「TOTO株式会社」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『大倉和親』/沿革・歴史など~

「TOTO株式会社」の始まりと原点!~経営理念・企業理念/創業者・創立者『大倉和親』/沿革・歴史など~

 

「TOTO株式会社」の経営理念・企業理念(ビジョン・ミッション・バリュー・スローガン・指針・方針など)

 

 

 

 

「TOTO株式会社」の社是

 

 

 

愛業至誠

 

良品と均質

 

奉仕と信用

 

協力と発展

 

 

1962(昭和37)年、創立以来の伝統を尊重しつつ、将来にわたって企業活動の基調になるものとして「社是」が制定されました。

「愛業至誠」は、「奉仕の精神でお客様の生活文化の向上に貢献し、一致協力して社会の発展に貢献する」という決意を表す言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

「TOTO株式会社」のグループ企業理念

 

 

 

私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、世界の人々から信頼される企業を目指します。

そのために
水まわりを中心とした、豊かで快適な生活文化を創造します。
さまざまな提案を通じ、お客様の期待以上の満足を追求します。
たゆまぬ研究開発により、質の高い商品とサービスを提供します。
限りある資源とエネルギーを大切にし、地球環境を守ります。
一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。

 

 

 

 

 

 

 

 

「TOTO株式会社」の創業者・創立者『大倉和親』~生い立ち・名言・創業の想い・考え方など~

 

 

 

大倉和親(TOTO創業者)

 

大倉和親。

1875年(明治8年)東京日本橋生まれ。

 

大倉孫兵衛の長男。

大倉孫兵衛は、家業の絵草紙屋から独立して絵草紙屋・萬屋を開店し後に大倉書店、大倉孫兵衛洋紙店を設立した実業家。

 

大倉和親は慶應義塾幼稚舎に学び1894年(明治27年)慶應義塾本科を卒業。

森村組(森村財閥)に入り、神戸支店勤務。

 

1895年(明治28年)より1903年(明治36年)までニューヨーク支店勤務、イーストマン・ビジネスカレッジ(商業夜学校)修了。

森村組は創業者・森村市左衛門が「輸出貿易による外貨獲得」を目的として設立した会社で、和親の父、大倉孫兵衛が経営に参画していました。

 

この森村組で和親は、技術者ではないにも関わらず高級陶磁器の国産化に情熱をもって取り組んだのでした。

和親は、明治36年(1903年)、白色磁器研究のためオーストリアの製陶工場を視察し、その製造知識を習得します。

 

1904年(明治37年)日本陶器改良を考え日本陶器合名会社を名古屋で父大倉孫兵衛や飛鳥井孝太郎らと設立、日本初の洋式陶磁器焼成窯を備えた。

海外生活を長く経験した和親は、いずれは衛生陶器の時代が来ることを確信し、当時すべて輸入に頼っていた衛生陶器の国産化を目指して明治45年(1912年)に製造研究を開始しました。

 

1917年(大正6年)東洋陶器株式会社(現・TOTO)設立。

設立後は、窯業機械の購入や日本初のドレスラー式トンネル窯など、欧米の先進技術を積極的に導入しました。

 

基幹産業としての電力事業を支えるためには碍子の国産化が国家にとって重要であると考え、その製造に成功し、1919年(大正8年)日本碍子を分離独立。

1921年(大正10年)匿名組合伊奈製陶所(後のINAX、現・株式会社LIXIL)、1924年(大正13年)伊奈製陶株式会社を設立。

 

1955年(昭和30年)7月1日に79歳で死去。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大倉和親(TOTO創業者)の名言・考え方

 

 

 

 

良品の供給、需要家の満足が大切

 

 

 

 

この工場から欧州よりも優れた商品を生み出し、世界へ羽ばたく

 

 

 

事業者が求めるべきは顧客の満足であり、利益はその影のようなものだ

 

 

 

 

 

どうしても親切が第一。奉仕観念を以もって而仕事をお進め下され度たし。良品の供給、需要家の満足が掴むべき実体です。此この実体を握り得れば利益・報酬として影が映ります。利益という影を追う人が世の中には多いもので一生実体を捕えずして終わります。

 

 

 

 

良きが上にも良きものを

 

 

 

これからの時代は、腰掛け式の便器によっ

 

 

 

 

実用食器の主眼は
一、美観のあること(装飾物ではない)
二、清浄なこと(汚れっぽくてはいけない)
三、使い途にあっていること(日常生活に役立てば必ず喜ばれる)
四、堅固なこと(強くなくてはいけない)
この四点であることを確信します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「TOTO株式会社」の沿革・歴史(年表・社歴など)

 

 

 

1917年5月 日本陶器合名会社(現在の㈱ノリタケカンパニーリミテド)内にあった製陶研究所の技術をもって、資本金100万円で東洋陶器株式会社を設立し、衛生陶器と食卓用陶磁器の製造販売を開始

 

1920年1月 日本で最初の連続焼成窯(ドレスラー式トンネル窯)による焼成を開始

 

1937年10月 衛生陶器工場竣工(茅ヶ崎工場)

 

1946年11月 水栓金具の生産開始(小倉第一金具工場竣工)

 

1949年5月 株式上場(東京・名古屋・大阪・福岡各証券取引所)

 

1958年7月 プラスチック製品生産開始(茅ヶ崎工場)

 

1962年6月 衛生陶器工場竣工(滋賀工場)

 

1967年4月 水栓金具工場竣工(小倉第二工場)

 

1968年4月 衛生陶器工場竣工(中津工場)

 

1970年3月 東陶機器株式会社に社名変更

 

1970年3月 ホーロー浴槽の生産開始(小倉第二工場)

 

1971年5月 水栓金具工場竣工(大分工場)

 

1972年1月 洗面化粧台の生産開始(行橋工場竣工)

 

1980年7月 給湯機の生産開始(滋賀工場)

 

1980年12月 アフターサービス業務会社を設立(東陶メンテナンス㈱(現社名:TOTOメンテナンス㈱))

 

1985年3月 施工・管理業務会社を設立(東陶エンジニアリング㈱(現社名:TOTOエンジニアリング㈱))

 

1986年5月 ユニットバスルーム製造会社を設立(千葉東陶㈱(現社名:TOTOバスクリエイト㈱))

 

1989年3月 決算期を11月30日から3月31日に変更

 

1989年7月 システムキッチン製造会社を設立(東陶ハイリビング㈱(現社名:TOTOハイリビング㈱))

 

1989年11月 米国に販売会社を設立(TOTO Kiki U.S.A. Inc.(現社名:TOTO U.S.A.,Inc.))

 

1991年9月 米国に衛生陶器製造会社を設立(TOTO Industries(Atlanta),Inc.(現社名:TOTO U.S.A.,Inc.))

 

1992年4月 ニューセラミック工場竣工(中津第二工場)

 

1992年6月 ウォシュレット工場竣工(小倉第三工場)

 

1994年6月 ニューセラミック製造会社を設立(東陶オプトロニクス㈱ (現社名:TOTOファインセラミックス㈱))

 

1995年3月 中国に衛生陶器製造会社を設立(東陶機器(北京)有限公司)

 

1995年9月 マレーシアにウォシュレット製造会社を設立(TOTO KIKI(MALAYSIA)SDN.BHD.(現社名:TOTO MALAYSIA SDN.BHD.))

 

1995年9月 マレーシアにウォシュレット製造会社を設立(TOTOKIKI(MALAYSIA)SDN.BHD.(現社名:TOTO MALAYSIA SDN.BHD.))

 

1995年11月 中国に販売・持株会社を設立(東陶機器(中国)有限公司(現社名:東陶(中国)有限公司))

 

1996年10月 米国に持株会社を設立(TOTO U.S.A.,Inc.)

 

2001年1月 米国の販売会社(TOTO Kiki U.S.A. Inc.)と製造会社(TOTO Industries(Atlanta),Inc.)を統合し、TOTO U.S.A.,Inc.に社名変更

 

2001年10月 ・愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)の3社共同で、会社分割制度を用い、ウォシュレット製造会社を設立(㈱パンウォッシュレット(現社名:TOTOウォシュレットテクノ㈱))

 

2001年10月 ・愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)の3社共同で、会社分割制度を用い、ウォシュレット製造会社を設立(㈱パンウォッシュレット(現社名:TOTOウォシュレットテクノ㈱)

 

2002年2月 ベトナムに衛生陶器製造会社を設立(TOTO VIETNAM CO.,LTD.)

 

2002年2月 ベトナムに衛生陶器製造会社を設立(TOTO VIETNAM CO.,LTD)

 

2006年4月 メキシコに衛生陶器製造会社を設立(TOTO SANITARIOS DE MEXICO,S.A.DE C.V.(現社名:TOTO MEXICO,S.A.DE C.V.))

 

2007年3月 愛知電機㈱・小糸工業㈱(現 KIホールディングス㈱)よりTOTOウォシュレットテクノ㈱の株式をすべて取得し、100%子会社化

 

2007年5月 TOTO株式会社に社名変更

 

2007年12月 ドイツの持株会社(TOTO Gerate GmbH (現社名:TOTO Europe GmbH))に増資を実施

 

2008年1月 シンガポールにアジア・オセアニア統括会社を設立(TOTO Asia Oceania Pte.Ltd.)

 

2009年11月 タイに衛生陶器製造会社を設立(TOTO Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.)(現社名:TOTO(THAILAND)CO., LTD.)

 

2011年1月 インドに現地法人を設立(TOTO INDIA INDUSTRIES PVT.LTD.)

 

2011年1月 インドに現地法人を設立(TOTO INDIA INDUSTRIES PVT. LTD.)

 

2011年1月 ブラジルに販売会社を設立(TOTO Do Brasil Distribuicao e Comercio,Ltda.)

 

2013年4月 会社分割(新設分割)を用い、水栓金具等製造会社を設立(TOTOアクアテクノ㈱)

 

2013年7月 TOTO Asia Oceania Pte.Ltd.が、The Siam Cement Public Company LimitedよりTOTO Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.(現社名:TOTO(THAILAND)CO.,LTD.)の株式をすべて取得し、100%子会社化

 

2013年7月 TOTO Asia Oceania Pte.Ltd.が、The Siam Cement Public Company LimitedよりTOTO Manufacturing(Thailand)Co.,Ltd.(現社名:TOTO(THAILAND)CO., LTD.)の株式をすべて取得し、100%子会社化

 

2015年8月 創立100周年の記念事業として、本社・小倉第一工場敷地内に「TOTOミュージアム」を開設

 

 

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