広瀬アリスの「大切な」言葉たち~広瀬アリスの名言・人生・生き方など~

広瀬アリスの「大切な」言葉たち

中学校生の頃からこのお仕事をしていたので、入っていなかったんです。それまではバスケットボール部に入っていましたが、「もののけ姫」をみてからはアシタカの弓を投げるシーンに憧れて、弓道部に入りたいと思っていました。結局夢が叶わなかったので、ちょっと残念です。

一番楽しさを感じるのはすべてが終わった時。それまでは現場に行くのも嫌だなとか、どうしたらいいんだろうとか悩んでばっかりなんです。むしろ、嫌なことが多いぐらい(笑)。でも嫌なほど、終わったときの達成感がすごいですし、楽しさに変わってくる。そして、それを観てくださった方からの声を聞くともっと嬉しくなります。

撮影に入ると睡眠時間は短くなるし、忙し過ぎて、ワーッてなることもあるんですけど、終わったら不思議と忘れちゃうんです。なぜか楽しい記憶しか残って無くて、だから続けられるんだと思います。

いろんな役になって、いろんな環境に飛び込んでいくことが楽しいです。正解がないお仕事なので悔しさを感じることもありますが、終わった後の達成感はなんともいえないものがあるんです。女優って、実は泥くさい仕事だと思うんですけど、その達成感を得たくて私は仕事を続けているんだと思います。

福祉関係にはずっと興味があります。私、楽しいことをずっと続けていきたい人なんです。だから、今はこのお仕事がすごく楽しいので、続けていけているんだと思います。そう思えるようになるまでには、すごく時間がかかりましたし、ドラマの撮影に入ったら、休めなかったり、大変なこともあったりするんですけど、そういうのもひっくるめて今は楽しいですね。ガムシャラにやるのが自分には合っているので、綺麗な花形の感じではないですけど(笑)。いろんな経験をさせてもらいながら、楽しくやらせていただいています。

よくネガティブな時は明るい音楽を聴いて元気になるというのがあると思いますが、わたしの場合はいっさい効果がないんです。落ち込んだ時はとことん落ち込むのが一番早いので、落ちるところまで一度落ちます。

22歳になって、友達が社会人なったのを目の当たりにして自分も気持ちを切り替えないと、と思うようになりました。もちろん、それまでも仕事だと思って取り組んでいましたけど、どこかで行き当たりばったりというか、流れるままに言われるがままに行動していたんです。でも“自分の仕事”として動こうと考えるようになりました。

誠実と自立。この2つです。やっぱり誠実な人って良くないですか?(笑) ちゃんと言葉にしてくれるって、すごく大事だなと思います。あとは、全部を頼り切らない。お金うんぬんではなくて、きちんと心が自立している人がいいですね。

舞台で、三谷幸喜さんとご一緒できて。こんなにも自分を引き出していただいたのは初めてかもしれない、という感覚がありました。稽古はすごく大変でした。自分って何でできないんだろうと落ち込んだりもして。三谷さんに弱音も吐いてしまいましたし。そうしたら、「良いんですよ。セリフを噛んだって、とちったって、忘れたって。そんなことでダメになるような作品を僕は作っていないし、1ヵ月ちょっと稽古をやってきて、分からなかったら、分からないで構わないんです。お客さんは、元気に楽しそうに動き回る広瀬さんを観たいと思っているはずですから」とおっしゃってくださって。めちゃくちゃ嬉しいお言葉でした。同時にすごく根本的なことを自分は忘れていたなと感じて。そこから実際、自分というものを打ち破ったと感じられる瞬間があったというか、自分ってもうちょっとこうやって思い切りやれるのかもしれないと思えたんです。

プレッシャーに弱いので、なるべく“主演”ということを考えないようにしています(笑)。心掛けとしては、現場が楽しくなるように考えて動くことと、作品を観た方がおもしろいと思えるものを作れるように「やるべきことをやるという感じです。

ドラマ『釣りバカ日誌』で共演した西田敏行さんと濱田岳さんです。私が台本を覚えて、ガチガチに役を作りこんでドラマの現場に行くと、2人が自由に演技している。またそれがすごく楽しそうで。そこで西田さんと濱田さんから言われたのは「その場の一瞬の空気を大切にすること。出てくる表情や言葉、リアクションを大切にして演技をすればいいんだから」って。こう言われたときに、すごく気持ちが軽くなったんです。セリフの覚え方や演技の取り組み方は人それぞれなので、何が正しいかは分からないですけど、私はこの考え方がすごく合っていました。このことがきっかけで、物事を大きい視野で考えられるようになったと思います。

自分の考え方に捉われすぎて、苦しくなってしまうことって多い。でも、人との出会いによって「こんな考え方もあるんだ!」と気付かされて変われますから。

私は、本当に人に影響されて人生を送ってきたと思います。良くも悪くも、全部(笑)。やっと今、自分を確立してきましたけど、そこに辿り着くまでには本当にいろんな考え方をしてきました。でも、その経験があったからこそ今があると思っているので、結果的には良かったんですけどね。

もう数えきれないぐらい失敗してきました。「なんで?」という怒りなのか、哀しみなのか、そんな感情に苛まれる時期が長く続いたこともありましたが、今やっと「あの頃があってよかった」と言えるようになりました。

失敗を恐れないことです。いっぱい失敗したほうが、後々強いと思うんですよ。泥くさく突き進んで、失敗したら失敗したでそこで学ぶ。また同じことをやってもいいと私は思っているので、それが大事なのかなって。

広瀬アリスとは?(人生・生き方・プロフィール・略歴など)

広瀬アリス。

1994年生まれ、静岡県出身。

フォスタープラス所属。

妹は広瀬すず。

小学6年生の時に、地元のお祭りで現在の事務所にスカウトされる。

その時はバスケットボールに熱中し、芸能界には興味がなかった。

日焼けして肌が黒く、髪の毛も短かったために男の子と間違えられてスカウトされた。

家族構成は父、母、1歳年上の兄、4歳年下の妹で女優の広瀬すず。

妹のすずは同じく「ミスセブンティーン」に選ばれ、姉妹揃ってセブンティーンモデルとなる。

また、姉妹で全国高等学校サッカー選手権大会応援マネージャー(姉のアリスは第89回大会、妹のすずは第93回大会)を務めた。

大塚食品「MATCH」のCMでも姉妹で共演している。

以降も、妹とはイベントやテレビで度々共演している。

2009年、女性ファッション雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」に応募。

工藤えみ、高田有紗、橋本愛らと共にグランプリに選ばれ、以降は専属モデルとして活動する。

3年後の2012年には妹の広瀬すずも『Seventeen』に加入し、史上初めて姉妹で専属モデルとなる。

2010年の『明日の光をつかめ』(フジテレビ)では、フジテレビの昼ドラ史上最年少ヒロイン(当時・15歳)に抜擢された。

2013年1月29日、トリンプの下着オンラインショップ「アモスタイル」のイメージキャラクターに選ばれた。

2014年3月7日公開の『銀の匙 Silver Spoon』でヒロインの御影アキを演じるに当たり、役作りの為に今まで長かった髪を切り落とし、併せて、前年7月からは乗馬や輓馬、乳搾りの練習[15]を行うなど、女優としての実績を重ねている。

2015年1月には、妹の広瀬すずと『Seventeen』3月号の表紙を飾った。

姉妹で表紙を飾ったのは、『Seventeen』史上初の快挙だった。

2017年の連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)で見せたコメディエンヌの才能と女優としての演技の幅の広さは高く評価された。

2018年4月26日発売の雑誌『with』6月号(講談社)から同誌のレギュラーモデルを務めるが、2015年12月号をもって『Seventeen』専属モデルを卒業、ファッションモデルを引退し女優業に専念することを発表してしてからは、女優業中心で活動している。

妹すずと対照的にコミカルな役を演じることが多く、バラエティ番組への出演も多い。

こうして女優としての演技の幅が広がるにつれ、現在では、過去のすずの姉という印象より「女優・広瀬アリス」として広く認識されるようになった。

2018年には、芸能生活10年目で初の賞「コットンUSAアワード」を受賞した。

2018年、第21回上海国際映画祭に参加(出演作『食べる女』が「GALA部門」に出品)。

出演

ドラえもん のび太の月面探査記(2019年3月1日、東宝) – ルナ 役

アナザースカイII(2019年4月5日 – 、日本テレビ) – MC(今田耕司と共演)

愛と哀しみのシャーロック・ホームズ(2019年9月1日 – 29日、世田谷パブリックシアター、作・演出:三谷幸喜) – ヴァイオレット 役

ちびまる子ちゃん(2019年12月1日、フジテレビ) – 恭子 役

AI崩壊(2020年1月31日、ワーナー・ブラザース映画) – 奥瀬久未 役

トップナイフ-天才脳外科医の条件-(2020年1月11日 – 3月14日、日本テレビ) – 小机幸子 役

まとわりつくオンナ〜五つの地獄編 第2話「本当の友だち」(2020年3月5日、TBS) – まりや 役

Living 第1話(2020年5月30日、NHK総合) – シイ 役

世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編 「しみ」(2020年7月11日、フジテレビ) – 主演・三浦あずさ 役

七人の秘書(2020年10月22日 – 12月10日、テレビ朝日) – 照井七菜 役

サイレント・トーキョー(2020年12月4日、東映) – 高梨真奈美 役

知ってるワイフ(2021年1月7日 – 、フジテレビ) – ヒロイン・剣崎澪 役

error: Content is protected !!