松下幸之助の商売戦術30か条

松下幸之助の商売戦術30か条

松下幸之助の商売戦術30か条

 

 

商売は世のため人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり

 

お客様をじろじろ見るべからず。うるさく付きまとうべからず。

 

・店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何

 

・棚立て上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方がかえってよい場合あり

 

取引先は皆親類にせよ。これに同情を持ってもらうか否か店の興廃のわかるるところ。

 

・売る前のお世辞より、売った後の奉仕。これこそ永久の客を作る。

 

お客様の小言は神の声と思って何ごとも喜んで受け入れよ。

 

・資金の少なさを憂うなかれ。信用のたらざるを憂うべし

 

・仕入れは簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入れは繁盛の因と知るべし。

 

・百円のお客様よりは一円のお客様が店を繁盛させる基と知るべし。

 

・無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ

 

資金の回転を多くせよ。百円の資本も十回まわせば千円になる。

 

・品物の取り換えや返品にこられた場合は、売ったときよりも一層気持ちよく接せよ

 

お客の前で店員小僧をしかるくらいお客を追い払う妙手段はない。

 

・良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。

 

・自分の行う販売がなければ社会は運転しないという自信を持て。そしてそれだけに大なる責任を感ぜよ。

 

仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。

 

・紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。付けてあげるもののない時は笑顔を景品にせよ

 

・店のために働くことが同時に店員のためになるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし。

 

・絶えず美しい陳列でお客の足を集めることも一案。

 

・紙一枚でも無駄にすることはそれだけ商品の値段を高くする

 

品切れは店の不注意、お詫びして後「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである。

 

正札を守れ。値引きはかえって気持ちを悪くするくらいが落ちだ。

 

子供は福の神。子供連れのお客、子供が使いにきての買い物にはとくに注意せよ。

 

・常に考えよ今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝に就かぬ習慣にせよ。

 

・「あの店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ。

 

御用聞きは、何か一、二の品物なり商品の広告ビラなり持って歩け。

 

・店先を賑やかにせよ。元気よく立ち働け。活気ある店に客集まる

 

・毎日の新聞広告は一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし。

 

商人には好況不況はない。いずれにしても儲けなければならぬ。

 

松下幸之助

 



 

 

松下幸之助とは?

 

松下 幸之助(まつした こうのすけ、1894年〈明治27年〉11月27日 – 1989年〈平成元年〉4月27日)は、日本の実業家、発明家、著述家。

パナソニック(旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)を一代で築き上げた経営者である。異名は「経営の神様」。

父が米相場で失敗したのち、小学校を中退し、9歳で丁稚奉公に出たが、くじけることなく、多くの経験を糧として商売人としての心得を学んだ。

明治43年、開通した大阪の市電が「電気で走る」のをみて、電気事業の将来性を感じとり「電気の世界」へ第一歩を踏み出す。

大正6年、手元資金わずか95円で独立。生活していた狭い借家に工場スペースをつくり、妻と妻の実弟などと改良ソケットづくりをはじめた。

厳しい試練をのりこえ、大正7年、本格的に電気器具製造・販売に着手するため「松下電気器具製作所」を創業した。

(この時のメンバーには後に三洋電機を創業することとなる井植歳男がいる)

1918年に事業拡大に伴い「松下電気器具製作所」を創業。

1935年に「松下電器産業株式会社」へと社名変更。

1946年に「PHP研究所」を設立し倫理教育に乗り出す一方で、晩年は「松下政経塾」を立ち上げ政治家の育成にも力を注いでいた。

水道哲学、ダム式経営など独特な経営哲学で同社を日本屈指のグループ企業へと育て上げた。

 

 

厳選!松下幸之助の珠玉名言

 

 

・あなたは血の小便をしたことがあるか。それぐらい熱心にやらないと、そう簡単に成功するものではない。

 

・成功する会社は成功するようにやっている。失敗する会社は失敗するようにやっている。

 

・感謝の心が高まれば高まるほど、それに比例して幸福感が高まっていく。

 

・勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。

 

・部下を抜擢するときは、運が強いかどうかを見る。難しい問題にぶつかったときに面白がれるヤツは、運が向く。

 

・ある部下が新しい事業を立ち上げたいと提案してきたとき、幸之助さんは3つだけ質問しました。「それは世のためになりまっか?」「その仕事やって、あんたウキウキしまっか?」「その仕事、儲かりまっか?」

・海外勤務の心得
一、異国に在ることを認識し、其の国の風俗・風習に早く慣れるとともにそれらを深く理解すること。
二、常に自己の健康に留意し、爽快な心で社員に接すること。
三、品質第一を旨とし、技術の妥協は許されないこと。
四、現地材料の開発を積極的に行ない、日本の依存から脱却すること。
五、日本人社員間は勿論(もちろん)のこと、現地社員との和を常に重んじること。
六、現地社員を育成し、経営全般に参画せしめ、現地社員による経営の時期を早めること。

 

・経営者というものは、知識は最高でなくてもかまわん。知恵も技術も最高でなくてもかまわん。けれども、真実にもとづいて経営せねばならん、という使命感だけは誰にも負けずにもっていなければいかん。

・松下電器は人を作る会社です。あわせて電気製品を作っています。

 

 

松下幸之助関連書籍

 

 

主な著書・関連書籍に「松下幸之助成功の金言365」「松下幸之助から未来のリーダーたちへ」「松下幸之助「一日一話」 仕事の知恵・人生の知恵」「松下幸之助夢を育てる」「松下幸之助の哲学 いかに生き、いかに栄えるか」「松下幸之助経営回想録」「松下幸之助若き社会人に贈ることば 自分の幸せは自分でつくれ」「松下幸之助 人を活かし育てるプロの教え」「松下幸之助日々のことば 生きる知恵・仕事のヒント(上・下)」「松下幸之助 私の行き方考え方」「松下幸之助発想の軌跡 経営の道・人間の道」「松下幸之助・経営の真髄」「松下幸之助散策・哲学の庭」「松下幸之助の予言 三度の不況を乗り切った日本人の信念」「松下幸之助は語る 情熱がなければ人は動かん」「松下幸之助が今の時代に伝えたいこと」「松下幸之助に学ぶ経営学」など多数。

 

 

 

厳選!松下幸之助関連動画

 

 

 

1、「警世~松下幸之助と日本経済」 (NHK かんさい想い出シアター ドキュメンタリー)

 

2、「経営の神様」松下幸之助という人間

 

3、松下幸之助講話(肉声)「不景気は商売の師匠」

 

 

 



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