木村佳乃の「大切な」言葉たち~木村佳乃の名言・人生・生き方など~



木村佳乃の「大切な」言葉たち

子供が『テレビに出ているママが見たい』という年頃になった。本来なら本業の女優としての姿を、となるところですが、バラエティなら家庭での顔と変わらないから子供にもわかりやすいのではないか、と考えたそうです。夫の東山紀之も理解しています。

私が芸能の仕事を始めたとき、祖母にもらった言葉があります。「目上の人の言うことはよく聞くこと。」そして「周りの人に感謝すること。」

女優の仕事の中で、心で演じるほうが観てくださっている方々に伝わると実感しています。その意味で、演技の経験が多いか少ないかは、そんなに重要ではないのでは、と思うのです。

賛否の否があってこその評価だと思うんですよね。否があるということは、作品に個性があるということだと思うので。

後ろを振り返ってもしょうがないと思ってるんです。過ぎちゃったことは過ぎちゃったこと。反省はしますけれど、過ぎたことを後悔してもねって。実はこれ、一緒に住んでいた祖母によく言われていたことなんです。『クヨクヨしてはいけないよ。いまはいましかないんだから。いまやりたいことはいまやる。あとであれをやりたかったと後悔するのは時間の無駄。失敗してもいいからやりたいことをやりなさい。死ななきゃ大丈夫だから』って。明治生まれの祖母はそういう人でした。あの時代の人は強いんです。戦争を体験している人はみんなそうなんだと思います。私自身、忘れっぽいというのもありますけれど、ただやはり、振り返っているヒマがあるなら、いまと明日のことを考える。それに尽きると思いますね。

とにかく私は、深く考えず、祖母の言いつけ通り、いまと明日のことを考え生きてきたらこうなった、っていう感じなんです(笑)。だから、娘たちにはもちろん、若い女性たちに言うとするなら、『きっと大丈夫』。私は、悩んでも、夜中にホラー映画を観れば大丈夫になっていたので、深く考え込まなくてもなるようになるんじゃないかなって。

妊娠してるときにすごく面白かったのは、ずっと誰かと一緒にいるなという感じがして。それはそうなんです、お腹にもうひとつ心臓が入っていますから。検診に行けば、小っちゃくても誰かいるぞってわかりますし。これはすごく不思議な感覚で面白いなって。だから、もうすぐ生まれるとなったとき、『あ、寂しいな』と思ったんです。お腹から出てしまうのが寂しいなって。すごく楽しかったんです。ずっと誰かと一緒にいるという感じが。自分の体なのに自分の体じゃない感じというか。だから、産んだら離れちゃうんだと思うとちょっと寂しかった。会えるのはもちろん楽しみだし、出産に対して怖いという思いもなかった。産まれたらお腹の中にいるときよりもずっと一緒にいることもわかってる。でも、ずっと誰かと一心同体で一緒にいるというのがとっても不思議な感覚だったんです。

完璧を求めないことですね。例えば、お夕食が終わって寝る準備ができた時なのですが、一番はおもちゃの片付けですよね。元気がある時は全部片付けるのですが、疲れている時はおもちゃには一晩そこらへんで寝ていただいて、片付けは目をつぶって寝ちゃいます。片付けも完璧を求めずに、疲れている時は、明日と思って寝ます。やっぱりお仕事もしているとなると、どこかで自分を甘えさせないと、体壊してしまいますからね。

人ってみんな、違っていていいもので、これがいいからと右へ習えをする必要はないと思うんです。一人一人個性は違って大丈夫っていう世の中に、もっともっとなっていけばいいなと。そうすれば、こうしなきゃって自分の力以上に頑張らなくてもよくなるんじゃないかと思います。リラックスしたときに人の良さって出ると思うので。

しょっちゅう悩んでいるし、いろいろ考えますよ。私だけじゃなく、悩みがない人ってそんなにいないんじゃないですかね。私の場合、考えてもしょうがないことは、グチグチ考えない。それよりも行動を起こさないほうがもったいないと思うので、悩んでいるよりは行動に移すタイプです。

間違えることを恐れて行動しない人は、小さくまとまってしまうような気がするんです。やっぱり人は間違えるものだし、たとえ間違えたとしても、反省はするけど、悔やんだりはしないです。痛い思いをすることもあるけど、それで人は勉強しますから。

木村佳乃とは?(人生・生き方・プロフィール・略歴など)

木村佳乃。

トップコート所属。

夫は少年隊の東山紀之。

ロンドンキングストン地区生まれ東京都世田谷区成城出身。

木村佳乃の父の職業はJAL(日本航空)の幹部役員。

木村佳乃の母は日本航空の元キャビンアテンダント。

成城大学文芸学部英文学科中退。

成城学園高校在学時より、読者モデルとして活動。

高校時代は馬術部に所属。

1996年には『元気をあげる〜救命救急医物語』(NHK)でドラマデビュー。

翌1997年、『失楽園』で映画デビュー、同作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

2004年には日韓共同訪問年広報大使、2005年からは日豪交流年観光大使などを務める。

世界のホラー映画の巨匠13人が競作する「マスターズ・オブ・ホラー」シリーズの『DREAM CRUISE』(2007年公開)に主演し、ハリウッドデビュー。

2006年 第29回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞 受賞

2010年 第53回 ブルーリボン賞 助演女優賞 受賞

2010年10月少年隊の東山紀之と結婚。

2016年 第4回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞(『僕のヤバイ妻』)

2016年 東京ドラマアウォード 2016 助演女優賞(『僕のヤバイ妻』)

2016年 VOGUE JAPAN Women of the Year 2016受賞。

2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(幸村)の姉・松役を演じる。

「もっとテレビに出ているママが見たい!」と子供に言われたことで、テレビに映る姿を見せてあげたいとの思いからバラエティ番組へ進出。

かねてからファンだったというバラエティ番組、「世界の果てまでイッテQ」に出演するなど幅広く活躍。



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