。そして、それにはいま目の前にいる人に関心を持ち、一言も聞き漏らさないぞと真剣に耳を傾けるのが一番です。

仕事が楽しくなるかどうかは、人間関係の悩みをどう乗り越えるかにかかっている。

自分で自分を決めつけないことです。
とくに若いうちから、「自分はこういう人間だ」などと決めつけるのは何とももったいないことです。
人はどんどん変わっていける。

反省はするけれど後悔はしない

阿川佐和子とは?(人生・生き方・性格・プロフィール・略歴など)

阿川佐和子。

東京出身。

幼少期(2歳)の1年間は広島市の伯母宅で育ったのち、東京の中野区鷺宮、新宿区四谷へと移る。

東洋英和女学院中学部・高等部を経て、慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業。

卒業後は織物職人を目指し、その過程で様々なアルバイトを経験。

TBS『朝のホットライン』でリポーターを務めたことを皮切りに、『NEWS23』『報道特集』など様々な情報番組でキャスターを務めた。

主な受賞に、講談社エッセイ賞(檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』)、坪田譲治文学賞(小説『ウメ子』)、島清恋愛文学賞(『婚約のあとで』)、菊池寛賞。

主な著書

「聞く力 心をひらく35のヒント」「残るは食欲」「阿川佐和子の世界一受けたい授業 第一人者14人に奥義を学ぶ」「グダグダの種」「この人に会いたいシリーズ」「婚約のあとで」「正義のセ」「残るは食欲シリーズ」「おいしいおしゃべり」「ウメ子」「アンソロジーカレーライス!!」「スープ・オペラ」「最後の恋プレミアム つまり、自分史上最高の恋。」「うからはらから」「空耳アワワ」「トゲトゲの気持」「アンソロジーお弁当。」「ああ言えばこう食う」「センス・オブ・ワンダーを探して 生命のささやきに耳を澄ます」「ギョットちゃんの冒険」「旅の素 さわこのこわさ」「咲くも咲かぬも花嫁修業」「すずめのほっぺはなに色ですか?」「あなたに、大切な香りの記憶はありますか? 短編小説集」「今さらながらの和食修業」「ピーコとサワコ」「男女の怪」「タタタタ旅の素」「いつもひとりで」「もしかして愛だった」などがある。

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