「スマレジ」を作っている集団とは?
山本博士/株式会社スマレジ
「スマレジ」のお取引は、すべてお客様からの問い合わせからスタートしています。
これはプロダクトが良くないと成立しません。
当社のプログラマーやデザイナーはプロダクトに誇りを持って仕事に臨んでいますから、必然的に「お客様が何を考えて、何を欲しているのか」を知りたくてしょうがない。
そんな集団が「スマレジ」を作っているんです。
山本博士(スマレジ代表)とは?
山本博士。
1977年11月生まれ、大阪府岸和田市出身。
大阪府立工業高等専門学校機械工学科卒。
大阪府立工業高等専門学校で機械工学を学ぶ。
高専に進んだのは、父親が工場に勤めていて、面白そうな仕事だと思っていたから。
卒業後、1998年4月株式会社椿本チエイン入社。
2003年1月オールインワンソリューション株式会社入社。
2003年よりITエンジニアとして多数の業務システム開発に従事。
2010年有限会社ジェネフィックス・デザイン(代表取締役 徳田誠)からシステム開発部門を切り分け、株式会社プラグラムを設立と同時に代表取締役に就任。
過去ドラッグストア向けPOSシステムを開発した経験を元に、クラウド型POSレジサービス「スマレジ」を立ち上げる。
2019年東京証券取引所マザーズに株式を上場。
山本博士(スマレジ代表)の「コトバ」
POSレジシステムの開発・販売や、システムを実装した機器を販売している。スマホやタブレットにアプリを入れて使用し、月額利用料を支払うビジネスモデルだ。国内の中規模の小売店や飲食店が顧客のターゲットで、有料プランの登録店舗は約9千店舗にのぼる。レジ機能だけでなく、顧客管理や在庫管理などの業務にも対応できる点が特徴。
「スマレジ」は「安い・かっこいい・高機能」の三拍子がそろったプロダクトです。多機能・高機能でも、操作が難しくては意味がありません。常にスピードと質が求められる販売の現場にいる方が直感的に使え、ストレスのない操作を実現できるよう、高機能ながらシンプルで分かりやすいデザイン設計をしています。「使いやすく、何でもできる」を実現した「スマレジ」は、販売の現場のみならず、店舗の運営を強力にサポートします。たとえば、小売店のバックヤード業務の「商品の棚卸」「在庫管理」などの「管理機能」が付いたプランもご用意しています。
テクノロジーの進化で、かつて大手企業が何億円もかけて作った商品管理システムと同様のサービスが、月額1万円程度で利用できるようになりました。無駄もなくなり、社員間のコミュニケーションも早くなる。最近では、コンサートやイベント会場での物販でも「スマレジ」をご利用いただくことも増えてきました。イベント会場の外で、アーティストのタオルやマグカップを販売するのですが、「今日からこのアプリのレジ使います」とレクチャーすると詳しい説明をしなくても直観的に使ってくれているようです。スマホに不慣れなスタッフがいても、練習モードを使って操作を覚えることもできます。
Web制作会社のころから、プログラマーチームとデザイナーチームに分かれていて、プログラマーは銀行のシステムや不動産の物件検索など本格的な業務システムを作っていました。その中でドラッグストア向けのPOSシステムの案件をやったことがあったんです。
ホームページ屋さんがレジを作ったのではなく、POSについてよく知っているシステム屋さんが作ったっていうのが、正解ですね。
そこに加えて「デザイン力」が大きな要因です。2007年ごろからAjaxやAdobe Flexなど、デザイン要素を求められるようになってきたんです。機能に加えてUI/UXっていうのを求められるようになったのがちょうどその頃以降でした。
飲食店などいろんなバイトをやりました。レゲエのDJで食べていこうと思った時期もありました。選曲してレコードを回す仕事です。結構本気で考えたのですが、音楽で成功する人って、ホンの一握りじゃないですか。25歳までやって、ダメだったらやめようと思っていました。結局、うまくいかず、これからはITの時代だと聞いて、この業界に入ったんです。
自社のサービスをやりたいという気持ちがありましたね。私は25歳でIT業界に入って、プログラマーとしてPOSレジのシステム開発を担当し、この市場は有望だと感じました。最初はノートパソコンを使ったPOSレジを作ろうとしましたが、アップルの製品がそろうアップル・ストアでスマホがレジの機能を担っているのを見て、アプリを作ったほうがいいと思いました。何度も何度も改善して、2011年にスマレジをリリース。ちょうどスマートフォンが急速に増え、タブレットが広まったタイミング。その波に乗ることができたと思います。
世界のファッション5大都市、東京、パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークで事業展開したいという夢も持っています。アメリカでのPOSレジの普及の加速度は、資金調達の額が全然違うこともあって、日本と比べると雲泥の差があります。IT業界のトレンドを牽引してきたIT最先端の国、アメリカに挑戦することは、高いハードルですがプログラマーとして意味があることだと思っています。
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